6月29日(月) イタリアン「サルーテ」 (ケイタイ写真です)
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前菜8種盛り |
冷スーブ |
芙美ちゃんと食事に出た。「どこへ行こうか」と迷走しているうちに松阪に着いてしまい、イタリア料理店「サルーテ」に入った。
僕は2年ぶりぐらいに訪ねたのだが、ここは平日でも席待ちの客が表に並ぶという人気の店だ。でも、今日は1階席にも(2階もある)空席があった。
芙美ちゃんはディナーコース、僕はアラカルトを頼み、出てきたものをつつき合うという計画だ。
まずは、僕が注文した和牛のタタキ。空きっ腹に芥子の香りの漂うローストビーフの歯ごたえが、更なる食欲をそそる。
次に出されたのは、コースの前菜8種盛り。色とりどりなのが良い。続いて、僕のパンプキンスープ。サラッとした味の中にもコクがある。ここまで、冷たい料理…。外の暑さから駆け込んだ身には、冷たさがご馳走だ。
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イカスミ |
手長エビ |
コースのプリモピアットはパスタ。芙美ちゃんアラビアータ・パスタを頼んでいた。赤唐辛子のピリッとした辛さが味を引き締めている。
次なるコースの料理は、イカとサザエのイカスミソース仕立て。ほんのりと暖かく、磯の風味があった。
ここ「サルーテ」では、パンが自家製だとか。バタートーストがやけに美味しくて、「今朝の○○○珈琲のモーニングのパンとは全然違うなぁ」と思っていたら、コースに出されたパンが焼き具合といい、バターに絡まる味わいといい、これがまた絶品であった。どんなに料理が素晴らしくても、パンが美味しくないとガッカリである。
ここで僕が頼んだ手長エビの香草焼き和風ソース添えが出てきた。こんがりした焼エビに大根おろしが添えられて、味をまろやかにしている。そろそろ、お腹が一杯になってきた

ぞ。
コースのメインディッシュは、松阪牛のフィレステーキだ。→
お腹は張っていたはずなのに、芙美ちゃんと半分っこしたのをペロペロと食べてしまった。
コースのドルチェはテラミス…。甘党の僕だが、さすがにコーヒーだけにした。
まだ、トーストが4分の1ほど残っている。コーヒーを運んでくると、パンは引いていくのが普通だから、僕は皿から取ってナプキンの上に移して確保しておいた。コーヒーを運んできてくれたギャルソン(おばさんだけれど)が、「取っていきませんよ」と笑っていた。
勘定を払うとき、出てきてくれたご主人(オーナーシェフである)に、「堪能させてもらいました」と挨拶したら、「今度は前もって連絡してください」と笑っておられた。イタリア料理の真髄を見せてもらえるかな。
6月11日(木) ロッテが日本新記録、1イニング15得点!
ロッテ23─2広島 ロッテが11日の対広島戦(千葉マリン球場)の6回、打者20人で、ともに1イニング最多の15得点と15打点を記録した。これまではいずれも13が最多で、得点は00年の横浜(対広島戦)など4チーム、打点は98年のヤクルト(対中日戦)など3チームが記録している。
さらにプロ野球新の14連続得点(従来は92年のオリックス=対ダイエー戦=の12)と、プロ野球タイとなる10打数連続安打もマーク。この回の12安打は2位タイ(最多は92年の西武=対ダイエー戦=の13)だった。
しっかし、1イニングで15打点・得点も打たれたほうは、たまったものではなかったろうと気の毒になってしまった。しかも、間に4個の四死球を挟んでいるのだから、もうどうにでもなれ…という心境だったろうが、ちょっと、来年の契約のことも考えたに違いない。
10年ほど前、元中日の坂東英二が、「王や長島という連中は、ホンマに悪い奴でッせ。人が生活をかけて投げる球を、ポカスカとホームランしよってからに…」と話し、笑わせていたことを思い出した。
6月8日(月) 家の近くのハナショウブ
家の近くのYさん宅のハナショウブです。庭先を少し低くして水を張り、ハナショウブを咲かせています。
夕方6時過ぎの写真なので、少し暗くて、色が鮮やかに出ていないですね。
ハナショウブは、三重県の県花! 花言葉は「うれしい知らせ、心意気」
泉鏡花は、「わが恋は 人とる沼の 花菖蒲 (はなあやめ)」と詠んでいますが、解釈の難しい句ですね。そのまま、字ずらのとおりに読めば『私の恋は、人が取る(手折る)、沼に咲いているハナショウブのよう。艶やかで、しめやかで…』といったところでしょうか。
でも、鏡花ですからね。「とる」を「盗る」と解すれば、人を盗る…となって、『人の心を盗る美しい花菖蒲のように あなたの心を盗ってしまった』と読めるし、「捕る」ならば『人を虜(とりこ)にする』となりますね。「執る」ならば執心するですから『思いつめる』でしょうし、「危る」となれば『あなたの命を奪う恋』ということになります。

泉鏡花ですからね。『私の恋は、あなたを捕らえ、引きずり込んで、命をいただきますよ』と言っているのではないでしょうか。だから「沼」が配されているのですかね。
こう読んでくると、水辺にあでやかにたたずむ花菖蒲も、何やら怖ろしい…(苦笑)。
6月7日(日) 伊勢しょうぶ園、まだ2分咲き
家の近くのハナショウブがきれいに咲いているので、お昼から、「伊勢しょうぶ園」をのぞいてきたのですが、まだ花はチラホラ…。全体では、2割程度の開花でした。
