【104】 錦秋の白山スーパー林道                   2006.10.30
                                  

 天気予報は、全国的に太陽の輝く晴れマーク。紅葉の白山スーパー林道は、まだ走りぬけたことがない。せっかくの晴天…、明日は名古屋だから、今日から出かけて、今夜は名古屋で泊ればよい。
 ということで、東海北陸道を走り白川を目指した。自動車道は途中一部が未完成なので、荘川ICから国道156号線を御母衣ダム沿いに走り、11時前に白川に着いた。


             途中の山々は 紅葉たけなわ →

    








 ← スーパー林道の馬狩料金ゲート(白川側)
 

        








   
         三方岩駐車場(1450m) →
          標高の高いこのあたりの紅葉は
          終わっていた。


   

 


 岐阜県側の三方岩駐車場や、石川県へ入ってすぐの栂の木台駐車場(1400m)付近の木々はすでに落葉していて、葉をつけていないものが多かったけれど、下るに従って紅葉が現れてきた。
 白山展望台(1350m)や国見山駐車場(1100m)では130%、さらに下がってふくべの大滝(900m)あたりに来ると、100%見ごろの紅葉が視界いっぱいに広がった。

                 






       ふくべの大滝。  晴天続きで
        ちょっと推量が少なくて残念 →




 白山スーパー林道は、森林開発公団が昭和42年から昭和50年に特定森林地域開発林道(スーパー林道)として開発したもの。のちに、岐阜県森林公社と石川県林業公社が整備し、昭和52年より一般に供用を開始した。



 やがて、ここ白山スーパー林道のメインイベント「姥が滝」に差しかかる。標高770mの滝の一帯は、紅葉真っ盛りだ。


     スーパー林道から 滝が見える ↓











  蛇谷園駐車場へ車を置いて、
     急な階段を谷底へ ↓








  10分ほどかかって谷底へ…。途中に休憩場があるほどの下りで、帰りのことを考えるとちょっと恐ろしい。何も考えないことにして谷底へ降り、川べりの小道をしばらく行くと、滝音が聞こえてきた。程なく、見事な滝が現れた。 




 滝の足元には温泉が湧き出していて、滝を正面に見る絶景の無料露天風呂となっている。
 ただ、脱衣場も何もないから、入るつもりのものは大きなバスタオルなどの用具を持参しなければならない。
 風呂場のそばの休憩所に女性用トイレがあるので、女性はそこで着替えるしかないだろう。
 章くん、タオルもパンツの替えも持参せず、温泉好きの身には、至極残念なことであった。

 















 
 ← 石川県側の料金所「中宮ゲート」まで、
  さらに紅葉の絶景が続く ↓





 「中宮料金ゲート」の手前でUターン。これでもとの岐阜県川へ帰っていけば、片道料金3150円だけでよい。



  



 






        
        





 白川郷へ戻って、遅い昼食を食べた。「飛騨牛朴葉味噌定食」、朴葉の上に飛騨牛の肉と野菜を乗せてコンロの火で焼き、味噌をつけて食べる。パチパチと音を立てて、朴葉の上の肉や味噌が焼けていき、香ばしい匂いが立ち上る。
 






 白川郷を歩いてから、360号線を走って、今は市町村合併で飛騨市になっている古川町をのぞいてみた。
 途中の天生峠辺りも紅葉の名所だけれど、一帯の木々はもうすっかり葉を落としていた。古川から高山へ出て「高山西IC」で東海北陸道に乗り、夜7時過ぎに名古屋へ…。


 いつもの国際ホテルのシングルが空いていなくて、今夜のホテル「ナゴヤプラザイン」へは、初めて泊る。とにかく繁華街に近いところということを第1条件に探した宿だから、他のことには目をつぶらなくてはならない。地下鉄栄駅徒歩4分、名古屋一の繁華街、夜にさまようには申し分のない立地条件の上に、パンとコーヒーのモーニングが付いて5600円。これからは、ここに決めようか。



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