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  思いつき、メモ、ぼやき、他のジャンルに入らないことがら、誰かに
 送ったメールの抜粋 … などを記していきます。

  ほとんど根拠のない、気楽な話の羅列ですから、ご用とお急ぎの方は
 のぞかないでください(笑)。


                 「てんか鶏」 鶏のひつまぶし →


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【雑記帳】 「暑いニャー!」  10ヶ月ぶりの猫ネタです     2010.07.25
 

 世間は、連日35℃を越える真夏日が続いています。その暑気を引き裂いて、「また、あんたたち!」と母上の叱声が聞こえてきました。
 今度は何をやらかしたんだ…と見に行くと、台所の網戸を突き破って、ワトちゃんとその子分の子ネコが顔を出していました。
 「もう、網戸を破ってしまって…」という母上の怒りもっともですが、連日の35℃越えに猫たちも戸外の涼を求めて、網戸の隅を頭で押し破り、外に顔を出したという次第です。
 しかし、外はもっと暑い炎熱地獄が待っていたので、2人はここでじっと留まったままでした。


← 「外も暑いニャー!」と戸惑う2人




 母上の怒りは2人には届いていなかったみたいで、次の日にも仲良くここで顔を出していました。風が通りますから、涼んでいるつもりなのでしょう。




7月22日(木) アジアの民主化 3  −タイの暴動−


 タイの政局が混迷している。微笑みの国の混乱は、タイの人に言わせると、暴動ではなくデモだと言う。
 タクシンが帰国できないまま国外追放になった当時、章くんたちから見れば、「経済に明るいタクシンは、首相と言う立場を利用して私服を肥やし、彼の金権体質が清貧を旨とする現ラーマ9世(プーミポンアドゥンラヤデート王)に疎まれて追放された」という図式であった。
 先年、訪タイしたとき、現地に在住している吉川さんは、「タクシンは改革派です。タイの古いしきたりを、新しくしようとしました。その中のひとつが、国王を含めて王族が持つ土地に課税しようという措置です。このバンコク市内の目抜きの土地は、多くを王族が持っていて、そのほとんどは非課税なのです。今まで無税であった王室財産に、課税しようとしたために、タクシンは追放されたのです」と解説してくれた。
 「えっ、タクシンは汚職まみれで自分の懐を増やしてばかりいたので、王様が怒ったんじゃないのですか」と章くんがさらに言うと、吉川さん、「タクシンは王族を初めとする旧勢力に対して改革を迫っていますから、庶民に人気があるのです。タイの改革を妨げているのは、保有する財産や地位を守ろうとする、王様などの地主・資本家たちですよ。私も、こんな話をこんなところで、タイ語や英語で喋っていたら、逮捕・拘束されるかもしれないところです」と小声になった。
 2006年のクーデターでタクシン政権追放した軍部がクーデターの理由としたタクシン氏の不敬と汚職という指摘が正しいのか…、それとも、王室をはじめとする富裕層を弾劾し、市民改革を進めようとするタクシン氏に対して旧勢力が排除を画策したのか…。
 政治はわからない…、摩訶不思議なことの多い、魑魅魍魎の跋扈する世界である。ましてや「アユタヤの暑夜には魔物が棲む」と遠藤周作が書いたタイの政界…、権力争いの闇は深い。ただ、軍事政権に対して抗議のデモを繰り返す市民の姿に、タイの民主化の萌芽を見るような気がしているのだが…。


 余談ながら、アメリカの経済誌『フォーブス』によると、タイのプミポン国王の推定純資産は350億ドル(約3兆8000億円)で、王族の中では世界一のお金持ちなんだとか。 
 ちなみに日本の天皇陛下は上位15位以内にランクインしておらず、資産も順位もわかっていない。(日本国憲法では、憲法上の明文により、皇室財産は国に属するものとされ、皇室の費用は予算に計上して国会の議決を経ることとなった(88条)。)、ランクインしなかったのはかえって良かったのかもしれない。なぜなら日本の場合、天皇陛下が莫大な資産を持っているとなると、非難したり騒ぎ出したりする人がニョキニョキ出てきそうな気がするから。
 その点タイのプミポン国王はタイ国民に広く慕われ、非常に尊敬されてもいるので、莫大な富を持っていることがわかっても誰も非難する人などいないはず(不敬罪があるから法的にもできないけれど)。むしろ世界一であることを、皆が誇りに思っているのではないだろうか。





