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4月6日 チビ、出産!
チビのお腹がいよいよ大きくなってきたので、風呂場の前の洗面台の下に段ボールの箱を置き、「ここでお産するんだよ」と3度ばかり箱の中へ入れて言い聞かせたのだけれど、言っている最中にいつも飛び出してくるので、「気に入らないのかな。場所を変えて、改めてシュミレーションしようか」と思っていた。
今朝6時過ぎ、ふと目覚めると、「ミャ〜、ミャ〜」と聞きなれない鳴き声がする。あれっと思って鳴き声の元を探しに行くと、パソコンの前の椅子に敷いた座布団の上で、チビのお産が始まっていた。
『たいへんだぁ』と思いつつも、何もする術がない。お湯を沸かす必要もないし、お腹をさすってやるぐらいが関の山だが、手を出すと迷惑そうである。それでも、「ガンバレ、ガンバレ」と言いながら、1時間ほど付き合いしていた。
「ミャ〜、ミャ〜」という赤ちゃんの鳴き声で目を覚ましたわけだから、僕が見に行ったのはお産をほぼ終えた頃だったのだろう。まだ羊水でベトベトしている子猫たちの体を、チビは丹念になめてきれいにしている。子猫たちは、生まれてまだ1時間もたって

いないのに、「ミャ〜、ミャ〜」と鳴いて這い回っている。動物の命の逞しさを見たような思いであった。
お産をしたパソコンの椅子の座布団はベトベト…。このままでは濡れたままだし、椅子の上では子猫が落ちてしまうかもしれない。そこで、すぐ横のカラープリンターを載せた机の下に座布団を敷き、チビご一家にお移りいただいた。
まだ、子猫は何匹生まれているのか判らない。
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4月9日 チビ一家、僕のベッドへお引越し
帰宅したら、チビ一家が僕のベッドの上へお引越ししていました。1匹ずつ口にくわえて、ベッドの上に運ん

だのですね。
しかし、僕も寝なきゃならないし、ソファで寝るにはまだ寒い。一緒に寝るには、チビちゃんたちはまだまだ小さすぎて夜中に押し潰してしまうかも知れないので、ベッドの横へ新しい座布団を敷いて、そこへ移しました。
でも、チビは気に入らなかったらしくて、また一匹ずつくわえて、隣の部屋の勉強机の下にあった、空の段ボールの中へ移してしまいました。チビは、新居として目星をつけていたのかなぁ。
ひろちゃんによると、『子育てはアタシがやるから、アンタは私の面倒だけ見ていればいいのよ…と、チビはそう言ってるのね』とか。
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全員で5匹です。 |
ときどきベッドへ
上がってきます。 |
随分小さな段ボールへ
お引越ししました。 |
4月11日 ママ 大奮闘! −チビの子育て日記3−
チビは、先日まで自分がミャーと甘えていたのに、母親になった今はエサを食べている最中でも、「ミャ〜」と鳴く声を聞くと飛んで行ってあやしつけ、落ち着くとまたエサを食べに来て…と、大奮闘です。

誰が教えたわけでもないのに、これが母性本能というものでしょうか。先日も、パチンコをしていて駐車場の車の中へ放置した1歳のわが子を死なせてしまったという若い母親の話が伝えられていましたが、チビの爪の垢を煎じて飲ませてやらなければ!
母親になって、風格さえ出てきたチビ →

4月15日 生後1週間 団子状態
← 生後8日目の我が家のチビッ子たち
折り重なって団子状態ですが、息さえ出来ればこの方が暖かくていいみたい…。5匹いるのがわかりますか。
純白の母チビから、白1匹、茶2匹、黒2匹が生まれたわけです。父親は、何色だッ?
4月20日 生後2週間 子育てにもちょっと余裕が
動物たちの生命力には驚嘆するばかり。2週間もたてば結構一人前で、ニャーニャーうるさく鳴きながら這いずり回っています。

