【87】 紅葉2005 鈴鹿スカイライン 2005.11.22
昨夜は久し振りに出かけて、帰宅したのが午前3時…、寝たのが4時過ぎ。それで、今日は10時ごろに起きてきたのだが、朝昼兼用食を食べながら外を見ると、今日も良い天気だ。
えいっと、昼過ぎに飛び出して、滋賀県側から鈴鹿スカイラインを登り、四日市へ抜けてみた。この道は、20年ほど前に初めて走ったのだが、両側の雑木林が赤や黄色に色づき、植林された杉の深緑との対比が、パ

ッチワークのような美しさを見せる。
鈴鹿峠を越え、滋賀県に入って間もなく、猪鼻の交差点を右折したところに「火頭古神社」がある。鳥居の前に大きなカエデの木があり、燃えるような紅い葉を木いっぱいにつけている。
「火頭古神社」前のカエデ→
何と読むのか解らない
この道は、四日市から登る三重県側のほうが道路が整備されていて、圧倒的に登りやすい。なぜ、今日は滋賀県側から登るのかというと、午後からの入山なので、四日市のほうから登ると西へ向いて走ることになり、逆光でせっかくの紅葉を愛でることができないからである。
← 「火頭古神社」正面
この辺り一帯は、滋賀県土山町…「坂は照る照る、鈴鹿は曇る、あいの土山 雨が降る」と鈴鹿馬子唄に唄われた、あの土山である。
5分ほどで土山町黒川の部落を抜け、道は野洲川の最上流部に沿って、鈴鹿山系を登る。程なく、野洲川ダム。改修工事が行われているらしくて、

たくさんの工事用車両が停まり、作業の人影が見えていた。
行く手の山肌は、赤・黄・深緑のパッチワーク →
←野洲川最上流部
川べりの紅葉は、水蒸気が色づきを促すのか、一段と鮮やかだ。
道は、曲がりくねって高度を上げていく。山が高くなってくると、木々は枯れて土色のものが増えてくる。
下のほうの葉は枯れ落ちているが、
日が当たるからか、上のほうの葉は
残って、なお色鮮やかに紅葉している →
山道を、カメラを構えながらの運転で、ちょっと危ない。絶景ポイント(?)へ来ると、急に停まったりするものだから、うしろの車は迷惑なことだ。交通量が少ないから、許されだろう…と、勝手な解釈。
← 見上げると、日の当たる上の部分の紅葉が鮮やか
車の中からシャッターを押したものは、ガラスが吸

収した光を介在させるのだろうか、白っぽい画面になってしまった。単に、車を洗ったことがないのがバレただけ…という説もある。
白いススキの穂が、風に揺れていた。振り返ると、折からの西日に、逆光のなか、ススキたちが銀色に輝いて、紅葉の中に踊っていた。やっぱりススキは、逆光がいい。
程なく峠のトンネルを抜けて、三重県側に出た。急に視界が開けて、晩秋の伊勢平野が眼下に広がる。

標高813m、武平峠展望台に車を止めて、辺りを歩いてみた。峠の風が、頬をかすめて吹き抜けていく。
← 武平峠から 伊勢平野を望む。
中央に見えるのは、湯ノ山温泉の
ホテルの尖塔
四日市へ降りて「わさび屋」へ寄り、マグロの刺身、海老の塩焼き、サトイモの煮付け、どて煮、赤だしを
かっ喰らって帰ってきた。
第2名神 架橋
【付録】 →
土山町で、国道1号線をまたぐ、
第2名神の架橋。
工事は 着々と進んでいる。
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