7月21日(水) アジアの民主化 2 −ASEAN)外相会議 閉幕 −


 ハノイで行われていた「東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議」が閉幕した。発表された共同声明で注目したいのは、ミャンマー軍事政権が民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんを排除する形で選挙を実施することに一切触れていないことである。選挙の監視についても、軍事政権の同意を取り付けることができず、手付かずのままである。
 国際政治は、現状を認めることを前提として進んでいくのが現実なのだろうが、ASEAN外相会議がこの問題を議題として取り上げないことに、アジアの民主化の遅れを痛感させられる。外相会議の議題にされないということは、各国の国民がそれを問題視していないということだからである。


 議長国ベトナムのグエン・タン・ズン首相は会議冒頭の演説で、「ASEAN憲章に基づき、2015年までにASEAN共同体を実現するため、あらゆる努力をする」と述べている。アジアに共同体を形成する動きが具体化していることに対して、日本は具体的に対応しているのだろうか。
 ASEANは、米露の両国を東アジア首脳会議(EAS)のメンバーに加える方向で調整を続けている。日本はどうするのか、それを聞いてみたい。




7月18日(日) 【ご紹介】 韓国会館「家族亭」


 世の中は3連休である。どこへも出かける予定のない章くんは、ゴルフの練習場で会った芙美ちゃんと、「6番アイアンで100ヤードを越えたら、食事をおごる」という賭けをしたところ、見事に100ヤードをかっ飛ばされて、夕食をご馳走する羽目になった。


     松阪市垣鼻 韓国料理「家族亭」→
 













← 特上ねぎ塩タン






            特上松阪牛カルビ(裏メニュー) →


 この店、テーブルに置いてあるメニューに載せてない、「裏メニュー」がある。別に秘密のものではなくて、黒板に書いてあって、ウエイトレスの子が、「本日の裏メニューです」と勧めてくれる。
 表の特上カルビよりは若干値段も高いけれど、少し炭火にあぶって口の中に放り込むと、とろけるような柔らかさで、肉汁がジュッと広がる。


 ● 詳しくは【物見遊山203】のページへ記しています。


7月15日(木) コミニュケーション能力


 夜中に思い立って飲み物などを買いに出ることが多いのだが、気持ちよく買い物のできるコンビニはないものかと捜している。店員の対応がしっかりしている店があれば、どうせ車で出かけるのだから、少々遠くても走っていくのだが…。
 「ありがとうございました。また、お越しくださいませ」…マニュアルどおりのこれだけのフレーズさえ、客の心を温かくさせる言葉にして言える店員は1割ぐらいだろうか。ほとんどが、何も伝わらない、空虚な機械的な言葉の繰り返しだ。いや、こちらを不快にさせてくれなければ、それも一向に構わないのだが、店員の不機嫌そうな内面がモロに出ている「ありがとうございました」を投げつけられると、こちらも「ありがとう」と返事がしにくくなってしまう。
 まぁ、昨今は客も悪いことは確かだ。店員の問いかけに対しても、返事もしないのもいる。一万円を出したとき、店員が「一万円からでよろしいですか」(この言い方も疑問だが…)と言っても、何も言わないのがいる。無言は承諾だ…と、勝手に解釈しているのか。店員が不機嫌になるのも、判らないではないけれど…。
 そんな客は、店員の空虚な対応にも無頓着なのかもしれない。そう考えてくると、店員の対応にいちいち反応しているのは、神経質すぎるということになるのだろうか(苦笑)。


 核家族化…、ゲーム三昧…、友達同士で遊ばない…、学校でも人との付き合い方や話し合う技術を高める指導はしてくれない…、だから人付き合いが苦手…など、日本人が人と交わらなくなってきていて、コミニュケーション能力が低下していることの表れなのだろう。
 人間、生まれてきたときには、みんな愛らしい赤ん坊である。人との交わりを、できるだけ円滑に図ろうとするのは、人間の本能でもある。
 今、学校の教科書からも美しい日本語が消えていて、日本人の言葉も衰える一方だ。言葉は生きる力でもある。住みやすい社会を構成していくためにも、言葉によるコミニュケーションの向上を図っていきたいものである。


 先日、トルコを旅してきて、かの地の人々の温かさに触れてきたので、余計に今の日本社会の粗雑な人間関係が気になったのかもしれない。トルコか、タイか、外国へ移住しようか(笑)。



