第5日 16日(木) ザ・ロイヤルジェムス&スポーツクラブ


 今日のゴルフ場「ザ・ロイヤル・ジェイムズSC」はメンバーシップ制で、会員の紹介以外の客は受け付けない。どうかなぁと思いつつ、昨日、ホテルから電話を入れてもらったら、「8時過ぎに来て下さい」と即座にOKであった。
 いつものように、午前7時にホテルを出発。50分ほどで到着。ロイヤル・ジェムズコースはブルーティから7155Y、パー72、コースレートは73.8、手入れのよく行き届いた堂々たるチャンピオンコースである。
 小さな小窓から受付のおねえさんに料金を支払う。カートはなくて、今日は歩きだ。
 パートナーはチャムローン君という地元の20代後半とおぼしき男の子。ロングホールは全て2打で届くロングヒッター、本格的にゴルフの練習をしているらしく、なかなかの腕前であった。言葉があまり通じなくて、身振り手振りの会話であったが、このクラブのメンバーで、チャンピオンを目指しているというような話であった…と思う。手ごたえのある同伴者で、章くんも気合いが入る。
ロイヤル・ジェムズ 9番

← 9番 559Y パー5

 チャムローン君はセカンドを左の林に打ち込んだけれ ど、上手く3オンしてパー。章くんは、絵に描いたよ うな3オンで、2パットのパー。




 アウト、章くんは3ボギー1ダブルボギーで41。3パット2回と、相変わらずパットが不安定だ。チャムローン君は1バーディ3ボギーの38。


 イン、10番523Yパー5、グリーンエッジからパターで寄せてパー。11番368Yパー4、2オン2パットのパー。いよいよエンジンがかかってきたかと思ったらロイヤル・ジェムズ 13番12番387Yパー4でセカンド7番アイアンが乗らずにボギー。後半に長いホールが続くから、10〜13番で稼いでおきたいところなのだが…。


  13番175Yパー3、アイランドグリーン
   
5番アイアンでナイスオン、2パットのパー →





← 徒歩、手引きカートで付き合ってくれたキャディさん
   タイのコースは平坦で、徒歩でのラウンドでも 
   少しも疲れない




 14番411Yパー4、ティショットは池越え。右はずっと池が続き、スライスは禁物。章くん、左に逃げすぎて林に打ち込み、3オン2パットのボギー。
 15番も411Yのパー4。ティショットを左のフェアウエイ・バンカーに入れた章くんは、セカンドをショート。3オン2パットのここもボギーだ。
 16番は左右ともに池もないコースだが、460Yと距離の長いパー4。残り210Yをバッフィで打ってグリーン右のバンカーへ。海砂の重く湿った砂にホームランして4オン、2パットでダボ。
 17番229Y、右は池のパー3。先ほど右へふけたショットの残像があったのか、バッフィでフックを打ったところかかり過ぎて、左のバンカーへ。ピンまで25Yのバンカーショットは、ホームランを恐れてバンカーから出ただけのラフ。アプローチも寄らず、またまたダボ。
 18番は572Y、パー5。セカンドからグリーンまで、左右に池が迫る難しいホールだ。ティショットは右の林の上から左に戻ってくるバナナショットながら、フェアウエイの左サイドを確保した。ロイヤル・ジェムズ 18番
 残りは330Yほどだが、150Y先にクリークが走っているから、確実にそれを越えなければならないし、その先の幅30Yほどのフェアウエイは右も左も池だ。章くん、3番アイアンでクリーンヒットだけを心がけて打った。きちんとヒットすれば、それほど曲がるものではない。ボールはやや右目に飛んだが、グリーンまで130Yほどのフェアウエイに踏みとどまった。【拡大】
 9番アイアンでグリーンを狙う。緊張気味のショットは、腕に力が入ってダフった。10Yのショート。アプローチで2mに寄せるも、パットが入らずにボギー。
 14番からボギー・ボギー・ダボ・ダボ・ボギーと来て、インは8オーバーの44。う〜ん、アウトよりもたくさん叩いてしまって残念だが、1月から、全然ラウンドしていない章くんだから、まぁこんなものか。
 チャムローン君は2バーディ3ボギーの37。「ありがとう。ナイスブレーで、とても楽しかった」と言うと、アテストのサインをしてくれとスコアカードを差し出してきた。彼のカードへサインしたあと「僕のにも頼む」と言うと、タイ語の名前を書いて「このコースへはしょっちゅう来るので、またお会いしましょう…」と、多分そのようなことを言っていたと思う。


