【158】 春 見っけ、その2!  −多気郡多気町仁田−       2009.03.06


 国道42号線を松阪市内から南へ約15分、多気町仁田の交差点を過ぎたところの大きな右カーブを曲がりきったところ、道の右手に「佐奈神社」が鎮座する。


 その入り口の鳥居の横に、満開のピンクの花をつけた木を見つけた。桜かな…?












← 桜かな? 【拡大】
 





 


 
   
 幹には黄緑色の若い葉がついていて、その下に、小さなたくさんの花が垂れ下がるようして咲いている。 【拡大】


 


 葉と花が一緒に出ているところから、日本の各地に古くから咲いていた里桜かと思って調べてみたのだが、「普賢象(ふげんぞう)」「関山(かんざん)」などといった古くから知られた代表的な品種は、色は濃紅色であでやかな美しさがあるが、花は大形の八重咲き…。この花は一重だ。 
【拡大】



 
 そんな中で、「御車返し(みくるまがえし)」という、なんとも雅な名前の桜の写真を見つけた。      →


 一重と八重の花が混在するのが特徴だとある。
 車上でこの花を眺めた人が一重か八重かで言い争い、車を引き返した事が名前の由来とされている。車はおそらく大路をゆるゆると進む牛車だったのだろうと思う。


 多分この「御車返し」だろうと思うのだが、正確なところはわからないから、近日、多気町役場か佐奈神社の社務所へ問い合わせてみようと思っている。


3月9日(月)追記

 多気町役場に問い合わせてみた。「調べてご連絡します」と丁寧な対応ののち、しばらくしてから農政商工課のKさんから電話をいただき、「『ソメイヨシノ』です。農政課にも確認しました」とのご返事を頂戴した。
 「ありがとうございました」と電話を切ったが、… 僕は今のこの時期に溢れるばかりに咲いていることと花の形から、早咲きの何かの品種だと、まだ思っている(失礼、苦笑)。
 もう少ししつこく関係各方面へ問い合わせてみるつもり…(嫌がられそう。多気町役場の皆さん ゴメンナサイ!)。

                                 物見遊山トッブへ