雑記帳 2013年 2月
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    思いつき、メモ、ぼやき、他のジャンルに入らないことがら
  誰かに送ったメールの抜粋 … などを記していきます。
   ほとんど根拠のない、気楽な話の羅列ですから、ご用とお急ぎ
  の方はのぞかないでください(笑)。     (文中敬称略)


             梅の便りが届く季節になりました →


    

 零捌(08)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 玖月 拾月 拾壹月 拾貳月
 零玖(09)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 玖月 拾月 拾壹月 拾貳月
 壱零(10)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 玖月 拾月 拾壹月 拾貳月
 壱壱(11)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 玖月 拾月 拾壹月 拾貳月
 壱(12)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 拾月 拾壹月 拾貳月

 (13)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 拾月 拾壹月 拾貳月
 (14)年 壹月 貳月 参月 肆月 伍月 陸月 質月 捌月 玖月 拾月 拾壹月 拾貳月



   
2月28日(木) 
ゴルフレッスン記事の垂れ流す公害


 
『いかに名文を駆使し、100枚の写真をもって紹介しようとも、アップルパイの味が伝えられようか。味を知るには、100万語を読まずとも、“ガブリ”のひと口の体験にかきる。ゴルフスイングも、体験を重ねることによって会得するものだ』。15歳でハンディ0になったアーネスト・ジョーンズ、ボールを置く位置さえ定められないレッスン書の曖昧さが、すべてのゴルファーを迷いの森に誘い入れたと断罪している。
 僕も、かねてからレッスン記事を読むことの弊害を言ってきた(【参照】
など)。「君の飛距離は30ヤード伸びる」なんて新説に、今までに100回以上お目にかかっているから、今頃は3250ヤードほど飛んでいなくてはならないはずだが、年々飛距離は落ちる一方だ(そりゃまた別の問題か、苦笑)。
 レッスン書を読んでは、それまでの形を次々と変えて、いつまでも自分の形を作れない友人がいる。人の話を聞きすぎて、毎日アドバイスを受けてはスイングを直しているのもいる。ゴルフは『偉大なる我流』こそが、大切なのだと僕は思う。
 第1次世界大戦に参戦したアーネストは、敵弾に打ち抜かれて右の膝から下を失う。戦後、彼は義足でゴルフを再開し、転倒を繰り返しながら練習して、1年後の北イングランドオープンで19位。その3ヵ月後、クラックトンGCのエキビジションでは「70」でホールアウト…。その後の彼は、レッスン書の垂れ流す公害について書いた「Swing into Golf」が世界で売れた印税の全てを、ゴルフ好きの傷痍軍人や身体障害者に捧げ、特注クラブなどを提供してきた。
 アーネストは、「スイングは科学でなく芸術だ」という。教養に欠けた母親が非行少年を量産する話や、書斎から出たこともない学者が唱える非行少年指導法などを例え話に引いて、その場限りの思いつきとしか思えないレッスンやそれをまことしやかに掲載している雑誌などが、迷えるゴルファーに混乱を引き起こしていることに警鐘を鳴らす。
 溢れるレッスン書の類を、コラムニストのボブ・マクドゥガルは、「落ちこぼれプロが、偉そうに解説する空々しさ」と手厳しいが、確かにアーネストにとっても我慢を超えた欺瞞なのだろう。


 今日買ってきたゴルフ雑誌にも、「スピンを味方に250ヤード」「ギューンと伸びてピタリと止まるダウンブロー」「ボールを見ないで打つと絶対的距離感がアップ」「よく入るパットはヘッドを返す」なんて、嘘ばっかり書いてある。先日なんか、「バックスイングは10秒かけて上げろ」と書いてあったのを実行したら、ヘッドが下りてこなくなった。
 それでも、今日も、ゴルフ雑誌を買う僕…、騙される快感を体が覚えてしまっているということか。