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ハウスの中では、6割ほどが咲いていましたので、
カメラに収めてきました。 |
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今日は風が強く、戸外の花たちは、風に煽られて、
花の形を崩してしまっていました。 |
6月6日(土) 天皇皇后両陛下 ご成婚から50年
今年は天皇・皇后のご成婚から50年目を迎えられる節目の年である。昭和34年(1959)年4月10日、私たちは中学校の体育館で、ご成婚を奉祝する先生の話を聞いた。馬車から手を振られるお二人の姿をテレビ画面で見た記憶はあるのだが、学校で生中継を見たのか、家に帰ってからニュースなどを見たのか、記憶が定かでない。
今になって(いや、今だからこそ…というべきか)伝えられる秘話の数々を紐解いてみると、美智子皇后は、当時、「自分には皇太子妃を務める能力はないから、とてもお受けする自信はない」とヨーロッパに逃避して、皇太子殿下には手紙でその気持ちを伝えられたという。その後、皇太子の教育係を務めていた小泉信三東宮参与、宇佐美宮内庁長官、黒木東宮侍従らが、正田家との連絡役となって話を進めていくのだが、身分制度のあった時代を生きてきた一部の旧皇族の人たちやその周辺からは、平民で学習院出身者でもない一民間人が、いずれ皇后の地位に就くというのは受け入れ難いことだという反対が、公然と聞こえてきたと記されている【入江日記】。
57年8月に軽井沢のテニスコートで出会われたお二人が、紆余曲折を越えてご成婚にこぎつけられたのは、美智子様のご帰国のあと毎日のようにかけられた、時には1時間にも及んだという皇太子殿下からの電話であった。
この電話で、殿下は、皇太子妃としての公務のたいへんさ、皇室の生活と行事、これから学ばなければならない教養や学問などについて、率直にお話になられたそうである。そして、美智子様の婚約会見での有名なひと言、「とても誠実でご立派な方で、心からご信頼申し上げ、ご尊敬申し上げて行かれる方だというところに、魅力を感じました」という言葉に行き着くのである。
その後のお二人の50年は、美智子様が「長い年月のあとに、皆様に良かったと思っていただけるよう、日々の努力を重ねていきたい」と綴られた通りの道を実践してこられた。国民と対話するとき、膝をついて相手と同じ目線で言葉を交わされ、とくに見舞いや慰問には時に手をとって話される。皇帝論には、「帝室は独り万年の春にして、人民これを仰げは悠然として和気を催すべし」とあるが、今、まさに国民の心の拠りどころとして日本の皇室があることは、連綿と継承されてきている皇統の重みに加えて、お二人の50年の歳月が築いてこられた結晶と言うべきであろう。
ご成婚50周年という話題から、天皇皇后両陛下のご結婚についての話が長くなってしまったが、日本人の精神文化の支柱としての役割を、いつの時代にもいろいろな意味で担っていただいた皇室の「皇統」について、平成17年「皇室典範に関する有識者会議」なるものが「女系天皇容認、第一子優先」との報告書を提出している。秋篠宮家に悠仁親王(ひさひとしんのう)殿下がご生誕になって以来、宙に浮いたままで、まるでその議論もなかったかのようである。
この項では、はじめ「
どこへ行った、女性天皇容認論」という表題をつけていて、東宮家の愛子様に天皇となっていただき、婿養子をとられて、そのお子を次の天皇として擁立していくことの意味を考えたいと思ったのだが、ここまでで長くなってしまったので、他日に譲ることにする。
6月2日(火) 目に余る警察・検察の暴走と麻生政権の体質 【関連 日本は今 179】
元「あのねのね」のメンバーでタレントの原田伸郎が、許可を受けずにテレビ番組で猟銃を持ったとして、滋賀県警が銃刀法違反(所持)の疑いで、近く原田を書類送検する方針を固めたという(産経)。原田は2日、滋賀県警木之本署に出向き、任意の事情聴取を受けた。
聴取後、原田は報道陣の取材に応じ、「いろいろな方にご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪し、猟銃を持ったことについては、「私も含め、誰も法律違反との認識がなかった」とコメントしている。(読売)
公安委員会の許可を受けていないままに、テレビ番組の中で猟銃を受け取り、「結構、重いものですね」と言ったりしていた今回の原田伸郎の行為は、その違法性を認識していなかった者の、慣習的な行為である。成文法と慣習(法)に照らして云々の問題ではないが、『法律行為の当事者がその慣習による意思を有しているものと認められるときは、その慣習に従う』といった点についての配慮があってしかるべきであろう。
平たく言えば、こんなことで、警察が立件するぞと騒いで、テレビ局への立ち入り検査や関係者への事情聴取を行ったりするのは、やりすぎだということである。「これからは、注意してください」が妥当で、せいぜい「叱りおく」といった程度の問題であろう。
最近の警察・検察の暴走は、その力を使って政権の維持を図ろうとする、麻生政権の体質と関係があるのではないか。そんな不気味さを感じさせることも、この政権に信頼が置けないことの現れであろう。
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