【22】新装成った「丸ビル」と、雲の中の東京都庁展望室
    (2002.09.16)



 昨夜は野球を見ながら寝てしまって、午前3時ごろに目が覚めた。連休で手持ち無沙汰だったので、新装成った「丸ビル」を見に行こうと思い、朝一番の近鉄特急に乗った。名古屋発7時26分の『のぞみ』もガラガラで、9時過ぎには東京に着いた。丸ビル
 昭和4年の大ヒット「東京行進曲」の2番で『恋の丸ビル あの窓あたり 泣いて文(ふみ)書く 人もある ラッシュアワーに 拾った薔薇を せめてあの娘の 思い出に』と歌われた丸ビルは、新装成った今、観光スポットとして大人気らしい。今日も休日ということもあって、はとバスからたくさんの人が降りてきたりして、ひどい混雑であった。


            新装なった丸ビルの1階 →


 「東京行進曲」の4番で『シネマ見ましょうか お茶飲みましょか』とあるので、コーヒーでも飲もうと思ったのだが、喫茶店はどこも混雑している。流行のスターバックスで空いている席を見つけ、「ラテ」を飲んだ。
 表に出ると、人出が多いからか前の交差点で交通整理をしている。東京駅の前に「井上 勝」という人の銅像が見えたので、交通整理官に「井上 勝って、誰?」と聞くと「知らない」と言う。「警視庁の採用試験に出なかったの?」と言うと、「僕、ナントカ警備会社です」と言ってい東京駅での結婚式た。
 井上 勝は長州藩士で、伊藤博文らとともに欧州に留学し、鉄道の建設技術を学んだ。帰国後、日本の鉄道敷設に一生を捧げ、「日本鉄道の父」と呼ばれた。(帰ってから調べた。)


← 東京駅の碑石の前で結婚式の記念撮影。道行く人はみんな拍手!




 八重洲通り地下の銀座アスター(中華料理店。名古屋の東急ハンズに店を出していて、美味しいメニューが揃っている。ここ八重洲店はオープンキッチンで目の前で作ってくれる。)で昼食をとったのが1時。このまま下りの新幹線に乗るのも早いので、新宿へ出て東京都庁に寄ることにした。都庁ビル
 雨模様の空に屹立する都庁ツインビルの先端は雲の中に消えている。54階の展望室は雲の中。見渡す東京の町並みも霞んでいた。
都庁展望室よりの遠景 京王プラザでコーヒーを飲んだあと、新宿を歩いてみた。たまにはこの雑踏の喧騒の中に身を委ねに来ないと、人間がボケるなと思いながら歩いていた。


     都庁ツインビルの
        先端は雲の中→



← 54階 南展望室殻の眺望。どこまでも広がる町並みは霞んでいた。


 東京の友人知人の皆さん、連絡も入れずにゴメンナサイ。久しぶりの東京だったのですが、急に思い立って行ったので、誰にも連絡できず、顔を見られないままに帰ってきました。胸を撫で下ろしている君、近日中に行くからなッ!


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