【205】食べ歩き2題 
                        
 2010.09.23
  
鶏鳴厨房「てんか鶏」(松阪市)、 サンマルク(鈴鹿市白子)のランチ


9月23日(木)  鶏鳴厨房「てんか鶏」(松阪市)


 今日も午後4時過ぎ、「何か食べなきゃ」と車を走らせていて、松阪の下村町で「てんか鶏」と書いた大きな看板を見つけました。矢印の角を曲がって、細い道をクネクネと行くと、それらしい建物が見えました。
 これかな…とクリーム色の洋館建ての家の扉を押すと、中はとてもお洒落な空間でした。章くんたちは、入って右手の掘りごたつ席に上がったのですが、左手には網焼きのガステーブルが置かれた大部屋があって、のちほどのぞいてみると、もうもうたる煙が立ち込めていました。





  まず頼んだのは、鳥肝の刺身と鶏ユッケ →


 刺身は新鮮そのもの。油のタレよりも、あとで頼んだわさび醤油のほうが食べやすかったのは、章くんが日本食党だからでしょうか。
 鶏ユッケは、味がよく滲みていたし、申し分のないまろやかさでした。


てんか鶏・フォアグラソテー サムゲタン お寿司ロール


 てんか鶏フォアグラソテーは、イタリアンのような味わい。香り高くコクのあるフォアグラソースと鶏の旨みがあいまって、良い味をかもし出していました。
 ご存知サムゲタンは、一羽丸ごとの内臓を取り出した鳥の体内に、さまざまな食材を詰めて煮込んだもの…。グラグラと煮立っている石鍋に入れて運んでくれ、目の前で煮込んだ鶏をおしゃもで潰してくれます。栄養豊富、グリコーゲンたっぷり、暖かくて体はホカホカと、申し分のない逸品です。
 そして最後に、お寿司ロール。手軽かなと思って頼んだのですが、さすがに食べきれず、パックを貰って詰めてきました。
 店の雰囲気も、お店の人の対応も上品で、帰りがけには、「お味はいかがでしたか」と尋ねられました。「一品ずつよく吟味され、それぞれに工夫された手が加えられていて、とても堪能しましたよ。また、お邪魔します」と言って帰りました。

  
9月21日(火) サンマルク(鈴鹿市白子)のランチ


 お昼に何を食べようかと迷いながら車を走らせていて、鈴鹿に来てしまいました。優待券を貰っていたのを思い出して、午後2時過ぎに、サンマルクのランチに行くことにしました。7月末に夕食に出かけたときに、以前よりもとても味が良くなっていて、良い印象が残っていたからです【参照】
コーンスープ

オードブル3種

ビーフストロガノフ

 ランチコースのメインは鶏肉だったのを、ビーフに替えてもらって平らげてきました。ランチだったからか、前回のような濃密な味には出会えなかったのは残念…。
 3時が過ぎて、他のお客さんの姿も見えなくなりました。パンフレットには、ランチ4時までと書いてありましたから、まだ休憩時間にはなっていなかったと思うのですが、夕食の設営準備でしょうか、ギャルソンはテーブルのクロスを替えたり、食器類を並べ替えたりし始めました。
 そんな中でも、きめ細かな気遣いを心がけてくれていたのでしょうが、最後に味の良かった紅茶パンをお願いし、焼きあがってくるまでビーフストロガノフをひと口残して待っていたところ、「お済ですか?」と聞いてくれます。「まだ、パンが届くまで…」と言ったのですが、更に5分ほどして、一向に口にしようとしない皿を見たからか、また「お済ですか?」と訪ねてくれます。『パンを待っていると言ったのに』と思いつつも、2度目は「ちょっと待って」と言いにくく、皿を引いてもらいました。
 忙しそうな様子、食器や皿を並べる音など、ちょっとざわざわしていて、残念な雰囲気でしたね。


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