飯田 章のホームページ 雑記帳 壱月


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9月から、雑記帳の各項には近所で撮った花の写真を載せています。ところが僕は、花の名前がチンプンカンプン…、全然解りません。写真に名前がついてないのは知らない花ですし、名前が間違っているのもたくさんあると思います。お気づきの方は、こっそりメールで教えてくださいね。


11月30日(日) 源氏物語千年紀 「石山寺」


 まだ11月だから小春日和か、それともこの冷え込みは冬晴れというべきでしょうか。とにかく爽やかな晴天に誘われて、滋賀県大津市の「石山寺」へ出かけました。
 今年は紫式部が「源氏物語」を著してから1000年とか。縁りの名刹として名高いこの寺を、紅葉の間に訪れたいものと思っていたのです。
 石山にあるので「石山寺」というのだと思っていましたが、さにあらず(苦笑)。その命名の由来は、正面の急な階段を上りきると目の前に広がります。「これが『石山寺』かぁ」と納得…。(その顛末は
物見遊山」のページで報告します。)
 紅葉は120%…。落葉が伽藍の屋根に降り積もって錦を織り成し、参道を行く足元でカサコソと音を立てて、往く秋への名残りを奏でていました。


← 紅葉に包まれてたたずむ伽藍。1000年の昔、紫の君もこの堂宇をめぐって物語の構想を練っていたのかと思うと、お堂も草木も何やらゆかしい。







11月24日(月) 「コスモス(宇宙)」、25年を経ても面白い。

トルコキキョウ

 
1980年代の初めに放送された、カール・せーガン博士の魅力的な案内で宇宙の仕組みを解き明かした全13回のシリーズもの…、ご覧になった方も多いかと思います。
 宇宙誕生のビッグバンから150億年(ン、120億年と読んだ記憶もあるけど、まぁ30億年ぐらい、どーっていうことはない。解説している人が「僕が学生の頃は宇宙誕生は50億年前といわれていたンです」と言っていたし、隣の銀河のアンドロメダ星雲へ行くにも光速で250万年かかる殻、宇宙船の中で何世代もかけて…という類の話なのだから)、原子が電子を帯びて中性子をつくり、それらが集まった粒子がガスや塵(チリ)となって漂ううちに、宇宙の運動と互いの重力とによって集まり、渦を巻き、ぶつかり合って結合し、星をつくってきたのですね。
 原始地球の有毒物質が溶け込んだ太古の海で、偶然が重なり合って生命の原型である有機物ができ、何十億年もかけてアメーバとなりました。更に何十億年もかけて光合成をして酸素を作り出すものができ、更に何十億年もかけて海を泳ぐものが現われました。
 私たち人間の祖先は、海を漂う筒状の濾過性生物から、5億年前にウナギのような捕食魚になり、骨格を持って現在の魚の形になりました。猛毒の酸素が充満する陸上へ進出したのが両生類で、かの愛らしいイグアナはわが先祖の親戚です。陸地で生まれた爬虫類は巨大化して恐竜となり、数千万年間も地上世界を支配しましたが、あるとき忽然とその姿を消します(人類に対する重大な警告かもしれません)。その恐竜の足元でひっそりと生きていたのが小さな哺乳類で、トガリネズミからサルへと進化してきたのです。
 サルと人類とでは、98%のDNAの仕組みが同じだというのも納得です。中には、サル以下というのもいますからね。


 民放を録っていますからCMが入っています。IBMやSONYなどの格調高いCMに混じって、「マルタツのビタミンちくわ」とか「伊東へ行くならハトヤ、電話は4126(良いフロ)」なんてのもあって、なんか嬉しい。
 



11月21日(金)  鈴峰CC


 昨日は寒かったのに、今日は一転して小春日和だ。「地球温暖化を進めよう」と呼びかけたキャンペーンを見て、寒気もちょっと手綱を緩めてくれたのか。朝から、奈津子が「ゴルフ行こう」と電話をしてきた。あまりの好天に
、ついつい「OK」と返事をしてしまった。(以下、ゴルフのページへ




