【144】 明治村(愛知県犬山市) −桜の中にたたずむ明治−     2008.04.03
 
 
 お昼になろうかというころ、五条川をあとにして、「明治村」へ向かいました。桜の中に鎮座する、「明治の風情」に浸りたいと思ったのです。


        右手に小牧山を望みながら、
         155→41号線と走りました 【拡大】



 かつては織田信長の居城であった小牧城(現在、山上にそびえる城は1967年に建てられたもの)がありました。1584(天正12)年の小牧・長久手の戦いでは、家康がこの山にいち早く布陣し、犬山城に着陣した秀吉軍と対峙しました。


午後2時、明治村へ到着。
 入園料は2200円(乗り物乗り放題券を含む)


← 正門(旧第八高等学校正門)前にて
  






     正門を入ったところの枝垂れ桜 →


 まずは、このボンネットバスに乗って、裏門(北門)まで行きました。
 そこから、園内を見物しながら、ぼつぼつと歩いて、正門まで戻ってくるという作戦です。




ボンネットバスの車窓からの風景 ↓↓↓


 桜に包まれた「六郷川鉄橋
【拡大】
金沢監獄正門のアーチから、村内の北奥をのぞく。  「旧帝国ホテル玄関
 ここでバスを降りました。
 
 
←村内最北端の「旧帝国ホテル玄関【拡大】

 関東大震災にもびくともしなかったという、日本建築技術の確かさを誇る、シンボル的な建物です。

 このホテルの2階でコーヒーを飲みました。明治の元勲や文豪たちも、この喫茶室でコーヒーの香りを楽しんだことかと思うと、明治が身近に感じられる空間で、僕の最もお気に入りのスペースです。

 
 


 コーヒーで一息入れてから、村内遊園に出発です。


     帝国ホテル左手の高台にそびえる「川崎銀行本店」 →
                 3階が展望台になっている。


         手前にあるのは、「皇居正門前石橋の電飾燈
             二重橋の写真に写っている電燈です。
 
 

← 川崎銀行本店3階からの展望 【拡大】


 明治村の東側に広がる入鹿池や、村内の様子が一望されます。




 
 
      春色に染まる明治村【拡大】 →


 右は、金沢監獄監房。あまり、のどかな風景でもないかな(笑)。






 
 
← 芝居小屋「呉服座


 僕はこれまで「ごふくざ」だと思っていましたが、今日、「くれはざ」と読むのだということを知りました。




 右隣に、明治期の銭湯跡、足浴「半田東湯」がありました。直径2mほどの湯桶を囲んで、8人ほどの席が設けてありました。ちょっと熱いめの湯が、歩き疲れた足に心地よかったです。100円!


  呉服座の中をのぞくと、おッ「歌舞伎十八番 勧進帳
  安宅関」が上演中…と思いきや、パネルでした。 →





 
 工部省品川硝子製作所跡のレンガ館が、カフェになっていました。


 僕は、前のテラス席でアイスティを飲み、アイスクリームを食べました。




      明治村簡易郵便局
      (旧宇治山田郵便局)
【拡大】



 ここから、10年後の自分に手紙を出すことが出来ます。今日投函すると、10年後に配達してくれるわけ…。
 生きてるかどうか分らないから、出さなかった。







← 尾西鉄道蒸気機関車1号




           ブラジル移民住宅 ↓









 











← 【拡大】桜の木に包まれてたたずむ
       「シアトル日系福音教会」 ↓




 
 









 








←「灯台駅」に停車中の「京都市電


 そのむこうに、入鹿池に突き出た「品川灯台【重文】」が見えます。






    満開の桜並木が連なる入鹿池湖畔 【拡大】

 
【拡大】


← 日本細菌学の父「北里柴三郎」の医
学館「北里研究所
  
 
明治村のメインストリート「レンガ通り
【拡大】

















 レンガ通りの両脇には、「ハイカラ写真館(旧安田銀行会津支店)」や「お休み処(京都中井酒造)」などが並んでいます。


 通りの途中に『明治の味 カレーパン』が売っていました。結構美味しかったのですが、1個260円は、明治の世も物価高だったンですね(笑)。
 
 レンガ通りの突き当りに、「明治村役場(旧東山梨郡役所【重文】)があります。【拡大】


 現在の村長は、ご存知『小沢昭一の小沢昭一的ココロ』。




 日も西に傾いてきて、閉園時間が迫ってきました。あとは、三重県庁舎、森鴎外・夏目漱石住宅、聖ヨハネ教会などがある明治村1丁目…。先を急ぐとしましょう。
 

 
           西郷従道邸のディナー    →
             いいもの食べてたんだ(笑)。


 
桜の上に浮かぶ、尖塔! 【拡大】





 
 
   




 
 
 満開の桜と色鮮やかな花をつけたムラサキツツジに守られるように、「聖ヨハネ教会」が優美な姿をあらわしました。



 【拡大】








     聖ヨハネ教会への上り坂から望む入鹿池 【拡大】 ↓



 
二重橋電飾燈


 









 





 「旧三重県庁舎」           
 10人ほどの職員が窓や床を磨いていました。


 「僕、三重県から来たンですよ。子どものころ、この県庁舎の廊下を走って叱られていました」と話したら、「きれいに磨き上げておきますので…」と爽やかな笑顔が返ってきました。
 
 

 と…いうことで、大急ぎでしたが、もとの正門前へ戻ってきました。【拡大】
 やはり明治村は、朝から来てモーニングコーヒー、お昼は大井牛肉店の牛鍋を、3時は京都七条お休み処で善哉などをいただきながら、一日かけてゆっくりと回らないといけませんね。


 西日に映える枝垂桜とボンネットバスに別れを告げて、明治村を後にしました。


 
 
 午後5時過ぎ、遅くなってしまいましたが、「国宝 犬山城」へと向かいました。


  犬山市内で…、
   道路両側の桜が見事でした。【拡大】 →

 
 







 午後6時近くになっていて、城内へは入れず、石垣によじ登ってパチリ(笑)。

 
 





  犬山城内「三光稲荷神社(多分?)」の桜 →
                    【拡大】


 名古屋城へ







 名古屋市内に引き返して食事を取る前に、名古屋城の夜桜を見てきました。
                      【拡大】
 

 










 西の丸広場の桜並木 【拡大】 ↓
 枝垂れが、見事に枝を広げていました。

 





 
 入城したのが午後8時を過ぎていたので、天守閣へは上らずに、西の丸・御染井丸の桜を見て歩きました。


 9時前、お城をあとにして栄へ向かい、少し遅くなりましたが食事にすることにしました。


 145.京都の桜 2008 −平安神宮・二条城 −  143.桜…五条川 −川面を覆いつくす桜−
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