【149】 奈良公園の鹿くんたち           2008.07.11


 名張で仕事を終えたのが午後2時過ぎ、お腹はペコペコ…。伊賀肉の「三太夫」に電話を入れると、「やっています、どうぞ」と言っても
らい、遅いお昼にありついた。
 

    肉汁たっぷりの伊賀肉で、
     夏を乗り切れそうだ →



               
かやぶきの中門の前は、夜は赤々とかがり火が炊かれる ↑
 

 名張から奈良へは、ほんの1時間ほど…。奈良の神社への月参りと、学生時代の友人と久しぶりの夕食を一緒にすることになっていたので、そのまま奈良へ向かい、市内へ入ったのは、午後5時を過ぎようとしている頃…。あわただしく、でも、心を込めて神様に参拝したあと、奈良公園へ向かった。鹿くんたち、どうしてるかなぁと気になったからだ。
 車が奈良公園の敷地内へ入って、奈良ホテルを過ぎても、道の左右には1頭の鹿くんもいない。もう6時過ぎだから、みんな寝に行ったのだろうか。県庁前を右折して、国立博物館の横を走ってみても見かけない。
 大仏殿前の交差点をそのまま直進して左手を見ると、新公会堂前の芝生の上に、いる…いる…。総勢100頭を越えようかという大集団だ。えさをついばみながら、芝生の上をなめるようにして進んでくる。


 鹿たちの集団の中に外人の女の子が2人いて、交互に写真を撮り合っている。「I would help you to take a picture?」と声をかけたら、「オネガイデキマスカ?」と流暢な日本語が返ってきた。5枚ほど、バシャバシャとシャッターを切っておいた。


     もうじきおネムの時間。その前にお食事だ →


 これはケイタイの写真。ちょっとピンボケ ↓ 


 
 




 
今年生まれたばかりのバンビもいます ↓
 






 
 
交差点を渡って、お寝み処へ向かう鹿くんたち ↓








      「万葉荘」にて夕食 ↓









  
  
 7時、NTT奈良にいる友人と落ち合って、高畑町の「万葉荘」にて夕食…。昼が遅かったので、あまりお腹も空いていなかったのだが、刺身はまず鯵と鰹のたたき、つづいての鱸の洗い盛りは細かい手が入っている。焼き物は薄塩の鮎、お汁はキヌガサ茸のスープなど、次々と旬の食材が運ばれてきて、思わず箸が動く。



← 積もる話と料理を堪能して表へ出たら、すでに外は夜の帳が立ち込め、店のすぐ横にある鏡池の浮き御堂には灯りが入っていた。
 

 
 池のほとりに車を停めて、湖面に映る御堂の幻想的な光景に見とれていたら、鹿くんが寄ってきた。
 
 

 




 
 
 小鹿たちは警戒しているのか、遠くから眺めている→
 
 
 車に積んでいたロールパンを取り出して与えていたら、暗闇から次々と姿を現し、アッと言う暇に20頭ほどの群れになった。そのうちの、立派な角の生えた大きなオスの鹿くんには、車の窓から顔を突っ込まれておねだりされ、瞬く間に6個入りの袋は空になってしまった。
  
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