【117】 桜と
紫つつじコラボレーション 津偕楽公園         07.04.09
  

 今日も暖かくて良い天気だ。午前中に仕事を片付けて、お昼ご飯を食べようと、美術館内のボンビヴァンへ行ったら、今日は月曜日で休館…。
 どうしようかと思案しながら、陽光を浴びて咲き並ぶ桜の木々に誘われて、隣の津偕楽(かいらく)公園へと歩いてみた。


← 公園への道。桜のアーケードからは花吹雪が舞い散り、
路面にはうっすらと桜の絨毯が敷かれていました。【拡大】





 公園内の桜は満開を少し過ぎたところ…、風が吹き抜けるたびに花びらがはらはらと
舞い落ちる。ミツバツツジが花を開いてい
て、ピンクの桜の間に、赤紫の色彩が鮮や
かだ。


 う〜ん、お弁当を買って来ればよかった。


 ピンク色の桜の間に、
  つつじの赤紫色が鮮やかだ【拡大】


 


← 中央の池にかかる 緋色の橋【拡大】





















 『 春になると津偕楽公園にはちょうちんが下がり、津春まつりの期間中、花見の客で大いに賑わう。津偕楽公園の辺りは、江戸時代には津藩主の鷹狩り場で、休憩所の御殿があったことから、「御殿山」と呼ばれていたという。安政6(1859)年に第11代藩主藤堂高猷が別荘を構えてからは「御山荘」と呼ばれるようになった。


     
池面は桜の花びらが…【拡大】 →



   つつじは5〜6分咲き【拡大】 ↓



















 この山荘の造営には、江戸染井(現在の豊島区染井)の別邸から庭師や植木職人を呼び寄せ、樹木も染井別邸から江戸桜(ソメイヨシノ)、紅葉、五葉松などを取り寄せて移植したと伝えられている。

 明治4(1871)年の廃藩置県後は、御山荘は国有地となり一時荒廃していたというが、明治10(1877)年に「三重県公園」として整備され、さらに明治23(1890)年、市制施行されたばかりの津市に移管されて「津市公園」となった。

 

 現在の「津偕楽公園」の名称は、かつて園内の亭舎に「偕楽園」の扁額が掲げられていたことに由来する。四季それぞれの風趣に富んだ園庭は、昭和38(1963)年に市の史跡名勝に指定され、その名のとおり「人々が偕に楽しむ」場として今も親しまれている。
【津市文化課】 』 


← 公園内の一番高いところ【拡大】


 園内の桜は あと数日で散ってしまうのだろう。ほどなくサツキがいっせいに花を開き、木々に新しい葉がついて、偕楽公園はさわやかな新緑の季節を迎えることになる。


 
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