![]() |
---|
水郷古鎮 「周荘」の朝 |
← バスの窓からパチリ
上海近郊の道路の左右には、おびただしい数のマンション群が立ち並んでいました。
右を向いても、左を見ても、マンション群なんです。そして、まだまだ至るところで建設しているんです。
上海の流動人口は1800万人だとか。それだけの人々を収容するのですから、住居の数もたくさん必要ですよね。
(このあとしばらく、周荘へ向かうバスの、雨に濡れた窓ガラス越しに撮った写真が続きます。
暗くなってもきますし、見にくくて申し訳ありません。)
4階建てに交差している高速道路 →
ガイドの唐さんが、ここ30年、中国政府は道路の建設に力を傾注してきたといっていました。確かに、上海を中心とする交通網は、素晴らしく発達しています。
でも、それ以上に車の数が増え続けているのでしょうか。章くんたちの旅の途中でも、上海市内の至るところで交通渋滞に巻き込まれました。
来年の万博を控えて、上海周辺では、あそこでもここでも工事が進められています。
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
つくりかけの高速道路 | 高速道路の橋梁工事らしい | マンション工事 |
マンションも、日本のように1棟ずつ建てて、売れたら次を建てるなんて、そんなセコイことはしません。10棟ぐらいを、まとめてデ~ンと建てています。
道路沿いには、会社や政府の大看板が立ち並んでいます。
← この看板は軍の宣伝らしい
わが祖国を愛する若者よ、国家と党を守り、夷敵を殲滅する「人民解放軍」に来たれ…とでも書いてあるのかな?
夕刻…、車が多くなってきました。市内から出るとき、やはり渋滞につかまりました。
道路の向こうに並ぶ柱は、
ゴルフの打ちっぱなし練習場です。 →
このあとも、数箇所で練習場を見ましたから、中国でもゴルフをする人は増えているということですね。
上海周辺のゴルフ事情をちょっと調べてきました。上海市内と郊外には20箇所ほどのゴルフ場があります。タクシーで1時間半~2時間足を伸ばすならば、蘇州、杭州などにはやはり20箇所ほどゴルフ場が造られてきています。
プレーフィーはピンキリですが、ビジターの平均で平日8000円、週末は14000円ほどですから、昨今の日本と同じぐらいでしょうか。でも、1バッグにひとりずつのキャディがつきます。
日本人の平均収入31万円に比べて、中国人(北京・上海)の平均収入は4万円ぐらい。ただ、北京や上海では、富裕層(金持ち)は先進国の富裕層と大差ない収入を得ていますが、低賃金で働く労働者の数が極めて多く、一般労働者だけの平均賃金といえば、これよりもかなり低額となります。だから、中国の一般の人たちからみれば、ゴルフはまだまだ高価な遊びということになりますね。
← 上海近郊の有料道路の料金所。レーンの数がすごいです。
上海では、今は自転車(電動自転車も多い)とオートバイがたくさん走っていて、朝夕のラッシュのときなどは、どこからか涌いてきたのかというぐらい道路に溢れます。
でも、中国にも、もうすぐ車社会が到来することでしょうね。そうなれば人口が多い分だけものすごい数の車が、ののしりあいながら(笑)走り回るということですね。
もうひとつ興味深かったのは、有料道路の料金所付近の道端には、どこでも大きな荷物を下げた男女が何人か立っていたこと。
はじめは、何かを売っているのかと思ったのですが、店を広げている様子もないし…と考えていて、ハタと思いついたのがヒッチハイカー! 彼らは、車がスピードを緩める料金所の付近の道端に座り込んで、乗せてくれる車をひたすら待っているのだと思います。
それにしても、有料道路に入り込んで叱られないのでしょうか? そこが大陸的なのでしょうね。
料金徴収係りの女の子 →
当然ですが、男の子もいました。排ガス規制もない中国ですが、マスクもせずに頑張っています。
午後6時57分、周荘の町に着きました。上海空港から、ちょうど2時間30分です。
← 町の入り口には城門があり、ライトアップして旅人を迎えてくれます。
今夜のお宿
「周荘賓館」 →
唐さんの話では、「はっきり言って、あまりいいホテルではないです」とのことですが、激安ツアーだから仕方が無いですね(苦笑)。
←でも、ロビーにあったこの木彫りの龍は、ホント…見事でしたよ!
食事は円卓の中華料理…。安いツアーだから、文句は言えない味でした。
食事のあとは、8時30分から、周荘水郷のライトアップ鑑賞に出かけます。1000年の歴史を持つという、中国江南の水郷古鎮…、楽しみの散策です。
その2 水郷古鎮「周荘」 物見遊山トッブへ