第11日  22日(水)  プレジデントCCプレジデントCC クラブハウス


 6時、起床。7時。出発。プレジデントCCは、バンコク北東部にある、市内から車で1時間ほどのコース。36ホールあり、ロバート・トレント・ジョーンズJrの設計、フェアウエイはアンジェレーションに富んでいて、結構手強いコースと聞いている。
プレジデントCC 茶店
 コース近辺は工業団地が開けていて、この時間、通勤の人の姿や車が多い。
 タイの日本人会の月例会が、このコースで開かれているとのことだから、日本人の客も多いのかと思ったけれど、この日はそれらしい人の姿は見られなかった。コースは空いていて、章くん、今日は一人で回る。


 WEST(3533Y)→SOUTH(3559Y)の18ホールはプレジデントCC トータル7092Yの新コース。タイのゴルフコースにしては起伏があって、油断は禁物である。


     WEST 1番 514Y パー5 →
      前は歩きの3人組。打ち込まないように
      ゆっくり行こう。


プレジデントCC もちろん池がからむ

 

 SOUTH 8番 189Y パー3

プレジデントCC キャディのサィちゃん

   キャディのサィちゃん →
    18才ぐらいかと思ったが
    24才だよと自己申告。



 スコアは、ここでもキャディのサィちゃんがつけてくれる。スコアカードを胸のポケットに入れていて、各ホールをホールアウトしてカートに乗り込んだところで取り出し、「ボギーね」「ダボね」と確認しながら記入する。
 グリーンが結構速い。タイへ来てから、どこのコースも芝が粘るというか、グリーンは遅くて、打ち切れないところが多かったのだが、このコースはよく刈り込んであって速い。ショットは止まるのだから、固いということではない。3パット3ホールで、WEST44・SOUTH41の85。


 「あと1ラウンド行くからね」とサィちゃんに言っておいて、昼食にレストランへ上がる。タイラーメンと海鮮野菜炒めを食べてゆっくり休み、1時間ほどして、「1ラウンド追加。カートも」と告げて、窓口へ2000Btを差し出すと、何百Btかのお釣りをくれた。
 サィちゃん、カートに乗って準備してくれていて、章くんがカート係りのお兄ちゃんに支払い票を渡すやいなや、駆けつけてくれた。
 EAST(3416Y)・NORTH(プレジデントCC EAST 1番ホール3555Y)はトータル6971Y。このコースが作られた最初の18ホール…、すなわちロバート・トレント・ジョーンズJrが手がけた18ホールで、戦略性はこちらのほうが高いという。ジュニアくんのお手並みを拝見するとしよう。


← EAST 1番 349Y パー4
   左ドッグレッグ、左の池が要注意



 1番・2番パー、3番431Yパー4を3オン2パットのボギー。4番1パットのパー。5番157Yパー3で1パットのバーディ。6番パー。7番588Yパー5、ティショットの当りが悪く3打目が170Y残って乗らずのボギー。8番パー。9番441Yパー4でボギー。
 EAST9ホールのトータルは、1バーディ3ボギーの38。この遠征のベストスコア。参ったか、ロバート・トレント・ジョーンズJr。
 サィちゃんが「すごい、すごい。上手…」と喜こんでくれた。ERST 9番ホールパットのタッチが合ってきた。


     EAST 9番 441Y パー4 →
    


 去年のハワイに続いて、海外ゴルフ70台のチャンスだ。39で回ってくるぞとスタートしたNORTHの1番505Yパー5…4オンに3パットをおまけしてのダブルボギー。
 こりゃアカンとやって来た2番は、左がずーっと池の401Yパー4。ブルンブルンと素振りして打ったティショットは、グィッとフックして池へ転がり込んでいった。3打目の180Yが乗らず、4オン2パットとなって、またまたダブルボギー。サィちゃんも悲しそうだ。
プレジデントCC NORTH 3番 209Y パー3

← NORTH 3番 209Y パー3


 3番209Y、池越えのパー3。3アイアンで打ったティショットはトップ気味。当りが薄くて池ポチャ。打ち直しをバッフィで打って、奥のバンカーへ。4オン2パットのトリプルボギーだ。
 4番415Yパー4、ボギー。5番429Yパー4、ボギー。6番177Yパー3、ボギー。7番383Yパー4、エッジから2パットでやっとパーが来た。しかし、8番469Yパー4、ボギー。9番567Yパー5もボギーで、この9ホールのトータルは48。
 何が70台だ。終わってみれば、38・48という典型的なハイ・アマチュアのスコアで86。サィちゃんに2ラウンド分のチップ600Btと応援代100Btを加えて渡した。期待を裏切った分も加算してこなくてはいけなかっただろうか。
 シャワーを済ませ、コーラにホットドッグのようなものを齧って、タクシーを待つ。


