飯田 章のホームページ 雑記帳
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   思いつき、メモ、ぼやき、他のジャンルに入らないことがら、誰かに送ったメールの
  抜粋 … などを記していきます。
   ほとんど根拠のない、気楽な話の羅列ですから、ご用とお急ぎの方はのぞかないで
  ください(笑)。


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2月29日  イージス艦、漁船と衝突 
        アサヒカズラ




 「遠くから高速で飛んでくるミサイルを打ち落とせるのに、足元の漁船を避けられないのか」という議論に、友人のかっちゃんは「イージス艦は遠くから高速で飛んでくるミサイルを、パッチーンと打ち落とすのが使命…。足元では、小回りが利く漁船が避けていくのが当然…」と言う。
 かっちゃんらしい、少々乱暴な議論だけれど、今回のイージス艦事故で欠けている視点だと思う。回避義務は、漁船の側にもあったということを…である。新聞も、テレビのニュースも、評論家も、コメンティターも、漁船の責任について語ったものを見たことがない。一方的に流れる、日本の評論の悪しき一面が表われている典型ではないのか。




2月13日  日本の常識は 世界の非常識
     アサヒカズラ


 友人と日中関係の話をしていたら、「とにかく日本は中国に悪いことをしたのだから、それはきちんと謝って決着を図り、新しい関係を築かなくてはいけない」と言うのです。「この人は常識ある日本人なんだなぁ」と思いました。ちょっと逆説的な言い方ですが…。


 彼が言う「悪いこと」とは日本軍の中国本土侵攻のことを意味しているわけですが、当時の世界情勢は19世紀末からの帝国主義全盛の時代で、アフリカ大陸はエチオピアを除く全土を西欧列強が、アジアと西太平洋はインド・ミャンマー・オーストラリア・ニュージーランドはイギリスが、インドシナはフランスが、スマトラ・ジャワ・ニューギニアはオランダが、フィリピンはスペイン→アメリカが、ミクロネシアはドイツが分割統治して、奴隷売買をはじめ、植民地政策やプランテーションなどの経済的搾取を進めていました。
 中国は清王朝の末期を迎えていましたが、日清戦争(1894〜95)の敗北で弱体ぶりをさらした清に列強の侵略は著しく、満州・内モンゴルをロシアに、華北沿岸部をドイツに、上海から長江沿いの内陸部の華中と香港をイギリスに、広東・広西の両広地方を中心とする華南をフランスに、それぞれ租借・分割されていました。
 特に、ロシアの南下を警戒した日本は日露戦争(1904〜05)に勝利して満州に勢力を広げるとともに、当時は清の属国であった朝鮮半島を併合(1910)しました。
 日中が戦争へと突入していった柳条湖事件(1931)の引き金を誰が引いたかは諸説あるのでここでは問題にしませんが、日本が中国へ侵攻していった時代は、列強が資源と市場を求めて世界へ侵攻し支配していった時代なのです。中国本土へ侵攻した日本は中国から西欧列強の勢力を追い払い、さらに大東亜戦争が始まると東南アジアから諸勢力を排除しました。
 当時は、列強が後進地域を分割支配することは当然であった時代であって、多くの植民地を持って現地の人々を搾取した英仏独露西蘭米などの列強が、植民地とした国々に謝罪したという話を聞いたことはありません。
 現代の日本人が、日中戦争時の日本軍による中国侵攻を「悪いこと」と言うのは、GHQの占領政策下の刷り込み(=大東亜戦争は日本の犯罪)も大いに関係していますが、現代の価値基準で当時を断じることであり、あたかも天下統一のために他国へ攻め入った織田信長は犯罪者だとか、隠岐島のほぼ全ての島民を殺戮して日本へ侵攻した「元寇」は「悪いことだから、謝れ」と言っているのと同じです。


 欧米を車で旅行すると、「事故を起こしたときに謝ってはいけない」と言われます。日本人は、とにかく事故を起こしたことは自分の不徳…といった意味の「スミマセン」から話が始まる傾向がありますが、諸外国の常識は「謝ったら、自分が悪いと言っている」ことになるからです。
 沖縄で中3の女子生徒に暴行したとして捕まった、
米海兵隊所属の2曹タイロン・ハドナット容疑者(38)が、断固として犯行を否認しているのは、「認めたら終り」という、彼らの常識の通りの行動なのでしょう。


