8月28日(土) どうしても説明のつかない小沢立候補
        − 2ヵ月半前の引責辞任は 何だったのか−

 民主党代表選に小沢前幹事長が立候補し、菅首相が東京都内の中小企業を視察して、円高対策に取り組む姿勢を強調したのに対して、党の最大の支援組織である連合や全国郵便局長会などの幹部と会い、党員・サポーター票などの支持固めを訴えた。
 鳩山前首相までが小沢支持を打ち出している。つい2ヵ月半ほど前、「政治とカネで政治不信を招いた責任を取って辞任する。ついては、同様の責任を小沢幹事長にもお取りいただきたい」と迫って、ダブル辞任をした鳩山・小沢のご両人である。この80日ほどで、辞任しなければならなかった責任はクリアされたと考えているのだろうか。
 もし、選挙は数…! 小鳩連合で菅には勝てるから、総理の座を手にすればあとはこちらのもの…と考えての立候補ならば、国民と日本という国に対する冒涜だといわねばならない。
 今回の代表選は、所属国会議員・所属地方議員・党員・サポーター投票によるポイント制で争われる。現時点の党員サポーターがどのようであるのか、僕にはわからないので、申し訳ないのだが当落の予想は立てられない。 …略… 
 小鳩グループで民主党の国会議員の4割ほどを占める。その他の議員の取り込みを行って、国会議員票では小沢有利となるのだろうが、無記名投票だから隠れ反小沢に期待したいし、先に書いたように、党員サポーターがどのようであるのか僕にはわからないので、当落の予想は立てられないけれど、何の根拠もない感触として、民主党の良識にも期待して、菅首相の再選となるような気がするのだが…。 【リンク】


8月27日(金) 野呂知事の息子 覚せい剤取締法違反で逮捕【リンク】 

 …略… 知事とは、県政のトップに位置するものである。その言動は常に県職員の規範とならねばならない。なかんずく出処進退は、常に公明正大を期すべきである。トップであるからこそ、厳しく問われねばならない倫理がある。
 …略… 野呂知事が、三重県知事公邸に同居する息子の、覚醒剤の売人という犯罪…、それも執行猶予中の再犯について、どのように自らの出処進退を判断していくのか。野呂昭彦という人間が問われている。


8月26日(木) 「ローマ人の物語」と「道元禅師」

 今、塩野七生著「ローマ人の物語」と、立松和平著「道元禅師」を平行して読んでいる。いずれも新潮文庫版で読んでいて、「ローマ人の物語」は13巻を読み終えたところ、「道元禅師」は上中下巻の中巻の途中だ。

 幾多の英雄・皇帝が登場する「ローマ人の物語」は、古代ローマ帝国の制圧によって、ヨーロッパに文明の光が当てられていく過程が描かれていて、多くの国々や民族が興亡を繰り返しながらヨーロッパ世界が形づくられていく様子がよくわかる。12巻でカエサルが刺殺され、13巻でカエサルの遺言書でその後継者に指名されていた、名も無き18歳の少年オクタビアヌスが、アントニウスとクレオパトラを倒し、帝政ローマを樹立したところだ。
 一方の「道元禅師」は鎌倉期の京都の松殿家に育ち、末は摂政関白を約束された身分でありながら、「この世は汚れて醜い。世の中の人を正しい教えに導く道を求めておくれ」と言い残した母の言葉の通り、13歳で家を抜け出て比叡山に入る。「唯識3年、倶舎8年」と言われた、世親菩薩の「倶舎論」をたった9歳のときに紐解いたという、大天才であった。
 世は承久の変で上皇や貴族が遠島に流されるという騒然とした中、22歳になった道元は、仏の教えの真髄を求めて、中国(宋)へと渡る。