11月20日(木)  
地球温暖化へ努力しよう!
オンシジューム


 寒いなぁ。今年一番の寒気団が襲来とか。寒いのが苦手な僕としては、まだ秋なのにこの寒さでは、この先が思いやられる。
 やっぱり、地球は温かくなくてはいけない。生物の活動に多大なエネルギーを要する寒冷化は、断固として避けるべきである。寒くなれば暖房をガンガンかけることになるから、火は燃やすし、ガソリンは消費するし、電気・ガスの消費は増え、Co2が増大して、少しは暖かくなるだろうか。
 でも、地球温暖化にとって、Co2の増加はたいした原因じゃないんだって…。温室効果による地球温暖化に警告を鳴らしたIPCCは、Co2を犯人とは言っていない。日本では、政府もマスコミもCo2削減一色であるのは、IPCCの論文を環境省の役人が日本語に直すときに誤訳したからだというのだから、まことにお粗末な話である。
 これから地球は寒冷化に向かう。地球全体が氷結するような氷河期が来たら、もう二度と地球は暖かくなれないという。みんなで一生懸命に火をたいて、地球を温暖化するように努力しよう。




11月19日(水)  
人権教育
ヤマボウシの実



 「ちょっと聞いてください」と聡子が仕事の帰りに立ち寄った。「人権教育集会があって、ひとりずつ感想を言わされるンです。いいことを言わないと『学習!』とかいって残され、『考えが浅い』と叱られて絞られます。その人たちの言っていることより、帰りに「よう解らんなぁ」と言っている友達のほうが、ホントのことを言っているみたいに思うのですが…」と言う。
 聡子は英語の教師…、職場で人権について学習する集会があったらしい。「フンフン」と聞いて、「差別は許さない」ともっともらしいことを言うぐらいの世俗的な知恵は持ち合わせているが、人権を声高らかに叫んでいる連中がウソ臭いというのである。
 その連中も学校の先生仲間…、所詮は「仕事」で人権を叫んでいるんだと解説したら、あっそうかと納得していた。


 しかし、学校現場で今もソ連のラーゲリーのような吊るし上げ教育が行われているとは、それだけでも人権教育の胡散臭さが窺い知れる。
 僕は以前から、人権教育は、学校の先生が片手間で扱うような問題でなく、専門の勉強をして研修を受けた行政官が、理論と権限を持って取り組まなくては、何も解決しないと言い続けてきた。
 教育現場での人権教育は、教員がくぐらねばならない試練の門として存在し、同時にくぐり抜けたものは将来の栄達が約束される登竜門でもある。10年1日のごとく、何の成果もないことを繰り返しているのに…。


 僕の知人で「娘が結婚するんだが、同和地区の出身じゃないか調べる」と言うのがいた。「今は肌の色が違う人を連れてきても驚かないというのに、日本人ならばそれだけで喜べ。根拠のない差別意識は、人間として最も恥ずべき性根だ」と言ってやったら、「あいつも部落出身らしい」と僕のことを触れ回っていた。
 言われたところで何の痛痒もない。僕としてはどうでもいい問題で、言うものの心の貧しさを哀れに思うばかりだ。差別やいじめは、他人を虐げて、何の根拠もない自分の優越性を保とうとする恥ずべき行いであって、自分の人格を著しく傷つけていることに、気づかないのも哀れである。


 「お前、島崎藤村の『破戒』は読んだのか?」と聞くと、「読んでません」。「『破戒』も読まずに、人権教育や同和問題を語りに来るな」と言ったら、「今から本屋へ寄って、買っていきます」と帰っていった。
 仕事の帰りだというから、食事はまだだろうと夕食を食べさせながらの話だったが、ン、あいつ、この夕食が目当てだったんじゃないのか…。



オーシャン・フラワー?

11月16日(日)  
麻生さん、元気かなぁ?


 ワシントンの20カ国サミットでは20兆円の土産を引っさげていって、劇画タッチの存在感を示したかった麻生太郎ちゃん…、個別会談したアジア・アフリカの首脳からは「ありがたくいただきます」とお金だけ無心されたみたい。まぁ、もうじき政権交代するであろう日本の総理のことなど、誰も評価はしないですよね。
 麻生さん、きちんと選挙で国民の信を問い、支持を受けての政権を築いた上で、難局に挑むべきでしたね。今の状況では何をしても間に合わせ…、国内的には選挙目当ての、国外的には近いうちに消えていく人の置き土産ぐらいの意味にしか受け取ってもらえない。
 昔、竹下 登総理が、東京都知事選に出馬したいと訪れた牛場治朗(元日本青年会議所会頭)に、推薦するとも支持するとも言質を与えず、「日本青年会議所の人は乾杯の音頭は上手だけれど、修羅場をくぐらなくてはならない政治はしないほうがいいんじゃないですか」と言い捨てたという話を思い出しました。麻生太郎も元日本青年会議所会頭…、政権をかけた乾坤一擲の大勝負を打つ知恵も度胸もなかったというところでしょうか。
 国民的人気が高いというけれど、秋葉原に集う漫画少年少女にキャッキャ言われているだけでしょう。小泉元総理への「純ちゃ〜ん」じゃないですが、行く先々でおば様たちが「太郎ちゃ〜ん」と黄色い声を上げているという図式は記憶にないですね…。