今までは、自分がエサを食べている最中でも、「ニャ〜」という鳴き声を聞くと飛んで返り、付きっ切りで乳を飲ませ、舐め回していた母チビも、ちょっと余裕が出来て、鳴き声が聞こえてもおおむね無視しています(笑)。
僕の机の上に来て、休憩するチビ →
4月26日 チビは大食漢になりました
チビはこのところ食欲旺盛…。朝から枕元で「ニャー、ニャー(朝食の時間だよ)」とエサをねだります。
お陰で僕は早起きに…。エサを食べさせてからまた寝るから、同じかな…(笑)。
僕の机の下に、チビちゃんたちが住んでいる段ボール
があります。 鳴き声を聞いて、覗き込むチビ →
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ひと回り大きい箱に移しました。 |
いつも5匹で
固まっています |
5月4日 チビっ子ギャング、大脱走!
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脱走計画を練るチビども |
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母チビの目を盗んで、
よっこらしょ…。 |
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よいしょっと乗り越えました。
外側へドタッと落ちて、脱走…
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母チビも、僕がパソコンに向かっているとキーボードの上を歩き回るし、原稿を書いたり本を読んだりしていると、平気で書類や開いたページの上へ乗ってきます。外から帰ってきたばかりの足でもお構いなしですから、僕が発送する文書にはときどきチビの手形が捺されています。
母チビ1匹でもこの調子ですから、チビ公たちが駆け回るようになったらどうなることやらと怖れていたら、チビの1匹が巣箱の縁によじ登っているではありませんか。何度も転がり落ちるのですが、一向に諦める気配がありません。
母チビが気づいて、猫パンチを食らわせ、巣箱の中へ引き戻したりしています。
でも、子猫の好奇心とトライは、全く衰えません。ママチビが他の猫をなめている間に、トラ1号がとうとう縁を乗り越え、外へ転がり落ちてしまいました。脱走成功です。
僕は拾い上げて、すぐに箱に戻したのですが、要領を覚えたトライチは次は楽々と縁を越えてくるようになりました。これを契機にトラ2号、シロ、クロ、そして一番小さいブチまでが、縁を超えてきます。
はじめは、「たいへんだぁ、脱走したぁ」と走り回っていた母チビもやがて諦めてしまって、箱の外で遊ぶチビ公たちの傍に座って眺めています。
しかし、縁側から下へ落ちたり、冷蔵庫の裏にもぐりこんだりしたら探すのも大変ですから、僕は縁の高い箱を探してきて、全員をそこへ収容しました。初めは「ミャーミャー」と抗議の声を上げて箱の側面に爪を立てていたチビ公たちもやがて抵抗をやめて寝てしまいました。
が、いつまでも、これで食い止められるとも思えません。明日は「ネコの飼い方」という本を買ってきて、研究します。
5月7日 住まいの箱の縁を「よいしょ」と越えて、出入りはもう自由自在
今 ふと気になってチビたちの箱をのぞいたら、もぬけの空…! みんな、脱走してしまっていて、部屋のあちこちを探し回りました。
まぁ、まだ 廊下を走っていったり、土間へ降りていったりはせずに、机の下か、洋服が掛けてあるハンガーの下あたりに、束になってウロウロしています(笑)。

でも、走り出していくのも、時間の問題でしょうね。そう思って、今日はホームセンターへ行って、ブロックやネコ砂などを買ってきました。明日は、トイレを整備し、訓練することにします。
「こんなもん、軽いジャン」と言いながら、
軽々と箱の縁を越えていきます →
5月8日
庭で、花に戯れるトラ
← 我が家の猫たちは、
飼い主に似て、花鳥風月を
愛でるたしなみが出来てい
ます(笑)。
「ねこ」「0才から2才までのネコの飼い方」という
本を買ってきました。 →
5月9日 あっ 痛たたたたた−ッ!
僕の足によじ上ってくるトラ →
爪を立てているので とても痛いのです。
ブチが 足の親指に噛みついています。
このトラとブチが 特に僕の足を好んでいるようです。
5月10日 僕の足は段ボールの中に避難

← 僕はかじられないように、段ボールの
中へ足を入れて生活しています。
パソコンや机に向かっていると、足元にチビどもが群がってきて、足をかじったり よじ登ったり…。チビどもは手加減なしで爪を立てるし、足に噛みついてきます。だから僕は、段ボールの箱に足を入れて生活しているのです(苦笑)。
5月12日 なかよし5人組
お昼寝も、絨毯の上で団子になって… →
5月13日 狭いところが好き(笑)