 日本に謝罪を求めている相手の中国は、中華人民共和国が成立したのちも、1950年のチベット侵攻では10数万人のチベット族の人々を殺害してこれを併合し、1979年の中越戦争では支援していたカンボジアのポル・ポト政権と敵対したという理由で国境を越えてベトナム国内へ侵攻していますが、中国が「謝罪」したという話は、どこからも聞こえてきません。
  世界の常識では、「謝ったら、犯行を認めることになる」のです。「とにかく日本は中国に悪い
ことをしたのだから、それはきちんと謝って…
」というのは、いかにも日本人らしい美徳のようですが、世界の国々や人々が日本人と同じ評価をしてくれることは、まず望めません。国家間の紛争においては、自国が悪いと謝罪するなどという発想そのものが存在しないのでしょう。
 評価のはっきりしないもの、白黒の決着がはっきりとついていないことに、謝ってはいけない。『品格』だけでは通用しないのが世界であることを肝に銘じて、国際社会の現実に向き合わねばならないことも、現代を生きるものの宿命でしょう。




2月11日(月)  AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ


 1月にハワイのプランテーションコースatカパルアGCメルセデスベンツ選手権」から始まったPGAツアーも、今週はすでに第6週目を迎えていて、舞台はカリフォルニアのペブルビーチGLに移り、「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」が行われている。
 BSのチャンネルを合わせると、緑の芝生、青い海、打ち寄せては砕ける白い波…、何もかもが美しくも懐かしいペブルビーチが映し出されていた。
朝の練習場

 1993年9月、僕たちはこのコースに2日間36ホールの挑戦をしたのだ。
 若かりし頃で、ハンディキャップもバリバリの片手シングル。ペブルビーチ何するものぞと出かけていったのだが、世界の一流コースの手強さをイヤというほど味合わされた。
 フェアウエイの芝生に沈むボール、高速グリーン、残り170ヤードを5番アイアンを持っても届かない…、一流コースの1ヤードは長いのか(苦笑)。ほとんどのホールが手前から転がって乗っていくといったレイアウトはなく、正確なキャリーボールを打たなければ、グリーンオンしないのだ。
 
← 有名な7番 107ヤード パー3。海に突き出た小さ
なグリーンを5個のバンカーが取り囲んでいる。右側とオーバーは全て海の中、ショートすれば開場以来一度も刈ったことがないと思われるブッシュに捕まる。



    10番 426ヤード パー4のティグラウンド
    
このホールがクラブハウスから一番遠い。 ↓



 僕たちがラウンドしていた日も、浜辺にラッコが来て、カッチカチと腹の上で貝を潰していた。コースには、リス、野ウサギ、鹿などが遊んでいて、自然豊かなコースであった。
 2日間のスコアは、「92」,「90」。JGA(日本ゴルフ協会)のハンディキャップは、世界にゃ通用しないのではないかという疑問を残して(笑)、僕たちはペブルビーチを後にしたのである。
  18番 548ヤード パー5


 またいつか、敵討ちに行かなければと思いつつ、歳月が過ぎてしまった。まだまだ他にも、世界中に訪問したいゴルフ場がたくさんあって、なかなか再訪の夢はかなわない。
 今度行ったら、もうバックティというわけにはいかないだろうなぁ。全ホール、セカンドにウッドクラブを持っていては、ゴルフにならないものね(苦笑)。




2月 8日(金)  しっかりしろ 民主党 笹木竜三
シクラメンと
名古屋ツインタワー



 衆議院予算委員会のテレビ中継を見ていたら、民主党の笹木竜三議員が質問に立った。暫定税率や道路建設について縷々質問したあと、終了間際に「自民党は「自由企画社」に年間24億円もの政党助成金からの支出を行っているが、何に使った費用かはっきりしない。党に還流されていると疑惑をもたれても仕方がないのではないか」と質問した。


 「自由企画社」は、自民党の経理局長(国会議員)や事務総長などが役員を務める株式会社で、73年、橋本登美三郎幹事長(当時)の提唱により党機関誌の広告を取り次ぐ党直属の代理店として設立。自民党からは政党助成金で2003〜06年の4年間に、同様の設立経路を経ている▽広告代理店「自由企画社」▽世論調査会社「日本情報調査」▽データ管理会社「システム収納センター」の3社に、総額約82億円を支払っている(自民党政党交付金等使途報告書)。
 毎日新聞によると、自由企画社は「広報企画アドバイザーとして、また広告会社とのトータルコーディネーターとして業務を行っている」と説明したが、売上高や従業員数などは「従来から答えていない」としているという。自由企画社は民間会社だけれど、自民党は公費(国民の税金)である政党助成金を多額に支出しているのだから、その使い道を明らかにする必要がある。少なくとも、還流の疑惑は払拭する責任があろう。


