1993(平成5) 9月18日(土) 〜 26日(日)            飯田 章のホームページへ
第1日 9月18日(土) 大阪空港−サンフランシスコ 
第2回 カリフォルニア・ゴルフ紀行の地図
この地図は隊長のページから拝借!

 今年の旅の参加者は、章くん(飯田 章)・村上隊長(村上信吾・信ちゃん)・橋っさん(橋爪正也)・登くん(竹島 登)・優ちゃん(今里優二)・辺さん(渡辺 徹)・荒ちゃん(荒井清和)の7名。サンフランシスコ近郊のコースとモントレー半島のぺブルビーチなどを回ります。
 空港へ向かう途中のドライブインで昼食をとりました。章くんはトリ南蛮うどん、680円。エッ、会費で出るの…もっと高いもの食べればよかったと悔やみつつ、午後2時30分大阪空港着、受付カウンターへ。空港売店で味気ない機内食に彩りを添える海苔の佃煮を買って、午後5時05分発のUA(ユナイテッド)810便に搭乗。無計画な行き当たりばったりの旅も2回目ともなれば余裕です。サンフランシスコへ向けて、いざ出発。


第2日 9月18日(土)
        畑の中の広〜いコース


 午前11時05分、サンフランシスコ着。例によって、空港内のAVIS営業所で車を借り、早速アメリカ第一戦「アドベクリークGC」へ向かいます。
 アメリカに着いたその足で、いきなり第一戦。アドベクリークGCはサンフランシスコから車で北へ40分ほど、ワインカントリーののどかな自然の中に広がる6969ヤード パー72 コースレート73.2の広〜いチャンピオンコース。日本の日東興業の経営です。
 1番パー5。睡眠不足の第一打、大きく右へふけていってラフ。第2打、引っ掛けて左のクリークへドボン、目が覚めたゾ!アドベ・クリークGC
 1ペナを払って4オン、2パットでボギー。時差ボケ解消のための第一ラウンド…章くんは44・44の88。ちょっと不満だけど、遠征ゴルフの難しさは身にしみているので納得です。

        一面のブドウ畑の中にゆったりと広がる
           アドベクリークGC  広〜い →


 ホールアウト後、クラブハウスで夕食。日本人も多くてあちこちで日本語が飛び交っていました。和食も用意されていたのですが、章くんは生来のパン好きで、洋食バイキングをパクパク…。
 さてアメリカ第1夜、今夜もこれから宿探しです。週末の大都会近郊のモーテルはなかなか空いていなくて、小奇麗なところを4軒ほどあたってみたけれど、ダメ。5軒目のフロントの女の子に、「このあたりで、どこかないかなぁ」と近くのモーテルに電話をかけてもらい、やっと見つけてくれたのが、「ザ・ロッジ」という名前のモーテル。 地図を書いてもらって行ったのですが、ネオンもなく看板も小さな隠れ家のようなモーテルで、その前を何度も行ったり来たりしながら見つけられずに、午後11時ごろまでウロウロしてしまいました。
 何度目かの往復ののち、暗い蛍光灯の光に浮かんだ「The Lodge」の文字を見つけました。なかなか見つけられなかったことに、村上隊長は責任を感じていたのでしょう、出迎えてくれたかなり太目のおばちゃんと感激の抱擁…! 余裕を取り戻した隊長は、2人1組のペアリングと部屋割りを指示。各員、指定された部屋に入ると、ななッなんと…ダブルベッド! 1人部屋だった隊長以外のそれぞれは、なんとなく眠れないアメリカ第一夜を過ごしました。


第3日 9月19日(日) 富士パン経営のソノマGC

 熟睡した隊長と連日寝不足の6人は、今日の目的地「ソノマGC」へと出発です。道端でこのあたりの農家のおかみさんが、採れたてのリンゴやトマトを売っていました。ひとつ買い求めてかぶりつくと、これがまた美味いッ!。でも、迷いまくるくせに、道草をしていていいの?。ホントはもう迷っていて、おばちゃんに道を尋ねるために停まったのです。
 たどり着いたソノマGCは、サンフランシスコ近郊の高級住宅街の中にありました。ゴルフ場が住宅街の中にあるというのは奇妙な話のようですが、アメリカでは住宅地のグレードアップのためにゴルフ場を隣接して造るのです。
 しかもここの住宅地は、外周がぐるりと塀に取り囲まれていて、中に入るには幾つかのゲートのどれかを、警備員の許可を貰ってくぐらなければソノマCCにて 参加の7人なりません。平和や安全もお金で買う現実が、ここにはあるようです。
 アメリカのゴルフにちょっと慣れたか、この日の章くんは43・38の81。それも最終ホールにダボを叩いての38で、「昨夜の寝不足で、最終ホールは眠むくてさぁ」とコメント。熟睡の隊長は91!

               ソノマGCにて 参加の7人 →

 このソノマGCも日本の富士パンの経営です。実はこの富士パンが造成したコースが、一行の地元で近日オープンし、その売出しを担当しているのが登くん・優ちゃん・辺さんたちが勤務する銀行なのです。「3人の支店長が行くンやから歓迎してくれるやろなぁ。まぁプレー代はタダやろ、ひょっとすると今晩はサンフランシスコでドンチャン騒ぎかも知れんぞ」と言いながら訪れたところ、「それはそれはお世話をおかけしています。それでは、お写真でもお撮りしましょう」とシャッターを押してくれたのが、右上の写真! 「お前ンとこの銀行もたいしたことないのぉ。もう預金全額おろすわ」と文句をつけている章くんの預金は普通預金。おろされても痛くも痒くもない、残高ン千円。

 サンフランシスコ市内への帰路、道路が渋滞です。「事故らしいなぁ」と前を覗き込んでいると、彼方の空から一機のヘリコプターが飛来し、道路へ着陸。手早い連携で怪我人を収容すると、素早く飛び立っていきました。アメリカの救急車はヘリコプターなんだ…、しかも、道路へ降りてくる…!

 今夜のお泊りは「ハーフムーンベイ・ロッジ」。明日、このホテルの付属コースを回るのです。露天のジャグジーと温水プールがあり、夜だというのにキャッキャ言いながら入っていたら、「じゃかましい」と英語で怒られてしまった。

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カリフォルニア・ゴルフ紀行1993 その3