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↑ ニ尊院の中庭 ↓ |
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16番グリーンにて |
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う~んと ラインを読んで |
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一生懸命打ったけれど、外れたわ。 単なる、パーだわ! |
池はひょうたん型で一の池と二の池に分かれており、湖面へ映る木々が美しい。ひっそりと北アルプスの山ふところに潜む湖面は神秘的である。
明神岳の土砂崩れで梓川支流の沢がふさがれてできたこの池は、かつては三の池もあったが、土砂災害により埋まってしまって、今は一の池・二の池が梓川へと流れ出す清らかな水をたたえている。
四 からまつの林の道は、
われのみか、ひともかよひぬ。
ほそぼそと通ふ道なり。
さびさびといそぐ道なり。
五 からまつの林を過ぎて、
ゆゑしらず歩みひそめつ。
からまつはさびしかりけり。
からまつとささやきにけり。
六 からまつの林を出でて、
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
からまつのまたそのうへに。
七 からまつの林の雨は、
さびしけどいよよしづけし。
かんこ鳥鳴けるのみなる。
からまつの濡るるのみなる。
← 帰り道は往路の対岸、梓川の
穂高岳側の岸辺をたどる。
帰路、熊笹の上を渡る歩経路 →
河童橋の上から振り返った「岳沢カール」↓
八 世の中よ、
あはれなりけり。
常なれど
うれしかりけり。
山川に山がはの音、
からまつに
からまつのかぜ。
帰りのタクシーに乗ったら、大粒の雨が降り出した。焼岳の噴煙も、濃い雲の中…。紅葉のシーズンには少し遅い訪問であったが、秋の盛りの華やかさもさることながら、往く秋を惜しむ風情の漂う上高地も、一味違う旅情が感じられて格別であった。
あと1週間すると、ここに通じる唯一の車道が閉じられ、上高地は来春まで、雪の中の深い眠りに就く。
帰りは松本に出て信州そばの店「榑木野(くれきの)」へ立ち寄った。この店のそばは、全て石臼挽き手打ち生そば…、石臼で挽かれて粉となった命はやがてそば職人の手の中で一つの意志を持つ魂となる。そして、常よりも細めに切り揃えられて、野に育つ蕎麦は、透明度、つや、そして歯ごたえにさえもこだわりを感じる料理へと昇化する。
← 「榑木野」お勧めの海老天ぷらざる蕎麦
(店のパンフレットより)
蕎麦は粉粒の大きさによって味が異なる。粒子の細かい粉で打った蕎麦は舌触りは滑らかだが、製粉時に蕎麦は本来持っている甘味や香りが飛んで、味わいには今ひとつ乏しいきらいがある。噛むことによってしみでてくる味わいは粒子の大きな粉で打った蕎麦の方が豊かだと思う。大きな粒子を噛み砕くことによって、粉粒の中に隠されていたそばの味わいがはじけ出て口中に広がるからだ。粒子の大きさは挽き方によって調整できる。
「蕎麦は奥歯で噛め」と言われている。噛むことで本当の蕎麦の味がわかるという意味である。俗に云う”喉越しの美味”を堪能するのも蕎麦の味わい方には違いないのだろうが、これはいわば感触による美味であって、蕎麦の持ち味を知る食べ方ではない。そば屋で「もり蕎麦」を食べるとき、先ず麺の少量をつゆをつけずに口に運び、じっくり奥歯で噛んでみるとよい。。そこにしみでてくる味わいは、粉の質と粒子の大きさを物語っている。
「新そばは…」と尋ねると「売り切れました」との答えに、章くんは暖かい「にしんそば」を頼んだ。少し濃いめのツユがニシンに滲みて、コリッとした歯ざわりとともに口の中に広がる。蕎麦は細身で歯切れが良いが、新そばの風味とコシには及ばない。