   
2月27日(水) 
千住真理子バイオリン・リサイタル


 津市の文化事業のひとつとして、今夜は「千住真理子バイオリン・リサイタル」が津リージョンプラザで催された。
 いきなり入場料の話で、千住真理子の芸術的価値を損ないそうだが、彼女の繊細にして的確な演奏技量は金銭などに冒されはしないから話を進めるとして、普通5000〜6000円ほどする彼女のコンサートが今夜は2500円だったので、僕は5〜6曲を聞かせてもらうミニコンぐらいかと思って出かけた。
 我が家から徒歩3分の会場…。近すぎてギリギリまで出かけないものだから、3階のホールへの階段を急いで上るのに息切れして、開演のベルが鳴ったときはまだ動悸が治まらなかった。いや、真紅のイブニングドレスに身を包んだ千住真理子の眩しさへの動悸だったのか…。
 第1曲目、バッハの「アリオーソ」が、愛器ストラディヴァリウス〈デュランティ〉を震わせて奏でられた。『アリオーソ(バッハのアリオーソ)』は、チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 第2楽章のメロディ。千住真理子の奏でる「アリオーソ」は、優雅で甘美…である。
 前半7曲、後半7曲に、アンコール3曲を、飾らない口調の曲紹介を交えてのコンサートは、あっという間の2時間であった。千住真理子の説明にあったように、彼女と運命多岐な出会いをしたというストラディヴァリウスは、今の季節の清冽な乾燥状態にご機嫌もよく、伸びやかに力強い低音も、繊細で典雅な高音も、心に響く音色であった。
 午後9時、夜気が高揚した肌を心地よく包む。名手・名器を堪能した演奏会だったけれど、花一本もなかった舞台の殺風景さが、津市の設営の素っ気無さを物語っているようで、ちょっと心に引っかかった。音響を妨げると、千住真理子の側からの申し入れでもあったのか…と思ったりしている。


  

2月27日(水) 
エア・アジア


 LCCのエアアジア(マレーシア)が中部国際空港から、3月に福岡・札幌便を、4月から韓国ソウル便を定期運行する。LCCとは、ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことだ。
 運行開始の記念価格として、名古屋-福岡・札幌の片道運賃を758円、ソウルまでを888円で売り出した。先日には福岡までの往復券を7000円ほどでゲットしたのだが、ソウル便を27日午前0時から売り出すと聞いて、パソコンのキーを叩いた。
 最初、往復7608円の席を確保して必要事項を打ち込んでいたところ、ちょっと手間取っていたら、「手続き中にお席が売切れてしまいました」との表示が出てしまった。そこで、日にちを変えて申し込んだら5586円の席があった。料金は日にちによって違うし、またずっと空席があっても、日にちが近づいてくると高くなるのだ。
 別に韓国へ行きたかったわけでなく、値段につられて衝動的に申し込んでしまったのだが、往復5000円ならば名古屋へ出かけるのと変わらない。まぁ、LCCは預け入れ荷物や食事、飲み物は全て有料だし、空港利用税などは別途必要だ。だからかれこれ8000円ほどにはなる。それでも、ン千円で外国へ飛んで行って帰って来れるのだから、これからは旅の形も変わるなぁと思った。ちなみに、関西空港-バンコクは最安値11839円(諸税4000円)である。
 一泊2日でも、ちょっと時間ができたら、バンコクへ…台北へ…と出かける時代になったということか。ソウルなんか、「韓国ラーメン食べに行こう」と日帰りだね。



    
2月25日(月) 
それでも教育的懲罰は必要だ


『 大阪市立桜宮高校の体罰問題に関連し、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24両日に実施した合同世論調査で、学校の教師やスポーツ指導者による体罰に関し、「場合によっては仕方ない」とする回答が57.9%にのぼることが分かった。「一切認めるべきではない」は40.3%だった。
 性別・年齢別では、場合によって仕方ないとした男性は60.2%。30歳代が最も高く77.9%で、40歳代の65.9%が続いた。一切認めないは37.7%だった。一方、女性の55.7%は場合によっては仕方ないとした。20歳代が65.1%と高く、年齢が高くなるほど下がる傾向は男性と同じだった。
 場合によって仕方ないとした回答を職業別でみると、商工サービス関係が72.5%と最高で、専業主婦の47.9%が最も低かった。 』 【産経ウエブニュースより】