 選挙を先送りしてしまった麻生さんの政策には、ど−しても向こう3年5年をイメージすることができない。いや、1年先だってど−なるものかと思ってしまう。
 麻生さん、政治に国民の安心をつなぎとめるには、安定政権を築くことが必要です。ここは目玉政策を打ち出して選挙に臨み、国民の審判を仰がなくてはならないのではないですか。その結果、政権交代が行われても、それはそれで仕方のないこと…。麻生太郎の責任というよりは、長年の自民党政権が国民に否を突きつけられたわけです。
 政権が交代したら、復権しようと一生懸命に努力するところに、より良い政治が築かれていくことになるのでしょう。ン…、社会党と野合して村山内閣を作り出し、政権を取り返した自民党の姿が浮かぶって…。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と言いますから、ここは、自民党もその轍は踏まない…と信じることにしましょう。ね、麻生さん!




11月15日(土) 昭和の歌姫「美空ひばり」
今年もシクラメンの
季節になりました。



 テレビを見ないようにしているという話は、以前に書いた。もう3ヶ月ほど、テレビを見ていない。といっても、特定の番組はビデオに録って見ているから、厳密には見ていないとはいえないのかもしれない。
 それで、ビデオに録り留めたものを引っ張り出してきて流し見している。ついでに、DVDにダビングもしている。
 「ベン・ハー」「十戒」「クレオパトラ」とか、NHKの「シルクロード」「アメリカ・トレッキング紀行」「文明の道」「コスモス(宇宙)」なんか、見入ってしまうものがいっぱい…。ダンボールひと箱に48本のビデオが入っていて、その箱が11個あるから、約500本のテープがある。その4割はゴルフ、3割がドキュメンタリー、2割が映画、1割がエンターティメントといったところだ。
 「87年 紅白歌合戦」というビデオをかけてみた。加山雄三と和田アキ子の司会だが、何かが欠けているのは美空ひばりが出ていないからか。で、「この人この歌、美空ひばり」をかけてみた。なんて上手な歌なんだ。一曲ずつ、歌声が違う。この歌声に、人々は自分の人生を重ねていたのだと思うと涙がこぼれそうになった。
 ン、「風と共に去りぬ」が見当たらない。
明日は朝から、ビビアン・リー探しをすることにしよう。




11月12日(火) 省益あって 国益なし



 昨夜は10時ごろに寝てしまったものだから、先ほど…午前1時前に目が覚めた。電源を入れてみたラジオから、「放送設備点検のため、このあとNHK第一放送はお休み。今夜のラジオ深夜便はFMで…」と言っている。コーヒーを飲みながら、パラパラとめくった本に面白い小ネタがあったので書き抜いてみる。


『 2000年10月のこと、筆者(某外務省職員、注・章くん)はAPECに出席する森総理(当時・注同)に随行してブルネイに居て、プーチン・ロシア大統領との首脳会談をセッティングしていた。この5日前、日本の国会では「加藤(紘一、注同)の乱」が起きていて、加藤サイドからロシアに「近く加藤政権が誕生する。森総理との会談は見合わせたほうがよい」とのメッセージが伝えられた。加藤個人からではなく、周辺からの発信らしい。
 この情報を知った筆者は、森総理にそれを伝えるかどうか悩んだという。政争に巻き込まれる危険性を覚悟せねばならないからだ。悩んだ末、伝える腹を決めた彼は、総理の部屋へと向かう。ここからが、なかなかに面白い。
 秘書官たちと入れ替わりに部屋へ入った筆者を見て、佐々江賢一郎総理秘書官(外務省出向、注同)が部屋に入ってこようとした。筆者が「総理と二人に…」と言うと、顔を紅潮させて「君…」と言いかけたのに、「知ってしまうとあなたも当事者になりますよ。覚悟はできていますか」と更に言うと、何も言わずに部屋を出て行った。
 外務官僚にとって、総理・外務大臣・官房長官であっても政治家たちとの付き合いは一時的なものである。他方、外務事務官・外務審議官・総合外交政策局長・官房長など将来の出世と関係するような外務省幹部との関係は一生ものだ。官僚の職業的良心は出世である。佐々江氏が送るであろう極秘電報が外務省に届いたら、外務省幹部の誰かが自分の後見人となっている政治家にこの極秘情報の写しを運ぶ。そうなれば情報が永田町に流れるのは時間の問題だ。 … 加藤氏に保険をかけている外務官僚は絶対にいるはずだ 』
というものである。このあと、北方四島の返還をめぐる交渉となるのだが、その経緯もさることながら、「省益あって、国益なし」といわれる官僚の動きが具体的に綴られていて興味深かった。