 民主党笹木竜三議員は、「疑惑を招かないよう、自民党の説明を求めます」と迫ったところ、町村官房長官が出てきて、「政党資金の処理方法は、政党間で話し合い調整すべきもの。疑惑といわれますが、どこかの党首が政党を解散したときに、残った資金がどこへ行ったかわからないなんてこともあったじゃないですか」と、しゃぁしゃぁと答弁。自由党解散時に残っていたはずの政党資金を、小沢一郎が着服しているのではないかと言われている疑惑を指しての発言だが、国民に疑惑をもたれようが説明の必要はなく、政党同士で談合すればよいということか。
 それにもまして驚いたのは、このあと笹木竜三は、「国民の疑惑に答える必要はないというのですか」ぐらいの食い下がりを見せるかと思いきや、「時間がきたので終わります」…。おいおい、党首の批判をされているのに一矢を報いることもなく、「お前ごとき一議員が口にするべき問題じゃない」と一蹴されて終わり。
 情けない…。やけくそでもいい、『帰りに、国会議事堂の正門の前で待ってろ』とか、高校生レベルのでもいいから意地を見せろ(苦笑)。

 
 
2月 5日  イングランドに春を告げる花


 ロンドン郊外に住む友人から、『イングランドに春を告げる花「SNOWDROPS」が咲きました』というメールとともに、一面に咲く白い花の写真が届きました。
 『1つ1つは小さな花びらですが、群生するとまるで「雪」が積もっているよう…。この花が咲くと、1日1日陽が伸びてきて春を予感させてくれます』…と。


 この花が咲く「WELFORD PARK」は、PARKといっても公園ではなく、とある貴族が個人で所有する庭です。700年前に、敷地内にある教会(この教会は今もあります)の修道女が植えたのがきっかけで、ここまで増えたそうですが、その規模はゆっくり歩いて1時間の散歩コースになるほどです。SNOWDROPSが咲く1月下旬から1ヶ月だけこの庭が開放され、見学することができます…とも書いてくれました。


 一緒に添えられていた右の写真には、どこかに春の気配が漂っていますね。「今年は、セント&リュースのオールドコースに挑戦するぞ」という彼女のゴルフシーズンも、そろそろ始まるようです。
  
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3月24日  北京ダッグ 


 昨年秋のゴルフで、奈津子にハンディを6つ出して負けている。「まだ、支払ってもらってないね」と電話があって、名古屋マリオットアソシアホテル18階の中国料理「梨杏」のランチを召し上がっていただくことになった。
 昨夜、予約の電話を入れると、「日曜日で込み合っていまして、11時30分から12時50分でもよろしいでしょうか」とのこと。前夜に予約しているこちらも、人気の「梨杏」をなめていたと反省…、「1時間20分もあれば十分です」と丁寧にお願いした。
 「北京ダッグコース」を頼んだのだが、さすがに写真を撮るのははばかられたので、パンフレットのものを掲載します。
 もちろん館内は満席…。世話をするウエイトレスの皆さんも大忙しだった。
 ところが、あとで考えてみるに、「あれはホントに、おすすめ北京ダックコースだったのか?」と疑問に思えてきた。奈津子に言うと、「あったじゃない、4品目の『焼味師 李の自家製北京ダック』って」という答…。ン、と考えてみると、確かに4品目に春巻きの皮に包(くる)まった、焼き過ぎのスルメの糸切りのような噛み切りにくいものを食べた記憶がある。
 しかし、右の写真を見て欲しい。これは「梨杏」のインターネット上の公式パンフの写真である。北京ダッグの丸焼き写真が載っているのだから、僕としては詰め物いっぱいのアヒルの丸焼きが食べられると思っていたのは無理からないことではないか。そう言ったら、「それだけで5万円は取られるよ」と、奈津子は冷静だった…。



3月18日  僕が民放を見ない理由(わけ)


 民放番組は、どうも苦手だ。CMになると、僕はチャンネルを換えてしまうからである。

 別にCMが嫌いというわけではない。『海の野菜、海の野菜、昆布を美味しく召し上がれ』というCMソングが流れると食事を中断して見入ったものだし、『うま〜い!』と言う上戸 彩には「女の子は『おいし〜い』と言わなきゃイカンよ」と突っ込んだりしている。