 ローマが周辺の国々を征服して大帝国を造っていく様子は、建国の創造・繰り返される戦い・集合離散の人間模様が次々と展開されて、読み手を飽きさせない。ハンニバルが常勝ローマ軍に対して百戦百勝する様は痛快な戦国絵巻だし、8年に及ぶカエサルのガリア戦記は兵士と心を通わせる将軍の触れ合いが心温かい。
 でも、それよりも…、「本来本法性(ほんらいほんほっしょう)、すなわち一切衆生は皆な本より仏ならば、衆生は全て平常心でいるはずで、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に衆生ありとの教えは違うのではありませんか」と先達の僧に問う道元の学究論も、入宋する僧の親が病気で、その看病をせずに宋に渡る僧は正しいのかと問う下人(道元の世話をする右門)に答えて、「他人を救うためにする行も、自分のための修行も、劣ったほうを捨てて、すぐれたほうを取るのが菩薩の行です。老病を扶けたり、貧しい食事の世話をしたりするのは、生きている間のほんのしばらくのことで、妄愛迷情の悦びに過ぎないと思います。それにそむいてもさとりに至る仏の道を学ぶことは、その時に遺恨が残ったとしても迷いを離れる緑となるでしょう。」という人生論も、ローマ帝国の物語よりも入り込んで読めるのは、内面世界が好きな僕の性分というものだろうか。
 この物語に描かれる道元は、完全無欠、類稀な高潔さ、天才的頭脳、一言で言えば神格化、さらに言ってしまえば絵空事…という指摘さえもある道元像で、生身の人間としての苦悩も煩悩に悩むことも無縁である。人間道元はどうだったんだ…と言わねばならない部分も確かにあるが、それはまた他日のこととしよう。


8月24日(火) クレージーな民主党の党首選び → 政界再編へ

 民主党の党内から、小沢一郎前幹事長の党首選出馬要請が湧き上がっている。国民の80%以上が「不適任」としている小沢一郎の総理就任を、民主党の議員たちは熱望しているというわけだ。民意を省みない民主党政治と言うしかない状況である。
 山岡元国対委員長が「小沢さま…」と持ち上げるのは、小沢一郎あってこその彼のこれまでの足跡からして解らないこともない。ただ、小沢立候補は、民主党を滅亡に追い込む愚挙であることに気づいているのか。目の前の権力争いだけが見えているだけで、その結果が政権を失うことであるが見えていない。それを、「木を見て森を見ず」という。 
 
 政局は、政界再編へ大きく動くことになる。菅直人が勝っても、小沢一郎が代表になっても、党内はそのまま挙党体制というわけには行くまい。自民党の中にも、政権への連綿とした思いを持つ議員は多い。願わくば、利益でなく、理念を共にするものたちが、新しい勢力を結集して、日本のために力を尽くす議員たちが政治の舵をとる体制を作って欲しい。

 しかし、爛熟した民主主義は…ということを論じ出すと長くなるから、今日はここまで。

  
8月24日(火)財務省所管の「国家公務員共済組合連合会」が経営する宿泊施設の
            赤字補填のため、国費177億円を投入


 読売新聞は24日付け朝刊のトップで、、財務省の資料などによると、補填は同連合会が共済年金を主な原資にホテル(KKRホテル)を建て始めた1958年度から続き、総額で442億円に上る。2009年度は赤字の24施設に15億円を補填した。同省は具体的なホテル名を明らかにしていない。
 補填は、主に人間ドック受診費など、組合員の健康増進関連の経費からの繰り入れ名目で行われてきた。この経費は国の拠出金と組合員の積立金とで折半している。
と伝えている。
 
さらに、『補填について、財務省給与共済課は「赤字のホテルへの公費投入は当初から経営の前提条件。組合員はホテルに割引料金で宿泊できるので、公務員の福祉には必要。問題ない」と話す。』とも書いている。
 簡単に言えば、国家公務員のための宿泊施設の赤字補填に、国費を使っていた…というわけだ。国家公務員が宿泊するときは割引料金が適用されるから福祉施設であって、国(財務相)の予算から赤字を補填しても、福利厚生の支出として問題はない…というのである。
 

 子どもの頃、僕は、公務員は公明にして遺漏のない国の法律に則(のっと)って仕事をする、社会正義の具現者であると思っていた。警官と学校の先生と役所の人は、悪いことはしない、尊敬すべき人たちだと思っていた。
 中・高校生ぐらいでは、中には出来の悪いのもいて、時々問題を起こしているが、まだ、総じて正しい行動規範を律する生き方をしている人たちだと思っていた。
 大学時代は、警官は体制の番人であることがわかったし、学校の先生は悩み多き大人たちの一群だと思った。それでも、公務員とは、法律を遵守して仕事を進めるのだから、悪事を働く人種だとは思わなかった。

