【182】
倉越高原・開田高原
+
「サイアムガーデン」
(
181
からの続きです)
県道256号を黒沢分岐まで戻り、再び県道20号に乗って北へのぼりました。
羽入で473号に入って、また御嶽山の山腹を行く九十九折の道を走ります。 →
この道、素晴らしい紅葉が、次々と現れます。
← 右の山も、左の山も、錦の衣をまとっています。
さっき走ってきた道が、すぐ下に見えています。
← 御嶽は信仰の山。登っていく道の両側に、
たくさんの霊場・修験場がありました。
↓
何かしら、厳かな雰囲気が漂っています。
この見事なカラマツの林はどうでしょう。↓
でも、もうかなりの葉が落ちて
いますね。 ↓
神王原の分岐点です。 ↓
左が今登ってきた道、真ん中はさらに上へ(霊峰
ライン、スキー場のあたりで右に降りる御岳ブルー
ラインで開田高原へいたる)、右は倉越高原へ至る
道(倉越パノラマライン)です。
章くんは、右の道を選び、倉越から20号へ降り
て、さらに開田を目指しま
す。
さらに
色づいた山道がつづきます。 →
倉越高原を下っている途中、大きな眺望が広がる箇所がありました。
眼下の視界いっぱいに、開田高原や寒原高原など御嶽山の裾野が続き、秋が広がっています↓。
↑ パチパチと撮った写真をつないでみました。左の山は御嶽三岳のうちの継子岳でしょうか。中央は乗鞍岳。(その右に穂高連峰がのぞいていました。)この写真からははみ出してしまっていますが、右のほうに木曾駒ケ岳が見えます。乗鞍岳の少し左の手前が開田高原です。
写真だと奥行き感がいまひとつ伝わりませんが、御嶽山の山すそがはるかにつづき、その一面が一斉に秋の衣をまとっていて、見渡す限りの雄大な秋が広がっていました。
← さらに下っていくと、また御嶽山の全容が見えて
きました。道は、ヘアピン
カーブが続きますが、
道幅はおおむね対
向可能で、それほ
ど走りにくい道で
はありません。
山肌は秋一色! →
『木曽御岳山には魅力的な道路が4つある。御岳スカイライン、御岳ブルーライン、倉越パノラマライン、霊峰ラインである』と書いているサイトがありました。
今日のドライブでは、御岳スカイライン(黒沢~田の原)、霊峰ライン(黒沢~
神王原分岐の途中まで
)、倉越パノラマライン(
神王原分岐~県道20号まで
)という3つのルートを走り、なるほどと納得しました。決してスピードを楽しむ道ではありませんが、素晴らしい眺望が随所に開け、特に今の紅葉の時季は、次々と目を見張る美しい風景が展開されます。
開田高原に着きました。
開田高原か
らの御嶽山 →
← 当然、秋真っ盛り…。
新しい農業形態のテストパイロットを模索しているという開田高原ですから、いろいろな施設があるのでしょうが、たどり着いたのが午後4時…。
日帰り入浴できる施設、
町営の「やまゆり荘」へ行ってみました。→
今日は時間がなくて、お風呂に入る気はなかったのですが、開田高原の案内図かなんかあるんじゃないかと思って立ち寄ったのです。
目指す案内図、ゲット!
入手した「開田高原地図」をもとに、ぐるりと走ってみました。
でももう、店じまいを始めているところもあって、ちょっと遅かったですかね。
時間もそろそろ4時30分…。開田高原の中の道から、国道361号へ下ることにしました。
← 361号線から見た、御嶽山です。
木曽福島へ
南進中 →
午後4時25分、山間の地ですから、夕暮れが早いです。
高原内にある、町営「木曽馬の里」(木曽馬牧場)は、北海道の道産子や宮崎県の御崎馬とともに日本在来種の一つ「木曽駒」を飼育する牧場で、乗馬体験などが出来ます。
木曽駒は、かつては木曽郡全体で7千頭余りが飼われていましたが、農業の機械化などにより、昭和48年頃には全国でもわずかに40頭余りに激減しました。その後、保存会なども保護活動を行った結果、現在では全国で約150頭余りに回復。この内50頭ほどが「木曽馬の里」で飼育されています。
木曽馬は粗食に耐え、性格がおとなしくよく働くことが特徴で、昭和58年に長野県天然記念物に指定されました。木曽馬最後の純血種といわれている「第3春山号」は 開田郷土館に剥製として保存、展示されています。
でも、今日はもう時間が遅いので、お馬さんに乗ることも出来ず、
帰途につくことにしました。
午後4時39分、御嶽山 最後の一枚です。→
暮れていく秋空に、霊峰御嶽はその雄姿を屹立させていました。なだらかに裾野をどこまでも広げ、お山に拠るもの全てを包み込んで、今日を終えようとしているようでした。
361号線を木曽福島へ向い、19号と合流した後、一旦、塩尻方面へ走り、途中で再び361号へ右折…、権兵衛峠を越えて伊那ICから中央道へ乗るつもりです。
← 権兵衛トンネル。午後5時17分、章くん通過!
木曾と伊那を結ぶ361号は、冬場になると権兵衛峠は凍結通行止め。雪の無い時季でも通行不能は珍しくなく、通行できるときも動物が横切り、神経をすり減らす細い曲線路が続く、ワイルドな道でした。
2006年にトンネルが開通してからは、それまで2時間ほどもかかっていた木曾と伊那の往来は、30分に短縮されました。
5時31分、伊那ICから中央道に乗り、渋滞を避けながら走って、7時45分に名古屋の納屋橋に着きました。
夕食をとろうと、
納屋橋のタイ料理店
「サイアムガーデン」に寄りました。→
この店は、最近、名古屋の夜御飯突撃隊の知人に教えてもらいました。タイフリークの章くんとしては、見過ごすことの出来ない店です。
料理担当もウエイトレスの女の子もタイ人です。対応も、料理の質も上品で、なかなかにしっかりしています。
土曜日の夜というのに予約もしてなかったものですから、電話を入れたら「1時間ほどあとに…」とのことで、席についたのは午後9時になろうかとしている頃でした。
9時オーダーストップ、10時30分クローズですから、ギリギリセーフでしたね。トムヤムクン(海老のスパイシーサワースープ)、パット・パクブン・ファイデーン(空芯菜のオイスターソース炒め)、プー・パッポン・カリー(カニのカレー風味卵ソース炒め)、ムー・カオ・パッ(豚肉入りタイ風炒飯)に、ジャスミンティを頼んで、時間いっぱい、お腹もいっぱい…。
ということで、今日の報告は「プー・パッポン・カリー」で締めくくりとさせていただきます。
181 馬籠・寝覚の床・御嶽山
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