 じゃぁ、なぜCMでチャンネルを換えるンだというと、他の局はもっと面白い番組をやっているのではないかと思うからだ。
 チョンチョンと換えていくと、それなりに興味を引くような画面に出くわす。ちょっと見とれていて元のチャンネルに戻すと、民放の見どころはCMのあと…というのが多いから、肝心なところを見逃してしまう。

 伸助の「行列の出来る法律相談所」なんて、『あなたの真実は…? CMのあと』といった調子だから、何が真実かまず見たことがない。
 99の「ゴチ・バトル」も興味のある番組なのだが、いつも「お値段は…、CMのあとすぐ」だから、ほとんど幾らか判らない。
 かといって、録画してみるほどの番組でもないので、まぁ興味半分で見たり見なかったりしながら見ているかなといった程度の見方である。


 もうひとつ、民放は番組の作成に川口探検隊的な姿勢(例えが古すぎて誰も解らないかな)がどこかにあるので、真剣になって見ていると損をした気分になることも、民放を敬遠する一因だ。
 「幻の魚、イトウを追ってアラスカへ」なんて番組を真剣に見ていると、「今回はその姿を見ることは出来なかったが、確かにどこかにいるという手ごたえはあった」なんて平気で言って番組が終わる。『僕は忙しいンだぞ』と、たいして忙しくない身でも、いちおう怒ったフリぐらいしないと納まらない。
 
さくら色のシクラメン


 先日の「のど自慢予選 書類選考落選」以来、NHKには「料金支払いを停止します」と言って振り替えをストッフした僕としては、おおっぴらにNHKを見るわけにはいかないのだが、ケーブルテレビが無理やり流してくるNHKを、仕方なく(?)しっかりと見ている(笑)。

 


3月11日  チビのお腹が大きくなってきた!


 チビは、去年の春に、母猫と二人で我が家へ迷い込んできた子猫である。当時はまだヨチヨチ歩きで、無事に育つかどうか心配したものである。
 日ならずして、母猫が急死してしまった。もともと野良猫だったから、どこかで毒物を食べてきたのか、泡を吹いて死んでしまった。
 残った子猫を育てるのは、母上の仕事となった。電気ゴタツを入れたり、白身魚を潰し子猫用ミルクに溶いて与えたりしながら育て、夏を過ぎた頃にはもうキャットフードを皿に盛っておけば勝手に食べるまで育った。
 

 秋、母上が入院…。必然的に、チビの管理は僕の責任範囲となった。母上のようにネコ飯(まんま)を作ることは出来ない僕は、缶詰とキャットフードを欠かさずにお召し上がりいただき、冬の夜は僕のベッドにもぐりこませて、春を迎えたのである。
 去年の春に生まれたばかりだからまだまだ子どもだと、チビの春を甘く見ていたことも事実である。それでも、この1月には犬猫病院に予約を入れ避妊手術を頼んでいたのだが、当日、松阪で夜が遅くなり、「また改めてお願いします」と言いつつ今日になってしまったところ、いやいや…チビの腹が膨れている!
 これは、遊んでいて避妊手術を受けさせなかった僕の責任だ。生まれてくる子どもは、2匹だろうが3匹だろうが、すべて認知(?)して、必ずや立派な猫に育て上げることにしよう。



← 去年の10月13日、庭で写したチビ。彼女自身が、
 ゴルフボールにじゃれ付き、僕のひざの上に乗ってくる

 まだまだ子どもだと思っていたのだが、ネコ通の友人に
 言わせると、「ネコは8ヶ月で大人よ」だとか。




3月7日  役人が不正を働くのは、政治がだらしないから


 道路特定財源の私費的流用…、出てきましたねぇ、国土交通省所管の財団法人「公共用地補償機構」が、2003〜07年度の5年間に職員旅行の費用をほぼ丸抱えし、総額約2080万円を支出していたとか。
 1回につき1泊2日9万円の研修旅行ですよ。この「公共用地補償機構」は、ガソリン税などの道路特定財源から 事業収入の大半を得ています。ガソリン税として庶民から巻き上げた税金を、彼らは自分たちのために使うことを何とも思っていない…どころか、当然だと思っている。コメントを求められて、『法律に違反しているとは思わない』と言っている。


