10月28日(金) ちょっと怪しい…韓国料理店
我が家の近くに、いつ前を通っても、まずお客の入っていない韓国料理店がある。10年ほど前に店ができて、3回ほど名前が変わったが、いつも韓国料理店である。
駐車場に、たまに車が止まっているのを見るが、せいぜい1台か…多くて2台だ。こんなに客が少なくてよくやっていけるなぁと思いつつ、その前を通り過ぎていた。
実は、章くん、10年ほど前、開店当初に一度この店に入ったことがある。何を頼んだのかは忘れたが、2品ほどを注文した。出てきた料理を見てビックリ…! スーパーでレトルトパウチ食品を買ってきてレンジでチンし、そのまま皿にあけたようなカンジだ。しかも、鶏か豚か牛かは覚えていないが、メインの肉だけが置かれていて、付け合せの野菜も何もないのである。
それ以来章くんの足は遠のいているが、その後3〜4年ごとに店の名前は変わっているけれども、後に入る店はやはり韓国料理店…。居抜きで受け継ぐことができるから、同じ業種の店がいいのだろうが、次の店も、またその次の店も、一向に客が増える気配がない。『今日もお客さんは入っていないなぁ』と確認しつつ、前を通り過ぎている。
最近、ふと気づいた。『あの店は、某国の秘密諜報活動の前線基地なのではないか』…と。これで納得がいった。全然客がいなくても動じる素振りもなく、2年も3年も持ちこたえていることが…。定期的に店の名前が変わるのは「人事異動」で、何年かに一回、駐車場にたくさんの車が止まっていることがあるが、あれは「総会」なのだ。
一度また様子を見に行ってみようかと思ってもいるのだが、彼らの秘密を知った章くんを、名うての秘密国家の出先機関が生かして返してくれるだろうかと、ちょっとビビっている。
10月14日 (金) 今更、TPP議論なんて…?
TPP(環太平洋パートナーシップ協定・環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の是非をめぐる議論が熱を帯びている。何を今頃言ってるんだ、FATにしろTPPにしろ、世界はその方向に動いている。長引く経済の低迷にビビっている日本人の思考は内向きになってきていて、今ある経済・生活レベルを防衛することのみにとらわれて、世界に打って出るという思考回路が失われてきているのだ。
TPP反対は、特に農業関係者・農水省に「生産コストの高い日本の農業は、TPPによって海外から安い農作物が入ってくれば壊滅的な打撃を受ける」と反対が強固だが、例えば米は778%という高い関税がかけられている。農水省が掲げる日中間の米価の差は4倍(中国の米は日本の米の4分の1の価格だ)というのだが、このデータは10年以上も前のもので、2009年の60キロの輸入価格では、中国米10500円に対し、日本が15000円である。まだ4割もの差があるというかもしれないが、現実に中国の富裕層は安全でおいしい日本の※を輸入し、買い求めている。
TPP反対論は、データも恣意的に古いものを出してきたり、議論のレベルも低すぎる。そもそも日本の農業の問題点は、狭い耕地にしがみつく効率の悪い生産体制、農協を軸とした新規参入を阻もうとする排他的体制、選挙の票田であることを期待しての補助金漬けの甘えた体質など、その構造的な欠陥こそが指摘されねばならないはずだ。
日本の農業の壊滅は、TPP参加などという時点のものでなく、もう数十年前から、その根底が揺らいでいるのだ。それを、TPP反対派の言うように、今のままの関税を盾にした保護政策ばかりをとっていては、日本の農業の体質強化は将来にわたって実現せず、近い日に崩壊せざるを得まい。
今、日本の農家は兼業農家が85%を越え、その収入の多くは近くに工場などに働きに行っている、兼業者の給与所得によっている。日本が貿易の自由化に踏み切らず、企業の国際競争力が低減し、工場の海外移転が続いたら、兼業農家も生活できなくなるのだ。
日本の農業を育てるためにはTPPやFTAに積極的に参加し、農地の共同経営や農業技術の革新を行い、安全で高品質な農作物を世界に輸出する農業を確立しなければならない。
10月13日(木) マラソンの途中で、バスに乗ったって…!
『イギリス北部ノーサンバーランドで9日に行われたマラソンレースで、3位に入った男性ランナーが、レースの途中でバスに乗っていたことが判明し、メダルを剥奪された』って…。
アハハハハーッ、久しぶりに笑わせてくれる新聞ネタだった!