関連して、「北方四島の返還」について


 北方四島返還問題についてだが、帝政ロシア時代、ソヴィエト連邦時代、そして現在のロシアを通じて、この国が交渉などの平和的手段で領土を返還したことはない。
 「江東六十四屯の悲劇」は黒竜江東岸一帯の満洲人が住む64か村に、199年7月、義和団の乱を契機にソ連軍が侵入して6000人の住民を虐殺し、死体を黒竜江に流し去ってこの地を占領した大虐殺事件である。日露戦争の伏線ともなった事件であったが、その後、清国・張作霖満洲政権・中華民国政府も返還を求め、国際的圧力やロシアの政権交代などの際に返還条約を締結し、ソ連自身が返還宣言を発したりしているのに、結局その返還は実現されずに今日に至っている。
 外蒙や東欧・中東諸国の併合など、貪欲な領土拡大意欲を見せるロシアにとって、領土を失うことは国の威信に直結する問題なのだ。ソ連崩壊による政変時に独立できた国は余程の幸運であって、機会を失したチェチェンなどは武力で蹂躙されて、もはや独立は果たせないだろう。
 領土返還問題で、その土地がいかなる理由で占有されたのかは、返還の根拠になりえない。北方四島の返還に向けて、日本は国を挙げての返還要求と国際世論の喚起、そして何よりも、返還に対する見返りをロシアに提示できない限り、4つの島が日本に還ることはないのだろう。 
ヒャクニチソウ
 

11月8日(土)  セーターを着ました。


 朝から降り続いていた雨(多分、朝から…。昨夜2時ごろ還ってきたときは降っていなかったから)も、お昼過ぎにやみましたが、そのあとあたりは冷んやりとした秋の冷気に包まれています。
 昨日まではベストだったのに、今日はセーターを着ました。そういえばお昼前に目が覚めたとき、母チビが布団のすそにもぐりこんでいましたね。ひと雨ごとに、秋が深まっていきます。




11月6日(木) 米大統領に「バラック・フセイン・オバマ JR」当選
         薔 薇



 僕は9月のこの欄に「これは、何の根拠もない僕のカンだけれども、オバマはアメリカ大統領になれないと思う」と書いた【参照】。その後の米世論調査で、「マケイン54%、オバマ上院議員44%」という支持率が報じられ【参照】、「やっぱり」と思っていた。
 ところが、突如襲った100年に1回の大暴風…世界金融不安が起こり、アメリカの経済は大混乱…。世界5大投資銀行のひとつ「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻、米保険最大手AIGに850億ドルの公的資金注入、アメリカの銀行史上最大の破綻「ワシントン・ミューチュアル」倒産。投資銀行第1位と2位のゴールドマンサックスとモルガンスタンレーはFRBの直接指揮下へ、3位のメリルリンチはバンクオブアメリカに買収された。
 金融界の破綻から実体経済にも大きな影響が出て、アメリカの象徴である自動車産業の雄「GM」「クライスラー」は株価が50〜30%になってしまい、工場閉鎖・リストラを余儀なくされている。
 ブッシュ共和党政権下で生じた経済破綻は、マケイン(共和党)とオバマ(民主党)の支持率を逆転してしまった。マケインは、ブッシュに倒されたようなものである。それにしても、ブッシュはアメリカ歴代中で最低の大統領であった。アフガン・イラクを泥沼化させ、ガソリン・食料価格を天井知らずの高値に追いやり、最後にはアメリカ経済を崩壊させ、地頭の候補者を引き摺り下ろしたたのだから、これより悪い政治はやろうと思ってもやれるまい。
 大きな歴史の転換である。経済が破綻したアメリカは、初の黒人大統領を抱いてどこへ行くのか? 少なくとも、黒人の地位が向上すれば、それだけでもたいへんな成果だとするべきだろう。




11月3日(月. 文化の日)
 田母神俊雄航空幕僚長(強制?)退職


 現職の航空自衛隊のトップが、「日中戦争は侵略戦争ではない。真珠湾攻撃はアメリカが仕掛けた罠にはまった」とする懸賞論文を書き、更迭された。
 
田母神俊雄航空幕僚長が書いた論文の内容は、今や多くの部分で検証されている昭和史の事実で、戦後史観こそが見直されなければならないときを迎えている。歴史の検証もせず、周辺諸国の抗議をかわすために、とにかく謝ることを繰り返してきた宮沢・村山・河野談話などは、わが国の戦後の日々にぬぐうことのできない影を落としてきた。今も、政治的、社会的、思想的立場から、「日本は侵略国家だった」と叫ぶ知識人・学者などは多い。