7月13日(火) 公職選挙法違反(投票干渉)


 11日の参院選投票日に、自分が経営する会社の従業員計23人に対し、特定の候補者や政党へ投票するよう促したとして、食用油精製会社社長が栃木県警に公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで逮捕された。


 連合三重や労組の選対は組合員に投票先を指示しているし、投票所の地区ごとに指定候補にどれだけの票が入っていたかを調べ上げ、得票が少ない地区の担当者にはその責任を追求するというやり方を繰り返している。これって、上の会社社長と同罪じゃないのか?
 三教組の組合員(当然、教員である)が、ビラ配りをしていた。これって、公務員服務基準に違反しているんじゃないのか?


 警察・検察の捜査・逮捕は恣意的なものだということか。組織的な犯罪や巨悪は触らない!


 
7月12日(月) 民主党大敗、責任を取るのは誰だ? 鳩山・小沢だろう!


 第22回参院選は12日朝、改選121議席(選挙区73、比例代表48)の当選者がすべて確定した。民主党は選挙区28、比例16の44議席で、改選54から大きく後退した。非改選を含めた与党系議席は参院過半数122を12議席も割り込んだ。
 早速、(小沢前幹事長に近い議員から)敗戦の責任を追及する声が出ている。しかし、今回の民主党に対する厳しい評価は、政権交代から9ヶ月間政権を担当し、散々な迷走振りと政治とカネの問題で国民の信頼を裏切り続けた、鳩山前内閣と小沢前執行部に対して下されたものである。
 菅新政権の誕生で内閣支持率はV字回復し、消費税発言で下降したとしても、参院選告示の時点では鳩山・小沢体制当時の支持率20%の2倍以上の数字を持っていたのである。
 鳩山・小沢サイドが、菅・枝野体制を批判するのは、天に唾することである。更にいえば、鳩山・小沢体制のままで参院選に突入していたら、傷口はもっと大きく広がっていたことだろう。この大敗は、3ヶ月も前に予想されたことである。


 菅内閣は、ねじれ国会だから手も足も出ないなどと、福田や麻生のような体たらくを繰り返さずに、自民党の懐にも手を突っ込むぐらいの荒業や、新しい政治の実現のもとに大同団結を諮るなど、党利党略でなく、日本の将来を開く政治体制を築いていってほしいと思う。
 みんなの党との連立を強力に推進することも、章くんはどこまでも創価学会の影がちらつくのでお勧めはしないけれど、非改選との合計19議席を持つ公明党との協力体制を模索することも、そして自民党との大連立をも視野に入れて、ここ一番…『草の根 菅』の真価を発揮することだ!


 
7月10日(土) アジアの民主化


 2010年6月30日、フィリピンの首都マニラのリサール公園内で行われた、ベニグノ・アキノ3世の第15代フィリピン共和国大統領就任式の模様をテレビが映し出している。
 新大統領は1983年に暗殺された民主化運動指導者であった父親のベニグノ・アキノ氏と、暗殺後同氏の意志を引き継いでピープル・パワー旋風を引き起こし、フィリピンに民主化を定着させたといわれる母親の故コラソン・アキノ大統領の長男である。
 ベニグノ・アキノ3世は就任演説で、国民を貧困から脱却させること、教育施設やインフラの整備、医療サービスの向上などを最優先に取り組むと述べるとともに、民主主義のために命を捧げた両親の遺産を引き継ぐことを強調した。
 フィリピンの民主化は、今度こそ本物になるのだろうか。


 1986年のピープル・パワーで民主化をいち早く成し遂げたはずのフィリピンは、いまだ一人当たりのGNI(国民総所得)が1,620ドルである。ASEAN(東南アジア諸国連合)原加盟国との比較では、シンガポールの32,470ドルは別にしても、タイの3,400ドルやマレーシアの6,540ドルに比べかなり低く、インドネシアの1,650ドルと同程度である。フィリピンの貧困解決が遅々として進んでいない状況が理解できよう。(数字はいずれも2007年度、『世界開発報告』2009年版)
 今回の大統領選挙とともに実施された下院議員選挙で、二人の前元大統領(夫人)が当選している。一人は、アロヨ前大統領で、息子から選挙区を譲り受け、新大統領からの不正疑惑追及を回避するために立候補したと言われている。もう一人が、コラソン・アキノ大統領誕生で一族の不正蓄財を追及された、現在80歳のイメルダ・マルコス夫人である。
 フィリピン政界は、大統領に当選したアキノ一族をはじめ、エストラーダやビリヤール候補の一族、さらにはマルコス一族などの有力な一族が知事、上院議員、下院議員を独占している。この国の汚職や不正の根源ともいえる権力と一族との癒着が依然として続いているのだ。後進国においては権力の腐敗は繰り返されるのが宿命なのか、グロリア・アロヨ前大統領も政権後期には一族の不正蓄財などに便宜を図ったという噂が取りざたされていた。今回、当選したアキノ新大統領は清新なイメージで、汚職撲滅を最大の公約に据えて勝利したが、今の段階ではフィリピン政治の汚職と腐敗にかかわる根本原因は何も変わってはいない。


