【81】警察よ。裁かれるべきは、君たち自身ではないのか!  3.31  【政治81】


 六本木ビルの回転ドア死亡事故で、森ビルへの立ち入り検査…。鳥インフルエンザ隠蔽で、浅田養鶏場の社長逮捕…。世間を騒がせている事件の事業所や当事者が、立ち入り検査を受けたり、拘束・逮捕されたりしている。そこに犯罪の容疑があるから、事件の解明のための検査・拘束であり、容疑が固まったための逮捕である。
 しかし、事件の経緯や容疑を説明する警察担当者の言葉は、どこかむなしい。裏金作りを告発され、本部長自らが犯罪容疑を認めているにもかかわらず、容疑者の身柄の拘束・逮捕はおろか、関係部署への立ち入り検査も行おうとはしない警察の在り方に、みんなが明らかな不信感を持っているからだ。
 裁かれるのは、君たち自身ではないのか…と、このままでは警察は…未来永劫…常に…言われ続けなければならない。他人の犯罪には、容疑が固まったからといった段階で拘束・逮捕して取り調べ、有罪が立証できない場合は不起訴・釈放で済ませて恥じない。冤罪で何日も拘留されて、職や社会的地位を失った人もいると聞く。
 無罪であったことは取り調べた結果判明したことで、拘留・逮捕は正当というのならば、十分に疑わしい裏金作りの当事者たちを、なぜ身柄を確保して取り調べないのか。素人が考えても証拠隠滅の恐れは十分すぎるほどあるのだから、逮捕は喫緊の要請であろう。
 警察よ、裁かれるのは、君たち自身であることを知れ! 自ら襟を正せなければ、警察が行う治安維持も、犯罪の防止取り締まりも、風俗環境の浄化も、警察活動の何もかもが犯罪者の行う活動になってしまう。



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