 僕は2月5日のこの項に『ひとりぐらい「体罰は絶対ダメだけど、それでも必要」と言うものは居ないのか』と書いたのだが【参照】、「体罰肯定」の声がようやく聞こえるようになった。「体罰」は法律でも禁じられているわけだから肯定というのはまずいというのならば、「(教育指導的)懲罰」でもいい。今日の『たけしのTVタックル』でも、現場の高校教師が「絶対にイカンでは教育にならない。教師は萎縮している」と言っていた。
 これに対してビデオ出演の尾木ママは「体罰がなければ教育できないという人は、即刻、教師を辞めるべきですッ」という。「何やってんだ君…と言ってギュっと抱きしめる。これはありです」なんて言って、出演者に笑われていた。
 子どもの小さな悪事は芽のうちに摘むことが必要であって、「これをやったら絶対に許されない」と骨身に沁みて解らせることが大事なのである。指導者は、時によって、人によって、裁定を変えてはならない。「これをしたら、私は絶対に許さない」と言う基準を持っていることが大切だ。
 その上で、人に迷惑をかけるもの、人に危害を加えるものなど、これらを放置しておくことは教育者として許されないという大原則も揺るがせてはならない。今も、学校現場は荒れているという。ほんの一握りの児童生徒が全体の秩序を乱すのだろうが、「悪貨は良貨を駆逐する」の通り、風紀の乱れはあっという間に生徒間に伝播する。手出しはできないことを知っていて、教師に逆らい殴りかかる生徒…、他の生徒をいじめる輩…。これらを押さえつけその手を捻り上げておとなしくさせることを体罰と言うのか。情熱のある教師が、「やっとれん」と投げ出すのも無理はない。尾木ママは、教師に椅子を振り上げる生徒の前に立ち、「ダメよ」と言ってギュっとしてやってほしい。「何すんじゃ、おっさん」と言いつつ、2〜3発は殴られるだろう。
 橋下 徹大阪市長は、こんなときに無責任な教育委員会とは違って、教師の側に立って教師を守り、「指導的懲罰は必要だ」と叫んできたのではなかったか。教師や学校では対応できない案件には、警察の手を借り、弁護士やカウンセラーなど専門家を導入して、ことに当たろうとしていたのではなかったのか。目に余る暴力や無理を言う親たちに対しては、行政と学校・教師が一体となって事に当たる体制を作ることが必要だろう。橋下は、この場でこそ先頭に立たなくてはいけなかったのだろうが、機を見るに敏すぎた体質がわが身を保身に走らせ、時代を開く指導者の座から転落してしまったというところだね。


   
2月24日(日)
 日米共同宣言 - TPPへ GOv!-


 安倍首相とオバマ米大統領は会談のあと、その合意事項を共同声明という形で発表した。記録に残さない談話や拘束力の希薄な覚書でなく、共同声明の発表に至ったことは、日米の話し合いが信頼に足るレベルに達したということの現われだろう。
 その共同声明の中ではTPPに関して「一方的に全ての関税を撤廃することを、あらかじめ約束することを求められない」としている。自民党は公約の中で「聖域無き交渉に反対」と明記し、党内にも農政や医療・郵政などの関係議員から、根強い反対論が唱えられているが、その一項を以って、安倍首相は交渉のテーブルに臨む免罪符を得た。
 個々の問題は交渉だから、あれを獲得すればこれは譲らねばならないという形で進むことになる。遡上にのぼれば、いくら「食糧生産は国の礎」と叫んだところで、日本の農業を過保護のままに置くことは許されまい。むしろ集約化したり株式会社の参入を促したりして、競争力を持ち魅力ある農業の実現に向かう、絶好の好機と捉えるべきではないか。農政にも、そんな農業を育てる視点と取り組みを望みたい。


   
2月22日(金) 木曽路しゃぶしゃぶ祭り


 木曽路へ出かけるのは、しゃぶしゃぶ祭りのときだけですね。だって、半額ですから…(笑)。
 前回のしゃぶしゃぶ祭りは昨年10月、次回は例年通りならば6月かな。
 すき焼きならば和田金へ、焼肉ならば松阪家族亭か脇田屋へ行きますから、木曽路のしゃぶしゃぶは年3回の祭り(=半額)のときぐらいでいいかなと思うわけです。


 さすがは木曽路…、お勧めの特選霜降り肉は期待にたがわぬ柔らかさで、ポン酢にモミジおろし・刻みネギ、そしてちょっぴりニンニクを溶かしていただくと、素敵な美味しさでした。
 

 この店の接客はいつもながらしっかりしていて心地よい。アルバイトの女の子も多いのですが、言葉遣いも接客態度もしっかりと躾られています。これらの店で仕事すれば、社会的なマナーを身につけることができて、女の子たちにとっても良いことなのだろうと思いました。
 コンビニとか、レストランでも、心のこもっていないマニュアル通りの口上を繰り返すだけの店員が多いこの頃ですが、今夜の木曽路では僕たちのテーブルを担当する女の子が、「また、お越しください」と玄関先まで送り出してくれました。ン…、年に5回行くかも知れない。


   
2月17日(日) 前途多難 民主党再生!
 