 アジアには、まだまだパブリックという概念が欠如している。公(おおやけ)に対する意識よりも、私的な都合が優先する社会である。人々は日々の暮らしが第一であって、公的な不備を正していこうといった意識は低い。検察・警察も一緒になった汚職や利権が蔓延し、マスコミも社会的に大きな存在に対しては沈黙追従する。
 中国は、依然として一党独裁政治が続いていて、人々の基本的人権すら守られない。韓国の歴代大統領の汚職暦は目を覆うばかりで、公益よりも私益を優先する体質が表れている。
 選挙は実施されるものの、依然として表現の自由が制約され政治的自由度が低いシンガポール、マレーシア、カンボジア、社会主義一党独裁のベトナム、ラオス、中国、軍事政権のミャンマー、国王専制のブルネイと、東南アジアの民主化の進度は依然として遅い。
 日本も、長年の間、お上のやることに批判はご法度の体質が続いてきていて、今も政治や官庁のしたい放題に異議を表明する習慣はない。多すぎる議員数の削減や高すぎる報酬のカット…、地方議員でも月額50万円が支給されている政務調査費を廃止するなど、送球に手をつけなければならないことは山積しているはずなのに、国民は静まりかえったままだ。
 二大政党政治を標榜する政界も、やっと自民党の一党独裁を脱しただけれど、政権の受け皿としての民主党の迷走ぶりは国民の期待を大きく裏切るものであり、とても政治を任せる存在に育ってはいなかった。明日の参議院選挙では、大きく議席を減らして過半数割れすることは目に見えている。
 日本に民主主義が入ってきてから140年…。世界史の中で、多くの人の命を奪い、血を流して成し遂げられた民主化は、日本においても、ましてや東アジア、東南アジアの諸国においては、まだまだ時代を経ないと実現できない課題ということだろうか。

 
7月7日(水) 七 夕


 先ほど庭に出てみたら、夜空いっぱいに星がまたたいていた。このところ、梅雨の最中(さなか)で、雨の降らない日はないのだが、今夜ばかりは空の神々も配慮し給うたのだろうか。

 
 天候を司る神は誰なんだ…と調べてみたが、どうも天気全般を司る神は出てこなくて、風、太陽、雷など、単品(?)で担当者がいたようだ。
 ギリシャやローマの神話に出てくる天気の神々は、虹の女神イリス(英語ならアイリス)、暁の女神アウロラ(英語ならオーロラ)や、イリスの夫の西風ゼピュロス。ゼウスは雷(いかずち)を投げるとか。
 インド神話には、悪魔の都を破壊する暴風神ルドラ(シヴァの前身)エジプトでは暴風と雷鳴を象徴とするセトが登場する。北欧神話では暴風雨を司るのが主神のオーディン、雷を司るのがトールといった具合…。海に嵐を起こすという意味では、ギリシャ神話のポセイドン、ローマのネプチューンなどもそのひとりだろうか。
 日本では風神雷神…、海の神様には住吉三神の男神と、宗像三神の女神らが現れます。


 東京・杉並の氷川神社の境内には、日本唯一の天気の神様である「気象神社」があって、ここには「晴」「曇」「雨」などを祈願する知恵の神「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと、天照大神が天の岩屋戸に隠れられて、世の中が暗闇になったとき、岩戸を開ける方法を考えられたので、暗闇を明るくする力を持った神とされる)」が祀られているとか。
 

 年に一度の逢瀬とは、いかにもロマンチックである。彦星はわし座1等星のアルタイル、織姫はこと座1等星のべガ…。
 織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に1度、7月7日だけ天帝は会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれて会うことができた…というのが、七夕伝説である。
 しかし、7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。この日に降る雨は催涙雨(さいるいう)とも呼ばれ、織姫と夏彦が流す涙だといわれている。