 今は、法律とはいかようにも運用解釈することができるものであり、公務員はその法律を私利私欲のために運用して、公共のものを掠め取ることを仕事にしている連中であることがわかった。


8月23日(月) 宮里 藍、完全優勝で米ツアー今期5勝目 【リンク】

 オレゴン州ノースプレーンズのパンプキンリッジGC(パー72)で行われていた、米女子ゴルフのセーフウェー・クラシックで、宮里 藍は初日からの完全優勝で、今季5勝目を挙げた。
 賞金ランキングでトップに再浮上、岡本綾子以来の賞金女王に前進し、世界ランキングでも1位に復帰する見通しとなった。


 155cm、52Kg。ガンバレ、小さな巨人!
 そして僕は、ゴルフはアプローチだということに、改めて気づかされた。


8月20日(金) 暑過ぎて、近頃は地球温暖化も言わないね。

 今年の夏の暑さは記録的で、日本全国で連日35℃を超える猛暑が続いている。偏西風の蛇行が原因とかで、高音水域の熱をそのまま運んでくる太平洋高気圧が、例年よりも北上していて、日本の上に張り出してきているらしい。
 異常気象の何もかもを地球温暖化の所為にしたい先生方や一部のマスコミも、この暑さについてはなりを潜めている。全国で300人を超す熱中症死亡者が出ているというのだから、地球が暑くなっている…と鳴り物入りで囃し立ててもいいはずなのだが、さすがに35℃…38℃…というと、地球温暖化の範囲を超えてしまっていると誰でも解るからだろうか。
 この暑さ…、まだしばらく続きそう。来年とか、再来年も、猛暑になるかもしれない。でも、やがて地球は寒冷期に向かうから、永遠に猛暑というわけではない(笑)。
 … そこまで僕たちは生きていないだろうと言いたいところだが、地球温暖化問題も同じようなサイクルで論じられる問題である。だから、「CO2を(1990年比で)25%削減します」なんて国際公約は、世界の失笑を買うだけだ。CO2削減なんて建前だけで、どこの国の誰も本気で達成しようなんて考えてはいない。そもそも、地球温暖化の原因はCO2だなんて、学界の定説にもなっていない【参照】
 僕は、その話…、だいたいが胡散臭いと思っている。利権の臭い、プンプンだ!


8月19日(木) 白山ビレッジ プール
 

 本日、三重県桑名市の最高気温は38.6℃…、全国第2位だそうです。
 わが津市も36℃…、白山ビレッジのホテル「アゼリア」にあるプールへ行ってきました。


   アゼリア・ホテルと
   屋外プール    →


 屋外にもジャグジーがあって、疲れた体を揉みほぐしながら
 その向こうに広がるゴルフコースやテニスコートを眺めること、
 ができます。


            屋内プール  →



← 2階から
 見下ろすと



 この日は、7〜8組の家族連れが来ていました。


 アルバイトの学生でしょうか、5名の若い男女が監視員としてプールサイドに常駐しています。
 
  室内プールの後ろは、テラス席になっていて、ゴルフ場
  に面しています。ガラス戸を開けて外へいくと、簡単な
  飲食ができるようになっています。         →



← 章くんの
 クロール


 どうしてパンパシフィックに出なかったのか…
ですって。 もう、50mも、息が続かないんで
すよ(苦笑)。


 プールサイドで本を読んだりしながら、午後2時ごろから3時間ほどいました。

 帰りはシャワーへ…。バスタオルのほかにシャワー用のタオルも貸してくれますから、頭も体も洗ってスッキリ…。
 アメニティグッズもゴルフ場と同じように揃っていますから、セットも完璧! 暑い日は、ゴルフもいいけど、プールもいいんじゃないでしょうか。