 ホテルへ戻って休憩。1時間30分ほどベッドに入って、午後6時過ぎに起き出した。
 軽く食事をしなければ…。先日300Btで買ったクーポン券が、まだ残っているのこのスイカジュースがうまいで、今日を逃すともう使う日がないと、ショッピングセンターの4階レストランへ寄った。
 腹ごしらえもできたところで、昨日、思わぬ5万円の臨時収入も入ったことだし、先日、下見を済ませてきた、タニヤ・ハッポンの繁華街へ繰り出すことにしよう。


    右上のピンクはスイカ・ジュース(25Bt) →
      これでまたクーポンが足らなくなって、買い足した。
     また余ったけれど、当日うちならば払い戻してくれる。



 BTSタクシン駅から繁華街のサラディーン駅までは、3駅6〜7分だ。実は、ジム・トンプソン商会は、この駅から歩いて5分。でも今夜は、もう閉まっている(多分)。
今夜も大賑わいのハッポン通り ハッポン通りの屋台は、相変わらずの賑わいだ。まず、章くんの袖を掴んだのは、カバン屋のおねえちゃん。ルイ・ビトンの財布を出してきたので、「幾らだ?」と聞くと『1800』と計算機に打ち込んで見せてくる。「話にならん」と章くんがその財布をポンと放ると、すかさず『1200』と訂正した。買う気のない章くんが、「冗談じゃねぇ」と帰りかけると、「幾ら、幾ら…」と計算機を渡してきた。好きな金額を打ち込めということなの世界のカバンが揃っているだろう。
 打ち込んだら買う買わないの話になる。ビトンの財布なんて道に落ちていても、中味だけ貰って財布はまた捨ててくるであろう章くんは、「幾ら、幾ら…」と追いかけてくるおねえちゃんには振り返らずに、表通りへ出た。
 しばらく行くと、時計屋の兄ちゃんに捕まった。「ロレックス、いかがですか」と文字盤の青いのを差し出してきて、「3500」と打ち込んだ計算機を見せる。「デイデイトは?」と言うと、「ちょっと待ってて」ともう一人がどこかへ消えた。残った兄ちゃん、「マケルヨ、マケルヨ」と繰り返しながら、他のロレックスを見せてくる。
 どこかへ行っていた兄ちゃんが戻ってきて、デイデイトの箱入りを持ってきた。重い…、本物っぽい重さだ。「幾らだ?」と聞くと「3000」と打つ。「最初のと2つで幾らだ」と聞くと「5500」。「2つ一緒で3500」と言うと「ウ〜ン」と考えている。「じゃぁ、要らん」と帰ろうとすると、「OK、OK」と追いかけてきた。
 でも、買う気もない章くんは、「要らん、要らん」と帰ってきた。いつ止まるか分からないロレックスなんて、危なくて持ってられない。ゴーゴーバーが並ぶ通り
 次に立ち止まったのは、スポーツシャツを売る店。バーバリー、タイトリスト、アディダス、フィラ…など、なんでも揃っている。
 赤いタイトリストのシャツに、見栄えのいいのがあった。1500Btの値札がついているが、「1200」でいいよと計算機を見せる。もうひとつ青いタイトリストとともに「2つで1200でどうだ」と言うと、「NO、NO」と首を振る。「じゃあ、要らん」と立ち去ろうとしたら、「OK、OK」と食いついてきた。「2つで1200ね」と金を払ったら、章くんの手の中の20Bt札を見て、「チップ、チップ」とせがむ。そのタイミングの良さに、章くん、1220Btを渡した。5万円が転がり込んだにしては、1220Bt(=3660円)とはささやかな買い物だ。
 ひとつ600Btのタイトリストのスポーツシャツ…。色目もいいし、ホテルへ帰って、早速、袖を通してみると肌触りもいい。ただ、胸にタイトリストのネームが入り、袖にフィラのロゴマークが入っていた。日本語の看板が並ぶ タニヤ通りサービス過剰だよ。


        日本語の看板が並ぶ タニヤ通り → 


 シャツが2枚入ったビニル袋をぶら下げて、タニヤ通りをぶらつく。
 先日のナイトクラブ5階建ての店が気になっている。吉川さんを呼び出すにはちょっと遅いし、一人で行くには気が引ける。

タニヤ警察署のパトカーはベンツだ


← いろいろな利権がついて回る、タニヤ警察署の署長はベンツが買える、タイの警察官の憧れの部署だと聞いたが、パトカーもベンツの650だ。【拡大】





 タニヤのナイトクラブはどうだったかって…? 明日はゴルフだし、夜にはバンコク空港から出発だから、早く帰ったはずだよ。




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