中央道、東名、名古屋高速、東名阪、伊勢道と乗り継いで、午後11時45分に帰宅。明日はまた早朝に起きて、賢島CCへ、古閑美保ちゃん、上田桃子ちゃんの応援に行かねばならない。
【105】 東山動物園 2006.10.31
今日も良い天気だ。15年ぶりぐらいの名古屋東山動物園、娘の美砂子と孫の寧音(ねいね、4歳)のお供である。
表ゲート横の駐車場は満車。植物園横の駐車場へ車を置いて、動物園の裏門から入っていった。だから、入ったらすぐにコアラ館だ。
← 木の枝に挟まって身動きできないコアラ。
「あれは挟まってるのじゃなくて、寝てるの」と
寧音からご注意があった。
キリン →
高いところの木の葉を
食べるのに、首が長く
なったというが、サバ
ンナでは地平線の彼方
まで見通しが利くこと
も、利点だろう。
← 森の住人 ローランドゴリラ
ゴリラが発見されたのは20世紀に
入ってから。
凶暴なイメージだが、菜食主義者。
生息地である熱帯雨林の減少などに
よって数を減らしており、絶滅が危惧
されている。
ライオン →
ライオンはアフリカに住むネコ科の
動物。だから、ジャレ玉が吊ってある
のだろうか。
← アフリカゾウ
陸棲哺乳類では最大の
大きさ。
コビトカバは、1841年にリベリアで発見されたため、別名「リベリアカバ」とも呼ばれていて、カバよりも原始的な特徴を多く残し、カバ類の祖先の形態をほぼ受け継いでいるとか。
成獣で体長1.8m、体重160kg~275kgと普通のカバの10分の1程度の大きさで、西アフリカに生息し、木の葉や草、果物などの植物を食べる。 →
← 脊索動物門ほ乳綱サル目ヒト科
学名「ホモ・サピエンス」は「知恵のある人」の意味であり、古来より、万物の霊長で、ヒトは他の動物、さらには他の全ての生物から区別されるという考えがあるが、生物学的には特別な生物ではない。
ここ動物園では、柵の向こうにいるかこちらに居るかの違いだけで、他の動物たちからいえば、ヒトを見ていることになる。
金絲猴 →
中国南西部(チベット)と北西部の極めて限られた高地に生息し、生息数が少なく絶滅危惧種に指定されている。孫悟空(そん・ごくう)の姿のモデルとか。
エサを取り合う姿は、結構機敏で獰猛だ。
← クロサイ
鎧を纏った重戦士。クロサイの角は多くの国で富の象徴とされており、特にイエメンでは成人が身につけるべき装束である、ジャンビーヤという短剣の柄にされる。一般的な認識に反し、中国などで漢方薬(催淫剤など)として消費される量は少ないとか。
インドゾウ →
ゾウの牙は第2切歯が巨大化したもの。オスのアフリカゾウでは牙の長さが3.5mにまで達することもあるとか。
アフリカゾウは体長6~7.5mであるのに対し、インドゾウは若干小さく体長5.5~6.4mであり、耳の形も、アフリカゾウの耳は大きく三角形、インドゾウの耳はやや小さく四角形だ。
← ツキノワグマ
歩き過ぎ…、少しもじっとしていない。木登りや泳ぎも得意だとか。
今年は、山に木の実などの食べ物が少ないのか、人里に出没するものが多く、長野県では400件を越える目撃情報…、例年の2倍。
アシカ →
小魚を入れたバケツから、客たちが手づかみでエサを与えるイベントがあった。
孫の寧音は、金網の上へ手が届かないから、僕が中継してエサを投げ込む。水面へ達する前に、アシカたちは飛び上がって空中キャッチする。
あとで、「寧音は届かなかったから、エサをやれなかったなぁ」と言ったら、「抱っこしたら良かったのと違う」と叱られた。やっばり、怒っていたのか。でも、僕の手は、エサの魚をわしづかみしていたので、べとべとして生臭かったのだけれど…、そんな言い訳には耳を貸してもらえそうになかった。
このほか、シロクマ、シマウマ、ダチョウや、ワニやトカゲなどが飼育されている水族館も充実していて面白かったが、ピューマ、マントヒヒ、バッファロー、トラ、ペンギンなど、見逃したのだろうか、居なかった。