 
8月15日(日) 国家の歩むべき道 − 靖国参拝ができない内閣 − 
  
 菅内閣は、全閣僚が8月15日の靖国参拝を見送った。中韓に対して配慮を見せるためだとしている。
 菅首相は就任直後の6月、参院本会議で「首相や閣僚の公式参拝は問題がある」と述べるなど、首相在任中は参拝を見送る意向を繰り返し表明してきた。今月10日には日韓併合100年を機に「痛切な反省と心からのおわび」を表明する首相談話を閣議決定するなど、アジア重視の姿勢を前面に打ち出している。
 しかし、独立した国家の姿勢として、他国の思惑に配慮するために、自ら主張するべきことに言葉を濁し、やらねばならないこともしないでおくのが、最も正しいことだと本気で信じているのだろうか。
 長年の間中国の各王朝を宗主国と仰いできた韓国や、他国の支配を受け自主的な政治が制限されている国、無条件降伏によって占領軍の施政下に置かれていた被占領国家としての日本であれば、それも仕方のないことだったかもしれない。しかし、独立国として、他国の機嫌を伺うために、国や国民のために戦い散った英霊への参拝をやめることが、果たして世界の国々の尊敬と評価を得られる道だろうか。
 中韓に対して謹慎の姿勢を示し、中韓の国民の心に恭順の配慮を示す日本の政治指導者の言動は、それらの国の人々の目には『愛(う)いやつ』と映ることだろう。しかし、帝国主義の時代の、しかも戦時下の出来事を、65年経った今もひたすら「私たちが悪うございました」と謝り続ける日本という国を、その中韓でさえ、今後の世界を生き抜く頼りあるパートナーとして評価するだろうか。
 周囲の状況を見ずに、ただ謝ればことが済んでいくという態度を、『腑抜け』という。国に命を捧げた先人に畏敬の参拝することもしようしない腑抜けが、国際政治の場で、尊敬され、評価されることはないだろう。
 日本は、国際舞台で言うべきことは言い、果たすべき責任は果たしていく国にならなくてはいけない。それが、中韓の気に入らなければ、それはそれで仕方のないことで、協力できるところは協力していくという態度で臨むことだ。そうであってこそ、日本の言うことに世界が耳を貸し、日本の道を世界が評価するのである。

 
8月14日(土) 全米プロ選手権 日本勢は5人全員が予選落ち

 男子ゴルフの今季メジャー最終戦全米プロ選手権は14日、ミシガン湖畔のウィスリングストレーツ・コース(7507ヤード、パー72)で、第2ラウンドの残りが行われ、その結果、日本勢は5人全員が予選落ちが決まった。
 池田勇太は予選通過ラインに1打及ばない通算2オーバーの73位、藤田寛之は通算5オーバーの109位、石川遼は通算6オーバーの119位で、平塚哲二は通算7オーバーの126位、小田孔明は通算8オーバーの131位だった。
 僕はかねてより、日本の男子ゴルフツアーはコースセッティングなどを難しくして、技量の向上に努力するべきだと主張してきた【参照】。「今のレベルに甘んじて、安穏とコップの中の争いをしていては、日本のツアーは近い将来にファンからそっぽを向かれることだろう」とも書いた。
 今、現実に日本の男子ゴルフツアーはテレビの視聴率を減らし、試合数を減少させている。魅力あるツアーにするためには、選手の技量を上げて、エキサイティングな試合を見せるしかない。世界を舞台に活躍する選手を育て上げることも求められる。そのためには、青少年にゴルフの門戸を開放して底辺を広げること、アマの試合を増やすなどしてゴルフの啓蒙に務めること、そして、プロのトーナメントコースを国際規格の難しさにして、その技量を向上させることである。
 【詳細は、ゴルフのページ88を参照】

  
8月3日(火)  白山ビレッジGC 展望風呂

 白山ビレッジゴルフ倶楽部には、2階に『展望風呂』なる、視界の開けた風呂があります。
 浴槽は10坪ほどの広さで、程よく熱く(章くんは熱い風呂が好き)、湯量も豊富…。洗い場も広くて、20人分ほどのカランがあります。
 大きなガラス張りの窓からは、左手からクイーンコースの9番グリーン、そしてプリンスコースの1番ティグラウンド、さらに右手には練習場が見え、その向こうには布引山脈・青山高原が一望されます。

       展望風呂の湯船と窓からの眺望 →

 今日は、章くん、1番スタートで、1番風呂だったので、誰も居ない風呂からのケイタイ写真を1枚撮ってきました。いくら男湯でも、客の居るときにカメラはマズイでしょうから(笑)。
 「女湯には『展望風呂』はないのよね」と不満そうな口ぶりの方もいらっしゃいますが、展望できるということは、ある程度外からも見えるということですから、女湯はマズイんじゃないでしょうか。それとも、「私は『もう』平気よ」とおっしゃいますか?

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