【153】 山口2区衆院補選 民主の平岡秀夫氏が圧勝        2008.04.27
   

 午後8時1分、NHKが『平岡氏、当選確実』とテロップを流した。大河ドラマ「篤姫」のプロローグが始まったばかりで、まだ配役紹介の画面にも移らない段階での『当選確実』であった。
 開票1分での民主党候補の当選確実は、思い上がった自民党長期政権への鉄槌であり、反省の素振りもない道路族・厚生族など利権政治への決別であった。
 民意がどうであれ、自民党が崩壊しようとも、手にしている利権は手放さない…。死に物狂いの利権政治家に引きずられて、30日には「暫定税率法案」が衆議院で再可決される。法案の採決に造反する議員は出ないのか? 火種のくすぶる民主党の議員の動向と相まって政界再編の可能性を内包しながら、自民党政権の終焉が近づいている。
 

 結果を受けて、伊吹自民党幹事長は、完敗に対する反省の弁を述べるかと思いきや、「時間がなくて、国民が納得するまで十分に説明することが出来なかった」とコメントしている。何という政治オンチか。まだ、愚昧な政治に対する国民の心底からの怒りが理解できないとは…。


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