 16日、水戸市で開かれた民主党の党員やサポーターとの対話集会に出席した馬淵澄夫幹事長代理に対して、党員らから「野田前首相を除名にしてほしい」「党の理念が分かりにくい」などと、厳しい意見が相次いだという。
 この対話集会は、党の再建に向け、全国の党関係者から意見を聞く行脚の一環で、この日は約140人が参加した。党員、サポーターからは「民主党には空理空論を言う人が多く、時代の流れを見誤る。世の中で何が起き、何をすべきかの判断ができない」「野田前首相を代えて衆院選に臨むべきだった」など不平不満が噴出する一方、「経済政策に力を入れてほしい」「前議員が活動できる環境作りをしてほしい」との要望があった。【読売新聞より抜粋】


 上が上ならば、下も下である。12月に解散に打って出て大敗した責任を問うために、「野田佳彦を除名処分に」と言っているのなら、何も解っちゃいない。いや、解っていて、「8月の任期満了までの歳費ほ棒に振った。責任を取れ」と言っているのなら、卑しい連中どもだ。
 鳩山・菅・小沢を除名しろと言うのならばまだ話はわかる。野田が首相に就任した時には、民主党の屋台骨は傾き、国民に見放されていた。その中で、野田はまだしもまともな政治をしたというべきだが、朽ち果てた政権で消費税は荷が重すぎた。
 そのまま任期満了まで解散を先延ばししても、民主党のたどる道は凋落しかなかったことをしっかりと認識するべきだ。「野田前首相を代えて衆院選に臨むべきだった」などと言っているのは甘ちゃん過ぎるのであって、解散が1ヶ月延びれば5人ずつ落選者が増えていたというのが現実だ。
 頭を誰にしようが民主党は大敗するしかなかった。再生には、頭の据えかえでは追っつかない、解党的出直ししかないという覚悟を決めるべきだ。



2月15日(金) コンベンション・ストライク・ミサイル


 
ロシア中部ウラル地方の上空で、今日午前9時20分(日本時間午後0時20分)頃、大気圏に突入した物体が爆発、落下した。チェリャビンスク州では、爆発の衝撃波で家屋や学校、工場など約300棟が損壊。州政府は、子供204人を含む985人が飛び散ったガラス片などで負傷したと明らかにした。大人2人は重傷という。ロシア宇宙庁は、物体は隕石(いんせき)と発表した。
 このような直径1mほどの隕石は、飛来の予測や事前の捕捉ができないという。昼のニュースで突然に報じられ、その映像を見て仰天した。大都市に飛来したら、大きな被害を覚悟しなければならない。


 隕石飛来のニュースを見て、先日、衆院予算委員会で石原慎太郎が質問の中で触れていた「コンベンション・ストライク・ミサイル(CSM)」を思い出し、ちょっと調べてみた。
(以下、本文へ)


    
2月14日(木) 
河野洋平 訪韓


 河野洋平元衆院議長が日韓関係に関するフォーラム出席のため訪韓し、朴槿恵(パククネ)次期大統領とソウルで会談した。彼は、宮沢内閣の官房長官(当時)として、『従軍慰安婦』問題は事実無根を知りながら「日本軍が関与した」という、いわゆる『河野談話』を発表し、日韓関係を迷走させる一因となしている。
 この訪韓で、「私は朝日新聞らの虚報に乗せられ、従軍慰安婦などという実在しないものを取り上げ、日韓の交流に無用な齟齬をきたしてしまいました」と、きちんと話しただろうか。この世における彼のなすべき仕事は、『河野談話』の誤謬を自ら正し、日韓両国民に説明・謝罪することのみなのだから。
 朴槿恵女史は、よく知られている通り、当時の佐藤栄作首相との間に日韓基本条約を締結した朴正煕韓国大統領のお嬢さんだ。条約締結に向けての予備交渉の過程でも、いわゆる『従軍慰安婦』問題がテーブルに乗ることがなかったのは、強制連行の事実がなかったことの証であろう。お父さんが遺漏なく手順を踏んで纏め上げた条約締結を、その娘の槿恵女史が覆すことはないと思うが、さらに一歩を進めて、反日を政権維持の材料にするような韓国の政治を一掃し、真の日韓友好を深化させて、アジアの…さらには世界の安定のための礎を築いてほしいと思う。


