【217】 春爛漫!「田丸城」      2011.04.08
 
 
 午後から、度会郡玉城町の「田丸城」へ出かけました。


   入り口。石垣の上に見事な桜が出迎えてくれます。→
  

 「田丸城」は、ちょうどNHK大河ドラマに登場する織田信長の三男信雄の居城でした。


← 城内にも、たくさんの古木があります。

 
  石垣沿いにも
  桜並木が…。→




 場内に、玉城中学があります。
 運動場を囲む桜も満開でした。 ↓
  










 
玉城中の生徒たちはとても礼儀正しく、すれ違った章くんに、誰もが「こんにちわ」と挨拶してくれます。
 


 
 田丸城は古来から近隣に伊勢神宮を控える戦略的要衝として争奪戦が繰り広げられました。室町時代には伊勢国司となった北畠氏の手によって再建されました。
 戦国時代には、織田信長の伊勢侵攻に伴い北畠具教の養嗣子となった織田信雄の居城として改築され、三層の天守を備えた近世城郭へと生まれ変わりますが、5年後に火災で天守を焼失。織田信雄は松ヶ島城へと移ってしまいました。


 その後、蒲生氏、稲葉氏、藤堂氏と主が替わりますが、最終的に1619年(元和5年)、徳川御三家の一つ紀州徳川家の治める紀州藩の所領となりまか。
 紀州徳川頼宣は、遠江久野城城主であった付家老久野丹波守宗成に1万石を与え、田丸城城主として田丸領6万石を領させました。久野氏は、家老として和歌山城城下に居を構えていて、田丸城には一族を城代として置き、政務を執らせました。久野氏はその後八代続き、明治維新に至ります。


 
この旅行記を、旅のブログに示しています。よろしければご覧ください。


                                
  物見遊山トッブへ