 七夕は、元々「棚機(たなばた)」と書かれていたそう…。七夕伝説発祥の中国では、7月7日の牽牛星(彦星)と織女星(織姫)が会える夜に、女性たちが機織りの上達を祈った中国の行事「乞巧奠(きこうでん/きっこうでん)」がルーツ…。
 最近では「中国情人節(中国の恋人たちのお祭り)」とも呼ばれ、毎年、旧暦の7月7日に当たる日に恋人たちが食事をしたり、映画を観たり、プレゼントを贈り合ったりと、さまざまなスタイルで祝っているとのことである。




7月6日(月) 教育文化会館三重 「さくら情緒食堂」


 教育文化会館三重の1階にある、「さくら情緒食堂」なるレストランへ行ってみた。
 入り口で、「和食、スペイン料理のどちらに?」と聞くので、先日、志摩地中海村でスペイン料理の親戚者を食べてきたので、ここは「和食」にした。
 

        まずは、マグロのカルパッチョ →
 
 さらに頼んだのが、チャンジャ…。

← そして、豚肉のコラーゲン鍋


 これって、ホントに和食レストランのメニューなのかなぁ?




 このつけ麺は
 確かに和食っ
 ぽい   →

 
 
 結局のところ、無国籍なカンジがしたなぁ。外装のシックさからは、欧風料理の店といったところかと思って入ったのだが、メニューを見ると、スペイン料理がメインなのかもしれない。…と言うことは、もう一度それを食べに行かねばならないってか…?

 
7月6日(月)  7月11日は参議院選挙投票日           


 このまま、民主党政権が続いて良いわけがない。かといって、自民党政権に戻るなどという選択はない。
 章くんは、「みんなの党」に投票する。「増税(消費税10%)よりもやらなきゃならないこと(公務員改革をはじめとする国政改革)がある」という主張は、ホントにそうだと思う。
 自民党時代の行政改革担当大臣だった頃から、渡辺喜美代表の姿勢と主張は一貫している。…… 今の時点での最良の形は、「みんなの党」が参議院の議席を増やして、民主党と連立内閣を組むことだ。
 安倍内閣の行革担当大臣として、党内の旧勢力や官僚の抵抗を受けながら獅子奮迅の働きをし、公務員改革の道筋をつけながら、続く福田康夫内閣、麻生太郎内閣のときには、改革推進を求める国民の声の高まりに罷免はされずに済んだけれど、しかし両総理大臣からは何の支援も受けられないままに職務を遂行しなければならなかった。
 2008年、その国会での成立は無理とみられていた公務員制度改革が、土壇場で民主党が協力して成立した。記者会見で、渡辺行革担当大臣は涙して成立を報告した。年金や道路などに比べると地味だが、この改革のインパクトは大きい。渡辺が「山県有朋以来の改革だ」と語ったのも、必ずしも大げさではない。それは単なる改革ではなく、戦後はじめて公務員人事制度を新しく創ったのであった。しかし、その後の麻生内閣のていたらくは、その改革を一歩も前進させることはなかった。
 「麻生内閣では改革はできない」と述べて、自民党を離党した渡辺の行動を、
当時の自民党の面々は冷ややかに批判するだけであった。金子国交相(当時)は「自民党が選挙に負けると思って離党したんだろう。けしからんヤツだ。」と誠に次元の低いコメントをして自民党の凋落に拍車を駆け、鳩山邦夫は「わびしい思いがする」と後日の自分自身を評するようなコメントを残している。
 この選挙で「みんなの党」が躍進してキャスティングボードを握り、国政改革の主役として政治をリードすることになったら、彼らはどんな顔をして国会へ出てくるのだろう。「誠に先の見えない我が身を恥じるばかりで…」ぐらいのことは言うだろうか。いや、恥を知る身ならば、今日のドン底を招いてはいないか。
 日本の将来を開く改革を前進させるために、「みんなの党」の躍進に期待したい。地方分権を含む国のしくみを改革して機能的な活動を可能にし、郵便貯金をはじめとする国庫金を(政治家や官僚のためにでなく、民間のために)活用し、産業界にテコ入れして元気をとりもどし、日本の将来にわたる礎を確立しなければならない。残された時間は、すでに極めて少ない。


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