   
2月12日(火) 国会質疑に石原慎太郎


 予算委員会の中継を見ていたら、維新の会から石原慎太郎が質問者として立った。千両役者の登場に、議場に緊張感が走り、野次を発するものも、私語したりするものもいない。
 冒頭の日本国憲法の欺瞞についての説明には聞き惚れてしまった。文学者らしい助詞・間投詞の使い方や日本語としての不自然さから、戦勝国が敗戦した日本を解体支配するために1週間で急造したものであることを説き、これを67年間改定することを否定してきた国は世界史の中でも例を見ない…と格調高くのたまう。
 カント、ハイデッガーやマッカーサー、吉田茂などの言葉を引き、馬鹿の三木武夫・今はどこに行ったかわからん亀井静香(石原慎太郎の言葉のママ(笑))などとのやり取りを交えて、その場面を髣髴とさせるような話が続いた。集団的自衛権を認めず、仲間内から孤立する日本を「荒神山の神戸の長吉」に例えたときには、思わず笑ってしまった。
(蛇足ながら、神戸の長吉の名誉のために付け加えると、彼が臆病者だというのは主役の吉良の仁吉を際立たせるための講釈師の作り話。実際の彼は明治9(1876)年の伊勢一揆の際には,暴徒が神戸に入るのを防ぐため村人を指揮したさっそうたる姿が伝えられている。)
 

 メディアには取り上げられなかったのでどうであったのか知る由もないが、ちょっと気になったのが、先日、江田憲司(みんなの党)の質問中に、安倍首相が中座したこと。まもなく席に戻ったのだが、まだ健康上の問題を抱えているのかとちょっと心配になった。杞憂に過ぎればよいのだけれど…。


   
2月11日(月、建国記念日 白山ビレッジ 強風波浪注意報 87


 天気を見てから予約をしたのに、三重県北中部は天気晴朗なれども強風波浪注意報が発令され、サウンドウエッジで打ったボールは戻ってくる始末…。朝、スタート時に顔を合わした内田君には、「お体に気をつけて」と言われてしまった。
 「今日はアプローチが勝負!、絶好のアプローチの練習じゃないか」と思った割にはアプローチが寄らず、最初のインは45。昼からのアウトは、バーディがあったりして42。パットが打てたことが収穫で、これからはパットをするときに『命までとられるわけじゃなし』とつぶやくことにした。


  
2月7日(木) 「JKリフレ」


 「JKリフレ」のJKは女子高校生、リフレはリフレッシュの意だろう(まさか、経済学的な「意図的にインフレーションを起こすこと」じゃないと思うのだが…)。女子高生らに添い寝やマッサージをさせるサービスをして、客はそれで元気を回復するということか。そのサービスを提供していた、東京都千代田区の「放課後リフレ22」の店長ら4人が、労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いで逮捕された。ン…、児童福祉法違反じゃないのか?
 保護(?)された女子高校生は50何人とかという数字にも今さら驚くこともなかったが、この話を聞いたとき、僕は川端康成の「眠れる美女」を思い出した。
 小説では、『主人公の江口は67歳、仲間に誘われて、薬で眠らされた若い女が寝る館を訪れ、横に寝る女の匂いに乳児のあどけなさを覚える。… 半月後、再び訪れた江口は、「お母さん」と寝言を言う娘の声に含まれた「かなしみ」を聞く。 … 3度目の訪問のとき…。』といった話だったが、人目をはばかる秘密の雰囲気が妙にエロチックな空間を作っていた。
 それが、東京のど真ん中で、女子高校生を売り物に、堂々と商売してるなんて、川端文学の耽美の世界をどーしてくれるンだ。


  
2月6日(水) アルジェリア事件の陰に中共あり!