← 僕の足用の小さな段ボールの中で
寿司詰めになって寝ています。
狭いところで、折り重なるのが好きみたい。

母チビもその箱の中へ入ってきました。
チビッ子たちは折り重なって
乳を飲みます →
5月14日
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← 子猫用離乳食(キャットミール)」の
差し入れを受けて喜ぶ チビたち
えっ、あまり喜んでいるようには見えないって…。
実は、そうなんですよ。
この写真は、中国や北朝鮮のように、喜んでいる
様子を演出したヤラセです(苦笑)。
なぜ喜んでいないかは、明日 明らかになります。 |
5月15日 親のエサを横取りするチビたち
ネコ缶を朝と夜の2回 母チビに与えているのですが、食事の時間になると、チビどもがバタバタとエサ場に集まってきて 母チビの皿に首を突っ込み、缶詰から取り出したマグロを食べてしまうのです。
チビ猫ども 母チビのマグロを横取りして食べています。→
母チビは優しくて、チビどもが来ると怒らずに 離れたところに座って食べるのを見ています。
クロチビなんか攻撃的で、自分が食べているのを邪魔されると、『フーッ』と怒っています。
← チビたちは マグロを食べたあと 硬いペットフードの皿にもたかって 硬いのをカリカリと音を立てて食べています。
離乳食を飛び越してしまっている…、
恐るべし、チビ猫…!
5月16日 無防備(笑)!
ご飯を食べたら、集団昼寝 →
シロやトラは、上向きになり腹を見せて
眠り込んでいます。
ブチは、寝ていませんね。ちょっと中途
半端な 宙を泳ぐ視線が愛くるしい。
5月20日(火) 痛ててて〜ッ!
チビたちの動作が俊敏になってきました。今までは、ヨチヨチのたのたと歩いていたのが、今ではサッといなくなってしまう。

歯も強くなってきたのでしょう…、離乳食用の粉ミルクをぬるま湯で糊状に溶いて餌場に置いてやったのですが、『そんな子どもみたいなもの食べられるかい』とばかり、全員が見向きもしないで、大人用のキャットードライバーをポリポリといい音をさせてかじっています。
爪も鋭くなってきていて、足にしがみつかれると痛くて悲鳴を上げます。
ブチが足首に噛み付いている。爪も立てているので
結構痛い。シロが、もっとやれとけしかけている。 →
そのチビたちに、洋服掛けに吊るしておいた背広のズボンで爪を研がれ、裾をボロボロにされてしまいました。オイオイ…と思ったけれど、母上が「猫を怒ったらいかんよ」と言っていましたから、吊るしておいた僕が悪いと反省することにしました。
夜、テーブルの上においていたロールパンが袋ごとなくなりました。テーブル下の段ボールの中に、破れたパンの袋と少しずつかじったパンが4個、放り出してありました。『食べるならちゃんと完食しろよな』とつぶやきながら片付けていたら、その僕の足をブチがまたガブリッと食べています!
5月22日 ベッドの上に登れるようになりました。
先日からチビどもが、ベッドの頭の先に立ててある、ピンのスタンド式キャディバッグにガリガリと爪を立てていた。見つけると、「ダメだろうが、今度のヨーロッパ遠征へ担いでいくのだから」と注意するのだが、数分後にはまたガリガリと音を立てている。母上の

入院で、遠征の目処も立っていないから、注意にも迫力がない。
と…、今朝、そのバッグをよじ登って、ブチがベッドに上ってきた。ガリガリと音を立てていたので、引っ掻いているなと思いつつウツラウツラしていたら、突然 耳元で「ニャッ」と鳴いた。
10分もしないうちに、あとの4匹も次々と上がってきた。上り方を覚えたチビたちにとって、いつもふかふかなベッドの上は、快適な場所なのだろう。休憩、昼寝…、そしてじゃれ合いもベッドの上でやっている。
5月24日 耳もとで寝息が
僕は、朝目覚めると、顔の横、頭の上、首のところ…と、安らかな寝顔に取り巻かれています。
チビたちは、みんな ベッドの上へ登ってきて、寝るようになりました。
5月26日 良い天気だったので、庭に出てみました。

庭石の上で |

茂みをかいくぐって
顔を出しました |
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離れの裏へ、生垣の補強パイプを
乗り越えていくところ。 |
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