展示の方法も、動物との距離が遠過ぎて、何か物足らない。もう少し、エキサイティングな展示方法を工夫しても良いのではないかと思った。
午後4時、植物園へ…。もう日が翳ってきていて、人影もまばら。奥のほうのお花畑や竹林へは行けずに帰ってきた。
栄へ戻って食事…。「今度は、いつ行く?」と言われたが、寧音は幼稚園児だから、今日も休ませて連れて行った。
ズル休みの味を覚えて、「海外へも連れて行け」と言い出すのではないだろうか…。
【104】 錦秋の白山スーパー林道 2006.10.30
天気予報は、全国的に太陽の輝く晴れマーク。紅葉の白山スーパー林道は、まだ走りぬけたことがない。せっかくの晴天…、明日は名古屋だから、今日から出かけて、今夜は名古屋で泊ればよい。
ということで、東海北陸道を走り白川を目指した。自動車道は途中一部が未完成なので、荘川ICから国道156号線を御母衣ダム沿いに走り、11時前に白川に着いた。
途中の山々は 紅葉たけなわ →
←スーパー林道の馬狩料金ゲート(白川側)
三方岩駐車場(1450m) →
標高の高いこのあたりの紅葉は
終わっていた。
岐阜県側の三方岩駐車場や、石川県へ入ってすぐの栂の木台駐車場(1400m)付近の木々はすでに落葉していて、葉をつけていないものが多かったけれど、下るに従って紅葉が現れてきた。
白山展望台(1350m)や国見山駐車場(1100m)では130%、さらに下がってふくべの大滝(900m)あたりに来ると、100%見ごろの紅葉が視界いっぱいに広がった。
ふくべの大滝。 晴天続きで
ちょっと推量が少なくて残念 →
白山スーパー林道は、森林開発公団が昭和42年から昭和50年に特定森林地域開発林道(スーパー林道)として開発したもの。のちに、岐阜県森林公社と石川県林業公社が整備し、昭和52年より一般に供用を開始した。
やがて、ここ白山スーパー林道のメインイベント「姥が滝」に差しかかる。標高770mの滝の一帯は、紅葉真っ盛りだ。
スーパー林道から 滝が見える ↓
蛇谷園駐車場へ車を置いて、
急な階段を谷底へ ↓
10分ほどかかって谷底へ…。途中に休憩場があるほどの下りで、帰りのことを考えるとちょっと恐ろしい。何も考えないことにして谷底へ降り、川べりの小道をしばらく行くと、滝音が聞こえてきた。程なく、見事な滝が現れた。
滝の足元には温泉が湧き出していて、滝を正面に見る絶景の無料露天風呂となっている。
ただ、脱衣場も何もないから、入るつもりのものは大きなバスタオルなどの用具を持参しなければならない。
風呂場のそばの休憩所に女性用トイレがあるので、女性はそこで着替えるしかないだろう。
章くん、タオルもパンツの替えも持参せず、温泉好きの身には、至極残念なことであった。
← 石川県側の料金所「中宮ゲート」まで、
さらに紅葉の絶景が続く ↓
「中宮料金ゲート」の手前でUターン。これでもとの岐阜県川へ帰っていけば、片道料金3150円だけでよい。
白川郷へ戻って、遅い昼食を食べた。「飛騨牛朴葉味噌定食」、朴葉の上に飛騨牛の肉と野菜を乗せてコンロの火で焼き、味噌をつけて食べる。パチパチと音を立てて、朴葉の上の肉や味噌が焼けていき、香ばしい匂いが立ち上る。
白川郷を歩いてから、360号線を走って、今は市町村合併で飛騨市になっている古川町をのぞいてみた。
途中の天生峠辺りも紅葉の名所だけれど、一帯の木々はもうすっかり葉を落としていた。古川から高山へ出て「高山西IC」で東海北陸道に乗り、夜7時過ぎに名古屋へ…。
いつもの国際ホテルのシングルが空いていなくて、今夜のホテル「ナゴヤプラザイン」へは、初めて泊る。とにかく繁華街に近いところということを第1条件に探した宿だから、他のことには目をつぶらなくてはならない。地下鉄栄駅徒歩4分、名古屋一の繁華街、夜にさまようには申し分のない立地条件の上に、パンとコーヒーのモーニングが付いて5600円。これからは、ここに決めよう。
物見遊山トッブへ