 今日、テレビ愛知の「山浦ひさしのトコトン! 1スタ」を見ていたら、ゲストの渡邉哲也(経済評論家) が「中国は中東やアフリカ諸国に、武器だけでなく兵士も輸出している」と言っていた。
 僕はアルジェリア人質事件が起こったとき、どちらかといえば日本人に対する感情は良好とされるアルジェリアで、日本人技術者を第一標的にするような襲撃事件が起こったことに、『中共が後ろに居るんじゃないのか?』と思い、周囲にそう語っていた。今日の渡邉哲也の話を聞いたとき、やっぱり…とあの事件の疑問がひとつコトンと解けた気がした。
 中共という独裁政権による覇権国家は自らの勢力の拡大には手段を選ばず、相手が独裁強権国家でも人権弾圧国家でも、一切かまわずに援助や協力を行っている。アフガンでは米軍やNATO軍が戦っていたとき鉱山開発の権利を手に入れて何兆円という利益を挙げているし、イラン・北朝鮮の核開発や、シリア・アサド政権の人民虐殺…などに、手を貸しているのである。世界の理不尽な、反民主的な、非道な出来事に、いつも中共の影があるのだ。
 昨日も中共海軍艦船からの海上自衛隊護衛艦や搭載ヘリコプターに対するレーダー照射が明らかになっている。当然、戦闘に至ってもおかしくはない挑発行為である。日本政府は、『中共はこんな不法行為を繰り返している』と、世界に向けてしっかりと発信するべきだろう。
 北京の大気汚染も、国民をないがしろにした政治が行われていることを露呈している。50年前の日本の様子を見せられている思いだが、これが首都である北京で深刻だというのも、国民をないがしろにし、その人権を顧みない中共の政治を示している。
 この中共の姿勢は、中華覇権国家の確立・拡大を目指す確信的な行為だから、説得できるとか、話し合って解決できる類のものではないと考えるべきだ。靖国参拝の中止とか教科書記述の自粛などは、日本の国内問題(内政)だと断固つつぱねるべきで、無用な配慮や遠慮は中共に付け入る口実を与えるだけに過ぎない。中共は、安倍首相が靖国参拝を自粛したとしても、その攻勢を自粛することはなく、かえって脅せば屈すると日本政府を侮るだけで、より大きな難題を仕掛けてくるばかりである。
 その解決方法は、中共が手を出せない抑止力を日本が米国と協調しながら確立しておくことと、中共の国内体制を変革することだろう。

  
2月5日(火) 体 罰  


 大阪市立桜宮高校の体罰自殺事件に端を発して、さまざまな指導現場からは体罰と認識される事例が次々と報告されている。昨今には女子柔道の日本代表団から指導部が告発され、園田隆二全日本女子前監督、吉村和郎強化担当理事、徳野和彦コーチらが辞任する事態を招いている。
 体罰については明確に法律が禁じていることであって、百人が百人とも「体罰はいけない」と声をそろえる。橋下 徹大阪市長でさえ、それまで「体罰は時に必要」と叫んでいたのに、自殺者が出て世論が大きく禁止に傾きだしたら「絶対だめ」と言い出して、桜宮高校体育科の募集中止まで打ち出した。が、「体罰はダメ」を前提としながら、指導の現場では体罰または体罰とおぼしきものがなされて来ているのが現実である。


 さて、ひとりぐらい「体罰は絶対ダメだけど、それでも必要」と言うものは居ないのか。僕が学習塾をやっていたころは、「言うて解らんやつは体で覚えよ」なんて言って、子どもの頭をパッカーンとはたいていた。子どもが作ってきたカチカチの紙の棒でポッカーンとやったりして、「先生にどつかれると、家の風呂で頭を洗ったら痛む」などと言わせていたのだから、今なら即警察の御用となって、懲りない僕は前科50犯ぐらいをふらさげていることだろう。
 しかーし、悪戯や過失をした子どもはほとんどの場合、自分が悪いことは判っているので、百万言を弄して「どうして君は怒られているのか。2度と繰り返さないためにはどうすればよいか。みんなに迷惑をかけたのだから、きちんと自分の言葉で謝りなさい」などとネチネチ言うよりも、パッカーンで全てを終わらせるのがベストなのだ。迷惑をかけられたみんなも、「ァッハッハー!」と笑って「お終い!」なのである。
 指導者は、それをやったら絶対に許さん…ということを、骨身に沁みて教えることも、ひとつの大切な教育である。「ならぬものはならぬ」のである。そこをあいまいにしたら、教育は堕落する。
 ならば、約束事として、それをやったら罰を受けるということもあるべきだろう。指導者の感情のままに体罰を加えるのでは、誰も…受けた側はもちろん…加えた指導者自身も…納得しない。体罰は、誰かが傷つく場合は悲惨である。
 殴られて当然…、殴ってもらって有り難い…と思われるようなパッカーンができない指導者は、指導者たり得ないということだ。 しかしそれでも体罰はアカン…と言うべきでしょうね(苦笑)!


