【219】 
美ヶ原 「王ヶ頭ホテル」   4月30日(土)〜5月1日(日)


 大型連休もほど近いある日、インターネットを見ていたら、連休の真ん中に、美ヶ原「王ヶ頭ホテル」の空室がありました。雲上の休日もいいかな…と思って、早速、予約を入れました。


 午前1時30分 出発。駒ケ根SAを過ぎて間もなくの5時26分、南アルプスの山々の上に朝日が昇りました。
 どんよりしてあまりまぶしくないのは、この日、中国大陸から飛来した黄砂の影響です。        →


 午前6時、諏訪ICで降りて、国道152号(メルヘン街道)からビーナスラインと走って、白樺湖を目指します。


← 諏訪の里は春真っ盛り…。桜の木々が、いっぱいの花を咲かせていました。


 ビーナスラインは数年前から通行料が無料になりました。冬場は雪に閉ざされて通行止めになりますが、今年は4月23日(土)から一般車の通行が出来るようになっています。


 6時40分、白樺湖畔を通過、ここからビーナスラインは一気に高度を上げて、山岳ドライブモードに入ります。


 午前7時、富士見展望台から南アルプスの眺望です。この展望台からは、南・中央・北アルプスの峰々を一望することが出来ます。

    この写真、富士山が映っているのが分りますか? →


 肉眼では確認できたのですが、写真に撮るとほとんど出なくて、暗くしていくとやっと見えました。


 「美ヶ原美術館」に寄ったりしながら、午後3時、山本小屋へ着きました。ここから上は、一般車両は通行禁止です。
 小屋の裏手の丘に登ってみると、王ヶ頭ホテルが見えました。ホテルまでは、歩いていくか(徒歩1時間)、ホテルの送迎バスに乗るか(10分)…。
 章くん、春の草原を散策しながらホテルに向かう予定でしたが、この日の美ヶ原は気温4度で、半端じゃない強風が吹いています。




← バス道の途中にある美ヶ原のシンボル「美しの塔」


 よく霧が出る高原なので、鐘を打ち鳴らして位置を知らせたといいます。






 ホテルに着いたあと、寒かったのですが、周辺を歩いてみました。


     「王ヶ頭 2034m」の石碑です。 →




← このホテル、特筆すべきはこの貸切露天風呂


 湯船は「木曽ヒノキ」を使用した、1〜2人用の浴槽で、南に向かって窓はない。シャワーブースはガラス戸で仕切られていますから、寒くはありません。空いていればいつでも自由に利用できます。




         部屋の窓からの眺望 →


 食事のあと、「美ヶ原のスライド上映会」や「星空ツアー」が催されました。曇り空だったのですが、このときだけ中天に晴れ間が現れ、北斗七星などを確認することが出来ました。
 標高2000mで見ると、星たちはもっと近くに大きく見えるのかと思っていましたが、ふもとで盛るよりも小さいカンジでした。
 屈性率の関係でしょうか、高いところほど天空は小さく見えることを知りました。


 アルプスの峰々を焦がす夕焼け…、雲海のかなたから昇る朝日…を期待していたのですが、日ごろの行いから考えると、極寒・強風・濃霧というのは当然かも…(苦笑)!
 また、出かけることにしましょう。


 【この旅の詳細は 旅のブログ に載せています。よろしければご覧ください。】




                                
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