 ただ、現職の航空幕僚長が政府見解と異なる意見を公表したというところが、何んとも悩ましい。会社がテレビを売れと言っているのに、地域本部長がコンピュータで行けと公言したようなものである。政府としても更迭はいたし方のないところで、田母神航空幕僚長としては現職のうちは会社の方針もあることだから、意見の公表は思いとどまるべきであった…というのが僕の結論だがどうだろう。
 

 の項、「日本は、今」にページを移して、あとを綴っているので参照してください。



11月2日(日) 
西川 遼くん 涙の初優勝!
ガーベラ



 絵に描いたような優勝でしたね。… 18番パー5のセカンド、前下がりのラフだから、刻むだろうなと思っていたら、グリーンに向かってアドレスしている。アイアンを持っていたので、まぁいいかと見ていたら、ボールは池を越えたものの対岸の斜面を登りきらずに落ちてきて、池へ転がり込んでしまいました。でも、乗せて2パットならばパーだから、問題はない。
 そのウオーターショットは、見事にグリーンを捕らえただけでなく、2段グリーンの奥のピンと同じ面へ乗りました。15番(だったか)のロブショットといい、すばらしい小技を持つ17歳ですね。
 ここでエッジから深堀がバーディパットを放り込んで、遼くんのリードは1ストロークとなり、高速グリーンを何んとしても2パットで納めなくてはならない。4打目のパットはインパクトが少し強く入って、70cmほどオーバー…。返しのパーパット、見ているこちらがドキドキしました。
 後のインタビュで、「最後のパットは、今までゴルフをしてきた中で一番ドキドキした」と本人も言っていましたが、初優勝(プロとしてトーナメントは初です)にかける思いは巨石のような重さだったことでしょう。
 途中は苦しかった、泣きたいほどだったが、後にいいことが待っていると信じて頑張った…と言いながらこぼした涙が、高校生であるということも加味して清々しかったですね。このごろの高校生はどこかシラけていて、感極まって泣くなんて場面はまずないですよ。それだけ、彼が一生懸命に生きているということなのでしょうね。
 

 僕は西川 遼のファンというわけではないけれども、この優勝にはエールを贈りたいと思います。彼がこれからますます強くなり、それでもこの懸命さを忘れずに、謙虚で、他のゴルファーの模範となるようにと願いつつ…。




11月1日(土) パルチザンの物語は永遠なれ −北朝鮮の後継者問題− 


 突然ですが、北朝鮮の後継者は、金正日の次男「金正哲」に決定したようです。


 2〜3日前にテレビで、フランスの脳外科の医師団が北京へ向かう姿が報じられていました。フランスから北京へ向かう医師など珍しくもありませんが、彼らはその後ピョンヤンへ向かう一行でした。美食の限りを尽くし、大酒をあおってきた金正日朝鮮人民民主主義共和国総統は、まず通風を病み、やがて心臓病、次に高血圧から脳溢血か脳卒中か、とにかく脳に重大な症状を発症しているようですね。
 先軍政治50周年が2010年であり、金日成誕生100周年が2012年ですから、このあたりで後継者としての指名がなされるものと思われます。スムーズな継承のためには、それまで金正日には生きていてもらわなければなりません。北朝鮮には、「首領の在任期間中に後継者を選ぶ」というマニュアルが成文として存在しています。そうしなければ、体制が瓦解するからです。金正日の健康が危ぶまれている今日、北朝鮮にとって後継者の決定は喫緊の重大事です。
 ガーベラ
 今年6月28日の労働新聞に掲載されていました、「パルチザンの物語は永遠なれ」なる政論も注目すべき一文です。「朝鮮革命の伝統は永遠に白頭山の血筋である…」と綴るその論調は、金正日から金正哲への継承を促し、賞賛するものでした。もちろん北朝鮮の公論は、金正日の了承を得ています。彼の病状如何によっては、ドラマの展開は早送りされるかもしれません。


   
この項、【日本は、今170】に詳細を綴っていますので、参照ください。


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   思いつき、メモ、ぼやき、他のジャンルに入らないことがら、誰かに送ったメールの
  抜粋 … などを記していきます。
   ほとんど根拠のない、気楽な話の羅列ですから、ご用とお急ぎの方はのぞかないで
  ください(笑)。



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