 これを機として、体罰の根絶への動きが加速されることだろう。体罰をなくしてなお、指導の効果を挙げる手法を研究・確立することが求められる。



2月1日(金) 一志ゴルフクラプ

 一昨日の夕方、ケイチンとコーヒーを飲んでいたら、「新しいフェアウエイウッド、ゼクシオの1・4・5・7・9番を買った。試し打ちしなきゃ」と言う。「じゃあ明日、快晴無風、気温10℃だから絶好のゴルフ日和だ」と言うと、途端に話がまとまった。
 ケイチンが、「来月コンペに行くので一志ゴルフでどうですか」と言うので、朝、電話を入れると、「10時15分にオーケーです」とのこと。9時過ぎから出かけた。
 僕は1月1日以来のラウンド…、今月4回目だというケイチンとの対戦はちょっとハンディがあると言い訳がましいことを言いながら1番は、お互いにパーのスタートだ。
 2番、左ドッグレッグのパー5。セカンドを左のコーナーぎりぎりにショートカット気味に打って見に行くと、谷が切れ込んできていて、そこへ転がり込んだのか、ボールは見当たらずロストで8打!。7番もナイスショットのティショットが、セカンド地点に行ってみると池があって、そこへ入ったのか見当たらない。池ポチャならば1ペナルティなのだが、入ったところが確認されていないので、ロストボールとするしかない。ダボの6打! 
 コースのレイアウトを忘れているということもあるが、ショットの精度が甘いものだから、ちょっと右や左へぶれてしまう。知らないコースでは見えているところへ打てというのが鉄則なのに、そこよりもちょっと左へ打ったのでそれが左へキックしてOB…、狙いよりも少し右にずれたので池への傾斜に転がってしまったということなのだ。
 そんなこんなでアウトは「45」、「40」で上がったケイチンに5打の差をつけられてしまった。



 インは10・11・12番とパー、ボギー・ダボと来たケイチンとは2打差に縮まった。
 13番でボギーを打ち、ケイチンはパーだったので、3打差で迎えた14番。


← 14番336Yパー4.


 ケイチンのティショットはちょっと力んでフックし、左の木にカッーンと当たった。どちらの方向にキックしたのかは見えない。章くんのティショットは右のバンカーを越えて、フェアウエイの真ん中に転がった。
 行ってみると、ケイチンのボールはやっぱり見当たらない。「ボールのキックが見えなかったのだから、ロストボールやろ(笑)」と言うと、「いや、これは池しか考えられないので」と言って打つた第3打は、動揺したのかトップ気味でグリーン奥へ転がった。下りのグリーン面へのアプローチは難しく、コンと当てただけだったのに下のグリーンエッジまでいってしまって、そこから3パット。ケイチン、トリプルボギーだ。
 章くんは、フェアウエイ真ん中から100Yのセカンドをアプローチウエッジで打ってナイスオン。4mをワンパットで沈めてバーディ! ケイチンを逆転した。
 

 ところが17番189Yパー3。打ち下ろしなので5番アイアンでいいかなと打ったボールが、グリーンを大オーバー。あわや池は免れたものの、ウオーターハザードの赤線内でノーソールで打ったところ、グリーンエッジまでしか届かず、しかもそこから3パット。 またまたケイチンに逆転されてしまって、結局、45・40=85で1打負け…。
 「章さんも、もう少しラウンドして、コース感を養っておいて貰わないと…」と言われてしまった。


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