10月12日(水) 晩秋の名月
今夜の月は、旧暦9月15日の月。8月15日の月が中秋の名月ならば、この月は晩秋の名月(?)である。
中秋の名月のころ(
今年は9月12日)よりも、気温は冷涼となって大気が澄み、この月のほうが美しいとされている。
← 13日午前0時30分。我が家の庭からパチリ
ただ、今夜は夜空に薄雲が広がっていて、折角の月もかすかにかすんでいた。でも、古来、雨が降った場合には「雨月」、曇って月が見えない場合には「無月」などと呼んでかすかに見える月を楽しんできたそうな。
夜の冷え込みが増してきたせいか、虫の音もめっきり少なくなった。木々が色づいて、これから一気に秋が深まる。
10月4日(火) 白山ヴィレッジGC
3日、東京から旧友が来て白山ヴィレッジGCのホテル「シャトー」に泊まり、今日4日、クイーンコースで18ホールを回った。
天高く、絶好のゴルフ日和。その割りにスコアにならなかったのは、何が原因だったのか。
(以下、本文へ)
10月2日(日) 尾崎将司をちょっと見直した!
プロの平均ストロークってどれぐらいなんだろうと思って、ゴルフの記録をめくってみた。現在のところ男子のトップは
金 庚泰の69.21、女子は有村智恵の70.98だ。ちなみに平均パット数の第1位は男子が石川 遼の1.72(
パーオンホールのみ対象)、女子は宋 ボベの1.75であった。
僕の昨今の平均ストローク83.8は比較の対象にもならないが、平均パット数の1.94は18ホールに換算すると34.8パット。石川 遼は30.9パットとなって、これでも4ストローク違う。石川の場合は
パーオンホールのみを対象とした数値だから、寄せワンのホールも多くて、実際はもっと少ないだろう。せめてパットでは、もう少し差を縮めたいところである。
さて、余談が長くなったが、ゴルフ記録の中で「生涯獲得賞金」という項目を見てみた。第1位は26億8800万円余で
尾崎将司。2位の
片山晋呉16億5400万円に大差を付けて、ダントツのトップを走っている。
尾崎将司については、最近の不幸な出来事などには気の毒だと思うこともあったが、現役時代(今も現役だから最盛期の時代と言うべきか)の彼の行動、服装、言葉づかい…など、日本のゴルフ界を牽引する第一人者のそれとして、あまりの自覚のなさに、僕は辟易していた。日本のゴルフが堕落していったのは、確実に彼らの責任がその一端にあると思う。
だが、この獲得賞金の数字を見ると、彼の活躍は半端じゃなかったことがうかがい知れる。どこか職人芸であった日本のゴルフの世界を、パワーアップした近代スイングでリードし、華やかで力強い魅力を持ったスポーツに変革する役割を果たしたことは評価しなければならないと思った。
シニアツアーには参加しないという心意気もよしとしよう。周囲と打ち解けることの出来ないナイーブさが、頑迷な自分の世界を作ってしまっているのだろうが、そろそろ参禅でもボランティアでもいい、自分の内面を変える努力をして、幅広い世界へ出て行き、日本のゴルフの将来にその役割を果たして欲しい。
10月2日(日) 日本女子オープンゴルフ選手権 馬場ゆかり優勝
2011年日本女子オープン、馬場ゆかりが優勝した。身長149センチの優勝は、低身長ツアー新記録だそうである。
名古屋の和合GCで行われた大会だったが、馬場の優勝スコアは+12。去年5月にこのコースで行われた中日クラウンズでは、石川 遼が最終日に18位から男子ツアータイ記録となる12バーディーを記録し、1ラウンド58という男子国内ツアー新記録(世界記録でもある)を達成して逆転優勝しているが、このときの優勝スコアは通算−13であった。
このスコアの違いは何だ…と思ったのだが、昨日・今日と、和合にはピンフラッグの旗がしなるほどの強い風が吹いていたこと、そして、芝の成長する季節で、フェアウエイ幅が去年の中日クラウンズのときの3分の2に絞られていたことと、春には5〜6cmしか延ばせないラフの長さが10cmを越える厳しさであったことが挙げられる。
ホント、見ていて、何であんなにラフにばかり入れるんだ。プロなのに真っ直ぐ打てないのか…と思ったほど、各選手のボールはラフに沈んでいった。ほとんどがボールが見えないほど深い草むらで、次打のミスを誘う。テレビ画面に映し出される、選手のホールバイホールの成績表に、ボギー・ダブルボギーのマークが並ぶ。
でも、コースセッティングは、やはり厳しくなくてはいけないのだろう。ティショットは山の斜面へ打っておけばゴロゴロと転がってフェアウエイに出てくるし、トップしたような球がフェアウエイを転がってグリーンオンするような、優しいコースセッティングでプレーを続けていては、日本の選手はいつまでたっても世界に肩を並べることはできない。
149センチの大巨人、和合のラフを勝ち抜いた馬場の優勝は、なんか…勇気付けられる思いがする勝利であった。
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