 シャワーに入り着替えて時計を見ると、午後1時過ぎ。ラウンド途中の茶店で2度ほど菓子パンの類とバナナなどを食べてラウンドしたせいか、あまりお腹も空いていなかったので、タクシーを呼んでもらい、そのままホテルへ戻った。
 冷蔵庫の中のフルーツをつまんて、4時に目覚ましをセットしてちょっと休憩。
 

 午後3時55分、目覚ましが鳴る少し前にパッチリと目が覚めた。顔を洗い、さて食事をしなきゃ…。
 今日こそは、ショッピングセンター4階のレストランを制覇するぞ…と、決意を固めてホテルを出た。
 レストランでは、じっくりと客の仕草を観察する。みんな、金券売り場サンプルの素材を炒めて美味しい料理を作ってくれる。に並んで、まず金券を買っている。それを持って、お目当ての料理のカウンターへ行き、メニューの中から注文をする。
 表示されている品物の中から「なになに」と言って注文している様子なのだが、メニューをのぞくと、タイ語で書いてある。お手上げじゃないか。
 ン、写真を掲げている店があった。サンプルを並べ居ているところもある。これなら、章くんでも注文できそうだ。


         サンプルを並べている店 【拡大】


 章くん、金券売り場へ行って300Bt分(100Bt分の冊子になっている。それを3冊)の金券を買い、それを持ってサンプルの並んでいる店へ行った。「これ」と指差すと、同じ素材を奥の冷蔵庫から出してきて、調理台の周りに並べてある10種類ほどの調味料を次々と指で掴んで放り込みながら、手早く炒めてくれる。
この子はうどんを作ってくれる
 幾らか判らなかったので、300Bt分の金券を全部出すと、2冊と65Bt分を返してくれた。この料理、35Btだったのだ。
 が、この料理はおかずだ。主食を手に入れなければと思って探してみると、ご飯にいろいろなものをトッピングして炒めてくれる、炒飯の店などが3軒ほどある。
 ご飯は食べたい気分じゃないしと思い、さらに歩いていると、名古屋きしめんのような平たい麺を見つけた。「これこれ」と指差すと、早速ゆでてくれ、中に入れるものは何にすると、店先に並べられた具材を次々と指差す。鶏肉、つみれ団子、…、何がいいのか解らない章くん、適当に「うんうん」と言って、うどん汁が出来上がった。
 さらにタイの人たちは、トウガラシ、魚醤などで味付けをする。店先に、それら香辛料を入れた丼が並んでいて、どれを入れるかと聞いてくれるけれど、どれがどんな味なのか判らない章くんは、どれを入れろとは言えない。「いや、いい」と首を振って、何も入れないものをもらってきた。


← カウンターの前にも、4〜5種類の香辛料…調味料…が置いてある。
 地元の人たちはみんなそれぞれを好みに応じて入れていた。章くん、臭いをかいでみたけれど、入れてどんな味になるのかが解らない。それで何も入れなかったけれど、入れなくてもピリッと辛くて、みんなすごく美味しかった。


 ↓この日の 章くんの食事。【拡大】今日の夕食
 海鮮の炒め物35Bt.
 具だくさん平うちうどん30Bt.
 コーラ15Bt.

 合計80Bt(=240円)で結構な食事だ。


 スプーンやフォークが付いていない。どこでくれるの…と聞いてみると、店内の何箇所かにボックスがあって、箸やペーパーなども一緒に置いてあった。

勉強している子

 明勉強している子るくて冷房が効いているからだろうか、あちこちで本やノートを開いて、勉強をしている学生の姿が見られた。先生らしきネクタイを締めた人が居て、周りに生徒らしき子どもたちが座り、プチ授業が行われたりもしている。ホタルの光、窓の雪、レストランの冷房…か、やる気さえあればどこででも勉強は進む。



 今夜もマッサージ店に寄ったあと、街を歩いてみた。ここの高速道路の下に並んでいる屋台は、衣料品の店ばかりだ。
 屋台はなぜか、同じ種類の品物を扱う店が集まっていることが多い。呉服町とか、鍛治町とかいった、専門店が集まる問屋街の風情だ。





← 午後10時30分。街角にうずたかく積まれたゴミの山。
 でも、翌日の朝には、きれいになくなっている。


 ホテルに戻り、テレビを見ながらコーヒーを飲む。NHKのおかげで、ホテルの夜が退屈しなくて済むが、タイの2週間で読もうと持っていった、元外務省職員(外務省のラスプーチン)佐藤 優の「国家の罠」を、テレビを見てしまって、半分しか読めなかったのは誤算であった。



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