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2007 京都の秋  − 
二条城貴船 −   2007.11.25


 1週間前の17日の夜に行った 貴船のもみじ灯篭が、夜の散策で、たいした写真が撮れていなかった。それで今日は、三脚を持って出直しました。
 「貴船もみじ灯篭」は、今夜が最終日…。それに、叡山電鉄鞍馬線の「紅葉のトンネルくぐり」も見ておきたいと思い、昼前から出かけました。

 京都着2時、夕刻まで約2時間30分…。先日、逆説の日本史12「天下泰平と家康の謎」を読んだとき、天下を取った家康が、豊臣秀頼を呼んで対面したとあった「二条城」へ寄ってみました。


竜王ICから、名神に
乗りました。

  五条橋の西詰め、牛若丸と
  弁慶が迎えてくれます。

二条城


 二の丸御殿の舎内は写真撮影禁止でした。

 内部の様子は、http://www.city.kyoto.jp/
bunshi/nijojo/ninomaru.html
 でご覧になることができます。
二の丸御殿(国宝)玄関
【拡大】
二の丸庭園が
特別公開されていました。

池は石組みが凄い 本丸庭園 本丸を取り囲む内堀

 本丸の南西隅にある、天守閣
 跡に登ってみました
 天守閣跡から、
 北東方向を…。【拡大】
 本丸御殿と、その向こうには
 比叡山がそびえています。
東。内堀、桃山門の方向です。

北西方向の雑木林です。 北。内堀を西へ渡る橋が
見えています。
城内の北隅にある
「清流園」です。
【拡大】

 「清流園」は、もと、角倉了以の屋敷にあった、茶室など建物の一部と800個の庭石を譲り受け、移築したのだとか。



 
 北東隅にある「緑の園」と
   呼ばれる一角 【拡大】

「清流園」の茶室からの眺め 春には桜がきれいです

 叡山電鉄「出町柳」駅の近くに車を預けて、午後4時30分発の電車に乗りました。
 「貴船口」までは27分。…市原…二ノ瀬…貴船口と続く最終盤の駅、市原…二ノ瀬の間 250mに紅葉のトンネルがあり、ライトアップされているということです。

 発車してほどなく、日はとっぷりと暮れて、車窓に町の明かりがまたたき、通り過ぎていきます。
叡山電鉄「出町柳」駅

 出町柳を出てから20分。市原駅を過ぎて間もなく、ライトアップされた紅葉のトンネルにさしかかりました。
 電車の車内灯が消され、車窓に紅葉が浮かび上がります。


 徐行してくれるのですが、走る電車の中から撮る夜景の写真は、こんなものです(苦笑)。   →
車内は満員…。【拡大】

 貴船口駅から 料理旅館街までは、ひっきりなしにシャトルバスが運行していて、4分160円で運んでくれます。
 3連休最後の日曜日の今日は、混雑も少し引いたかという状況で、待つほどもなくバスに乗ることが出来ました。
 旅館街の少し手前にある 観光協会の臨時駐車場でバスを降り、貴船神社を目指して歩きました。

 行く道の足元を 露地灯篭がほのかな灯りで照らしています。
 

  寂とした闇の中に、貴船川に
 かかる紅葉がライトアップされ
 て、浮かんでいます。【拡大】
 貴船の旅館や飲食店も、精一杯の灯りをともして、もみじ灯篭最終の夜を飾っていました。

 ほどなく 貴船神社本殿の鳥居が見えてきました。【拡大】
  貴船神社へ登る階段の両脇を
 照らす行灯…。
貴船神社 本殿。

 貴船神社は、水を司る貴船の祭
神ですから、ここのおみくじは水
占いといって おみくじを水に浮
かべて現れた文字を読むのです。


本殿下の舞台では、尺八の演奏が披露されていました【拡大】
川の上に飾られている大生花 そろそろ山を下ります。

 お茶をいただいた「ひろ文」の仲居さんが、「貴船は冬場も営業しています。ボタン鍋などで おもてなししますえ」と案内してくれました。

 先ほどバスを降りた臨時停留所まで歩き、バスに乗りました。3連休の最終日だからそれほどの混雑もなかったのでしょうか、ほとんど待つこともなく、停まっているバスに乗り込んで、貴船駅へ…。

 京都の北山を迂回する 国道477号線をショートカットして、貴船口から芹生峠を越えて北へ抜ける道路が、貴船旅館街を通る道です。その道の上に 叡山電鉄「貴船口」駅があります。

 道の上の駅に、ちょうど電車が入ってきました。【拡大】 ホームを取り巻く 紅葉の林…。 帰りの電車の中からパチリ。
一番前の席に陣取ったのですが



ライトアップされた紅葉の上に、まん丸の月が出ていました。
 →
 今日の夜ごはんは、宮川町の「こま吉」へ。牡蠣鍋を作ってもらいました。



                                
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   139.湖東の名刹 モミジの永源寺  137.湖東三山 −西明寺・金剛臨時・百済寺