第7日 9月24日(金)


カリフォルニアツアー最終戦


 サンフランシスコの朝は、たちこめる霧の中に明ける。カリフォルニアツアー最終戦は、ミシシッピー以西で最古のコース、ここ「オールド・デルモンテGC」。午前7時30分。1番のティショットを打つときは、10m前が全然見えません。「多分こっちのほう」と言いながらパッカーン!。こんなときはナイスショット…。
 サンフランシスコの霧の粒は大きく、肉眼で見ること朝霧に煙る オールドデルモンテGCができる。朝日に照らされると一粒一粒がキラキラ光って地上に舞い落ち、肌や衣服を濡らします。やがて太陽が高くなって陽光が木々の上から射し始めると、霧は見る見る晴れていって、グリーンに上がってパットをするころには、木々の間に浮かぶコースが見晴るかせます。

 朝霧に煙る オールドデルモンテGC
   やがて朝日が昇ると、霧は見る見る晴れて
  いきました


オールドデルモンテGC 17番のティショット 霧の中の1番ホール、村上隊長・登くんは揃ってパー。しかし、霧が晴れたにもかかわらず2・3番と進むに従ってボギー・ダボと崩れます。
「霧はどこへ行ったんや。もう出て来ンのか、霧は!」と、霧を呼ぶ2人。

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「今年も、やられたなぁ」



 章くんはこの日がんばって80! しかし、念願の70台は見果てぬ夢と散りました。

 午後1時、コースのスナックで簡単に昼食を済ませた一行はサンフランシスコ市内へ向かい、スターホテルに宿を取ります。

 アメリカ最後の夜の食事は、シスコっ子おすすめとホテルのおじさんが教えてくれた、イタリア料理店「レ・セントラル」。薄暗い店内、左後ろの席のアベックは食事の最中も男の左手と女の右手の指をからめたまま……。右前の男2人は低い声でぼそぼそと話している。
 やおら村上隊長、「左後ろのあいつらは不倫に決まっとる。それに男の2人連れはみんなホモや!」。男の2人連れがみんなホモなら、男7人の僕たちはどうなるの?
 ワインを頼み、アメリカツアーの打ち上げを祝いました。

 
第8日 9月25日(土)  サンフランシスコ 発
  サンフランシスコ空港へ向かう1号車。
    今回の旅は、
      この車ともう1台はワゴンで走りました



 午前10時、サンフランシスコ空港へ到着、12時20分発 UA809便に搭乗して大阪空港へ。
 毎日1便が飛ぶという大阪行きのこの便は、日本人のそれも関西人ばかり。白人スチュァデスが英語で対応する機内を、関西弁が飛び交います。


第9日 9月26日(日)  大阪 着

 午後5時10分、大阪空港着。暑い!

 「また来年。練習しとけよオ〜ッ!」と言い交わして解散ッ!


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その1   

カリフォルニア・ゴルフ紀行1993 その3