 官僚が好き勝手なことをするのは、政治がだらしないからですね。不正や横領まがいの、今回のような税金の私的流用にしても、それを規制したり罰したりする法律を整備しようとしない。
 それはなぜかというと、政治家自身の金銭が後ろめたいから…。結局、官僚と政治家は、お互いの痛いところを隠しあう、持ちつ持たれつの関係で甘い汁を吸っている。一例として、国会議員の給与以外に支給される文書交通費は、月額100万円です。(地方議員の政務調査費は、県会議員で30〜60万円、市会議員で5〜55万円ほど。)


 それでは、国会議員の給与(および現物供与)はというと、国会法第35条で、「議員は、一般の国家公務員の最高の給料額よりも、少なくない歳費を受け取る」と定められている。つまり、特別職の公務員(内閣総理大臣・最高裁長官・宮内庁長官など)は別として、最も給料の高い一般公務員と同じかそれ以上の給料を受け取ることになっている。(しかも、3月31日に当選すれば、3月分をまるまる受給する。)
 実際の額はというと、月額137万5千円+ボーナス(期末手当)718万円=2368万円。そして、文書交通費が毎月100万円だから、年間1200万円。1円からの領収書提示はどうなってんだ?
 さらに 国会議員には、JRや航空会社から特殊乗車券・航空券の供与や、公務出張の場合は交通実費が支給される。夏休みに大挙して海外視察に出かけるのは、この制度を利用してであり、現地大使館はその受け入れに奔走する。もちろん、その経費は全て税金である。
 さらに、国会議員の所属する会派には、一人あたり月額65万円(年額780万円)の立法調査費と名づけられた金銭が支給される。ここまでを合計して、国会議員ひとりに対して税金から支給される額は、年間4348万円+現物供与・外遊などである。
 さらにさらに、国会議員は3人の公設秘書を公費で抱えることが出来る。3人の給与の総額はざっと2000万円、これをネコババしていた議員もいたのだから、その欲も計り知れない。とにかく、国会議員ひとりにつき6500万円ほどの税金が支給されているのである。


 さらにさらにさらに、平成6年にはリクルート事件やゼネコン汚職など頻発した国会議員の汚職事件を防ぐために、政党助成法という、何ともお手盛りな法律が制定された。企業や団体などからのひ
チューリップ

も付き献金をなくし、税金で政党活動を保障しようというのである。赤ちゃんからお年寄りまで、国民1人当たり250円を負担する計算から成り、年間317億円余の税金が、共産党を除く各政党に、議員数に応じて振り分けられるが、その使い道もほとんど制限はない。これを政界用語で、『つかみ金』と言うのだそうな。


 こんなお手盛り政治家たちが、公務員の乱脈振りを規制できるわけがない。役人が不正を働くのは、政治がだらしないから…。
 我が家のチビ猫の夜遊びを、僕が叱れないようなもの…(苦笑)。「アンタは どうなのさ」と言われたら、返す言葉がない(大笑)。




3月3日  NHKのど自慢 松阪大会


 3月16日(日)、松阪市公会堂でNHKのど自慢の公開生放送が行なわれます。2月15日必着の申し込み受付に、僕も往復はがきで応募しました。


 申し込みハガキに書いた内容は、歌う曲名…「かあさんへ」、その曲を歌う歌手名…「吉 幾三」
その曲を選んだ理由…「昨年11月から、86歳になる母が心筋梗塞の手術をして入院しています。元気なときには何とも思わなかったのに、居なくなると、家の中はぽっかりと穴が開いたようで、家族の皆も、今さらながらおばあちゃんの存在の大きさを知りました。
 
長い入院生活で足が弱ってしまったのですが、、先日、やっと伝い歩きができるようになりました。1日も早く、元気で帰ってきてくれるようにとの願いを込めて、この歌を歌います。」と、ここまではNHK向きのコメント。


 そのあとに続けた、「もし、選に漏れた場合は、今後の受信料は支払いません。そもそもNHK受信料は民法上の支払い義務であって、受信・支払い契約を締結していない場合は支払いの義務もなく、また不払いに対する罰則規定もありません。法整備の未達によって、支払う人と支払わない人との不公平が生じている現状は遺憾です。」という一項が災いしたのか、
西洋サクラソウ
先日届いた返信ハガキには「1475通の応募をいただき、…選考の結果、残念ながら選にもれました」とありました(残念!)。


 早速、「自動振り替え」を解約に行かなくては…と思っているのですが、やや八つ当たり気味かな(笑)。『江戸の仇を長崎で!』 (意外な場所や筋違いな事で、仕返しをするという意味)…とも思うけれど、僕の全国デビューの芽を摘んだNHKだから、倒産してもいいか。


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